タオヤジ(Taoyaji)


インターネット上で語られた怪談に登場するもの。
漢字表記は不明だがおそらく田親父と書くと推測できる。

タオヤジは巨大な蛙の姿をしており、とある地方の山にある棚田の主とされるが、神のようなありがたい存在ではなくどちらかといえばモッケ(妖怪)であるという。
ある者が小さい頃にこれを目撃したという。山にある棚田の側で遊んでいたら、畦道でアオダイショウと思われる大きな蛇が何かに襲われていて、のたうち回りながら棚田に引き摺り込まれていた。観察すると蛇を襲っていたのは巨大な蛙であり、蛇を呑み込むと泥中へ去っていったので、思わず棒で泥中を探ったがそこにはもう何もいなかった。夕食時、このことを祖父に話したらそれはタオヤジと呼ばれるものであると詳細を教えて貰った。
これはその目撃者が知り合いにこの体験談を話し、それを聞いた知り合いがインターネット上に書き込んだ又聞きの話である。

参考文献

 朝里樹『続・日本現代怪異事典』223頁
 朝里樹『大迫力! 異界の都市伝説大百科』181頁

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最終更新:2024年06月05日 15:27