オカムラッコ(Okamurakko)
おかむらっこ。
大正時代、青梅市にある多摩川沿いの船小屋付近に出るといわれていた女性の化け物。
「千ヶ瀬の渡し」と呼ばれる渡し船の渡し場があったが、そこは別名「恋瀬の渡し」と呼ばれていた。ある老人の話によると、彼が少年だった頃「恋瀬の渡し」の数百メートル上流に船小屋があったが、そこには遊びに行ってはいけないと親から厳しく言われた。そこには時々オカムラッコという女性の化け物が出て人間に襲いかかるからだという。オカムラッコは水死した女性の霊であるとする説もある。
参考文献
山口敏太郎『江戸武蔵野妖怪図鑑』44頁
最終更新:2023年05月18日 19:28