マムー(Mamu)
中央オーストラリアのアナング族に伝わる人喰い怪物。食べるのは人間の肉体だけではなく、負の感情や魂を蝕み食うこともある。
マムーは人間のような姿だが人間ではない。ある古老が若い頃に目撃したマムーは、耳は長く伸び、舌は垂れ下がり、目は真っ赤だった。とある8歳の少年はスター・ウォーズのポスター広告のヨーダを指差してマムーだと叫び、60代の女性は初めて会った白人や駱駝を見た時にマムーだと思って驚いた。人、犬、猫、カンガルー、鳥、火の玉、自動車など様々なものに変身して人間を欺く。人語を話さないが、人間や動物の声を真似ることはできる。さらに、人間の心を読んだり、夢に現れ心の中に入り込んで病気にしたり、デジタル機器の画面越しに人々に死をもたらす呪いを感染させることもできるという。
参考文献
奥野克巳/川口幸大/イリナ・グリゴレ/近藤宏/平野智佳子/福井栄二郎/藤原潤子/古川不可知/村津蘭『世界ぐるぐる怪異紀行 どうして”わからないもの”はこわいの?』109頁
最終更新:2024年12月14日 10:46