高坂甚内(こうさかじんない)

江戸初期に、江戸を荒らした盗賊。
甲州透波(武田家に仕えた忍者)の出。

瘧(マラリア性熱病)に罹り慶長8年(1603)に捕らえられる。
浅草鳥越の刑場に引かれていく時、現在の甚内橋の上で、
「瘧にさえかからねば、むざむざ捕まらぬものを。おれが死んだら祀るがいい。瘧に苦しむ者があったら癒してやる」
と誓ったとされる。

こうして、瘧の神として長く庶民の信仰を集めるようになった。

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最終更新:2005年08月02日 10:53