高野聖

(1)平安時代末期に誕生した。高野山こそ諸仏の浄土であるとし、民間への布教活動を行った僧侶達の総称であり、特定の寺院に住まず、正統な仏教を修めず、特定の信仰を持つ集団に属し、諸国渡り歩いたとされる。
浄土信仰を広めたのも彼等であるとされ、空海の超人的な伝説も彼等により全国へと伝わったともされる。
【高野聖であるとされる人物】
  • 西行法師:後鳥羽院の北面の武士であったが、後に出家し歌人としても有名。
  • 重源:平重衡の兵火で炎上した東大寺の大仏再建に奔走した人物。

参考

ナツメ社 図解雑学『仏教』

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最終更新:2006年10月13日 14:52