スカイフィッシュ(Skyfish)
アメリカを中心に全世界で目撃されている、葉巻型または円筒形の胴体の両側にひれのある謎の飛行物体。
初めの頃はスカイフィッシュとよばれ、日本でもこの呼称が主流であるが、本国アメリカでは現在はロッド(杖)、ロズウェルロッド、フライングロッドの名が一般的となっている。「ロズウェルロッド」の名が、この生命体が宇宙人と関わりがあるとされたことから名づけられたのは言うまでもない。
ロサンゼルスの映像コーディネーター、ホセ・エスカミーラ氏がインターネットで呼びかけ、映像を集めた結果、アリゾナ、コロラド、カリフォルニアなど各地からスカイフィッシュの映像を納めた映像が送られてきた。
体長は数センチから2メートルほど、なかには30メートルもあるものもいる。形もさまざまで、本体の両側に羽の生えたもの、透明な皮膜を持つもの、皮膜等がまったく無く、槍のように猛スピードで飛ぶものの3つがあるという。色もさまざまで、白、黄色、赤みがかった茶色、茶褐色などがあるが、金属的な光沢は無い。
魚が水中を泳ぐ、または蛇が地を這うように飛行する。スピードは時速80キロから270キロ以上といわれる。また、水中でも観測されている。
スカイフィッシュは神出鬼没で、肉眼では捉えられないほどの猛スピードで空中を滑空し、痕跡も残さずにいなくなる。中には障害物を瞬時によけたり、群れを作って飛行する様子を捉えた映像もあるという。特定の出現場所というものも無い。また、人間を襲うこともあるという。
実際には単なる小さな虫の残像現象であるとされる。
参考文献
朝里樹『世界現代怪異事典』294頁
ASIOS『UMA事件クロニクル』260頁
最終更新:2023年10月26日 16:09