人食い狼(Hitokuiōkami)


昭和期の怪奇系児童書で紹介されたドイツの妖怪。
ドイツ語ならメンチェンフレセンデヴォルフ(Menschenfressende Wolf)となる。
ドイツの山奥には変身能力を持った人食い狼が棲んでおり美女に化けた状態で人々を油断させて近づいてはいきなり変身を解くことで恐ろしい本来の姿になって襲いかかってくるという。美女の姿で油断させたまま襲いかかったりせず敢えて変身を解くということはつまり美女の姿では鋭い爪や牙が無いので上手く襲いかかれないということだろうか。本来の姿は狼とは似ても似つかず、首と尻尾が長く、背中には鳥の翼を生やし、体は銀色の被毛に覆われている。

参考文献

 佐藤有文『世界妖怪図鑑 復刻版』57頁

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最終更新:2023年02月24日 22:38