舞首


「舞頚」とも。

絵本百物語に登場する妖怪。

三人の男性の生首が合体した姿の妖怪。夜な夜な口から火を吐きながら海の上を低く飛んでいるという。

この妖怪は元々は三人(小三太・又重・悪五郎)の仲の悪い大男で、彼らは四六時中喧嘩をしていた。ある時三人はふとしたはずみで喧嘩の最中にお互いの首を切り落としてしまった。ところが生首になっても三人は喧嘩をやめなかったため、終いには妖怪になってしまったという。口から吐いている炎はその三人の憎しみの炎といわれる。

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最終更新:2005年04月06日 03:24