しょんべん風呂事件。人々はこの凄惨な出来事をこう呼称していた。
事件は20XX年冬、スキー旅行に赴いている最中に発生した。
初日、スキーを終え意気揚々と宿の大浴場へと向かう韮ん魚と談弾。
一歩脱衣場に足を踏み入れるとただよう異臭、床にあふれかえる泡とぬるま湯。
雪国の引き戸を開けるとそこは地獄だった。
見渡す限りの人の肌、やはりただよう異臭、常に足首まで液体に浸る床。
極めつけは、風呂場の黄色いお湯。奥へ分け入れば分け入るほど濃くなっている気がする。
人生一最悪の風呂だったと後に語る二人は、風呂の効能で全身のにおいを訴えていた。
数時間後、地獄絵図に怯えながら事件現場に訪れるも、余韻は残るもののかなり改善された風呂場を利用した我々は衝撃の真実にたどり着く。
通称しょんべん風呂。しかしその風呂の本当の名は「げろの湯」であった。
最終更新:2026年03月24日 11:51