ツァトゥグァ(Tsathoggua)

ツァトゥガ、ゾタクァなどと表記される場合もある。
旧支配者の一員であり、「おぞましきもの」という名で呼ばれたりもする。
旧支配者としては珍しい、怠惰という二文字が似合うタイプで、生贄を受け取る際と召喚に応じる時以外は、ほぼ眠って過ごしている。
地球が誕生したばかりの頃、サイクラノーシュから飛来してきた。
巨大な胴回りに、蝙蝠のような毛と耳を持つ、眠たげな黒い蟇蛙のような姿をしているが、その姿形は環境によって変化する。
サイクラノーシュにはツァトゥグァの父方の叔父にあたるフジウルクォイグムンズハーがいる。
無形の落とし子という奉仕種族が信奉している。
氷河期以前にはヒューペルボリアヴーアミタドレス山の地下に棲んでいて、現在は
オクラホマ州の地下にあるという暗黒世界ン・カイに棲みついている。
空腹の時以外は比較的無害で、生贄さえ差し出せば相応の対価を用意したりしてくれる、ある意味友好的な存在。
事実、ヒューペルボリアにいたとされる魔術師エイボンは、ツァトゥグァの信奉者だったが、自らの身に危機が迫った際、
ツァトゥグァのもたらした知識によって難を逃れた。
しかし逆に空腹時には大変危険で、不用意に遭遇しようものなら食糧として貪られることを確約できるだろう。

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最終更新:2005年10月29日 23:45