人材は、興隆期にだけ現われるのではない。衰退期にも現われる。 しかもその人材の質は、興隆期には優れ衰退期には劣るわけではないのだ。 興隆期と衰退期の人材面での唯一のちがいは、興隆期には活用されたのに 衰退期に入ると活用されない、ということだけである。 ゆえに亡国の悲劇とは、活用されずに死ぬしかなかった多くの人材の悲劇、 と言ってもよいと思う。(上)
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