ゴダーン(Godān)
昭和期の怪奇系児童書で紹介された超獣。
スウェーデンに現れる超獣ゴダーンは常に三匹組で行動する犬のような姿をしており体色はそれぞれ白色・赤色・黒色となっている。この三匹組は自然を司っているため白色の個体は雪、赤色の個体は火、黒色の個体は雨を自在に引き起こす能力を持つ。さらに強力な不死身の魔力まで持っているため人間はこの超獣に勝ち目が無いかのように思われるが、この超獣の姿が描かれた古い壺絵には人間の姿も一緒に描かれているので決して手がつけられないほど凶悪な存在というわけではないのかもしれない。
参考文献
一柳廣孝『知っておきたい世界の幽霊・妖怪・
都市伝説』201頁
佐藤有文『世界妖怪図鑑 復刻版』157頁
最終更新:2023年02月28日 23:36