ぼゞんぐわア(Bobonguwā)


ぼぼんぐわア。
様々な妖怪を性器っぽく描いた江戸時代の春画本『百慕々語(ひゃくぼぼがたり)』に登場する妖怪。
ボボというのは女陰のことである。この妖怪は顔面が女陰になった女性の姿をしており、武家の下男の前に現れて「口がうずく、頭からのむぞ」と脅した。
江戸時代にはモモンガやムササビの真似をして「ももんがあ」という言葉を叫んで子供を脅かしたといい、この「ぼゞんぐわア」もその言葉を元にして作られたと思われる。

参考文献

 鈴木堅弘『とんでも春画 妖怪・幽霊・けものたち』12頁

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最終更新:2023年03月08日 12:01