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ベス・チェルン・レンタック(Bès Chěrʉng Lěntak)


マレーシアのジャフー族に伝わる精霊。水木しげるの著書では「舌長」の名で紹介されている。ベス・チェルン・レンタックというのはジャフー語での呼び名であり、マレー語ではハントゥ・リダ・パンジャン(Hantu Lidah Panjang)と呼ぶ。

これは長い舌を持つ精霊である。
ある伝承では作物を守る役目を持つ精霊として伝わっており、泥棒が作物を盗むと舌が長くなってしまうが、許可を得ている者には危害を加えないという。
別の伝承では出産時にこの精霊が血を吸いにやってくるため、鉄を恐れるこの精霊を退けるために家の下にパラングを置くという。
さらに別の伝承では長い舌で人の足跡を舐めてから足跡の持ち主を食べてしまうという。
これらの精霊は長い舌を持っているから同一の名で呼ばれているだけで、上述の通りそれぞれの性質は全くの別物である。

参考文献

 水木しげる『世界の妖怪大図鑑』224頁
 水木しげる『世界妖怪大全 世界はゲゲゲ』120頁
 荒俣宏『水木しげる 日本の妖怪・世界の妖怪』71頁
 水木しげる/大泉実成『水木しげるの妖怪探険 マレーシア大冒険』49頁

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最終更新:2023年01月21日 15:50