ハスター - Fantapedia～幻想大事典

クトゥルー神話

ハスター(Hastur)

ハストゥール、ハスタアとも。
プレアデス星団に程近い暗黒空間「黒きハリ湖」という所にいる正体不明の神格。
名の意味は「名状しがたきもの」。
　普段はビヤーキーという奉仕怪物の吹く低俗なフルートの音色に酔いしれ、「黄金の蜂蜜酒」というもので飢えと渇きを癒しているが一度召喚者が呼びかければたちどころに姿を現すとされている。その際に依り代となる肉体が必要らしく、ハスターに取りつかれた者はその名の通りの正体不明の肉の塊になって死んでしまう。運良く生きていたとしても肉体の変形は抑えられず、精神が崩壊してしまう。

非常にごく稀な例だが召喚すると四人の従者を従え、黄色い衣をまとった「黄衣のキング」と呼ばれる偉大な王の姿で現れる。