僵尸(Jiangshi, Goengsi)


キョンシーもしくはチャンシー。
中国の伝説では数多くいたといわれる動き回る死体。
が死に、がまだ残っている状態。
顔つき・体つきは生きた人間と変わる点が無く、20年以上前に死んだ者が生きていた頃そのままの姿で現れることもあったという。
その活動は夜間のみで、昼は棺の中にミイラのような姿となり収まっている。
昼間棺の中にいるキョンシーに火を点けると、奇声を発しつつ燃えるとされる。
映画などに出てくるキョンシーは道師によって使役されることもあり、その場合額に「勅令随身保命」と書かれた札を貼られている。札が取れると凶暴化し人間の生き血を求めて彷徨うようになってしまう。
また、ピョンピョンと跳ねて移動するのは死後硬直のためである。これは年をへると解消されるという。
 そんな訳なので、キョンシーさんは人間を見つけると、腕でもって相手の首をぶっ飛ばし、そこからあふれるのをとりゃっと飲む。

参考文献

 篠田耕一『幻想世界の住人たちIII 中国編』224頁

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最終更新:2023年10月26日 16:42