サガィマタ(Sagaimata)
鹿児島県に伝わる妖怪。
樹上から脚を広げた股がぶら下がってきて、脚をぶらぶらとさせ、下を通った人間を股で挟んで樹上へと引っ張り上げて喰らうという。
親のいうことを聞かない子には「暗くなるとサガィマタが下がるから早く帰ってこい」「そんな悪い子はサガィマタのところにやってしまうぞ」と言って脅した。
参考文献
村上健司『がっかり妖怪大図鑑 情けなくてかわいいから、もっと好きになる!』81頁
朝里樹/闇の中のジェイ『日本怪異妖怪事典 九州・沖縄』292頁
黒史郎『ムー民俗奇譚 妖怪補遺々々』75頁
最終更新:2023年11月17日 16:43