ティーニータイニーウーマン(Teeny-Tiny Woman)


イギリスの民話に登場する女性であり名前から察するに背丈はとても小さいと思われる。
ちょっぴりけなおばさんと訳されるティーニータイニーウーマンはティーニータイニーヴィレッジという小さな村のティーニータイニーハウスという小さな家に住んでいる。

昔、ボンネットを被って散歩に出掛けた彼女が近所の教会の敷地に入ると墓の上に骨が乗っているのを見つけたので夕飯のスープを作るために骨をポケットに入れて持ち帰ることにした。
家に着くと少し疲れたので階段を上って骨をカップボードに収納してからベッドで仮眠したが、カップボードから聞こえてくる声ですぐさま目を覚ましてしまった。
その声は「おいらの骨を返しとくれ!(ギヴミーマイボーン!)」と訴えていた。
彼女は少し怖くなったので頭まで布団を被って眠りにつくと、再び同じ声が先ほどよりも大きく聞こえてきたのでさらに布団の中に隠れて眠った。
するとさらに大きな音量で先ほどの声が聞こえてきたので彼女は怖かったが布団から頭を出し、小さな声である彼女なりに「持ってけぇ〜!(テイキット!)」と精一杯に叫んだ。

参考文献

 河野一郎『イギリス民話集』8頁

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最終更新:2022年12月16日 11:35