タテネン(Tatenen、Tatjenen、t3-tnn)
その名は『隆起した土地』を意味する。男性のミイラの姿で表される。彼は原初の神であり、混沌と創造の境に位置する。また、彼は冥界の神であり、冥界の中にあるものを創造したものとして、鉱物、金属、地下水、などの地下の宝物を司る。ほかにも植物や果物などを支配し収穫の祭儀の際、
レネヌテトと共に祈りがささげられる。
参考文献
ステファヌ・ロッシーニ、リュト・シュマン・アンテルム『図説
エジプトの神々事典』184頁
最終更新:2021年05月30日 14:38