貴志祐介「鍵のかかった部屋」(2008)

評価

★★★☆

ひとこと

「密室」に拘った4作。
第二作「狐火の家」同様に4作目以外は
一定レベルに達しているとは思うが、驚きが小粒になっていっている気がするが、
どれも容疑者がハッキリしていたり、倒叙だったりしてHow do itに絞られている分、
驚きが少ないのがやや残念。



分類


目次

  1. 佇む男(2008)
  2. 鍵のかかった部屋(2011)
  3. 歪んだ箱(2010)
  4. 密室劇場(2011)


ネタバラシ作品(この本より先に読め!作品)


ネタバラサレ作品(この本より先に読むな!作品)



気になる表現

あまりにも論理一辺倒の思考には弱点もあるんです(中略)
いったん犯人が発送した地点んに立つことができれば、
後から思考の筋道を辿っていくことも容易だということです。(中略)
理科系の発送の特徴は、シンプルさを好むということです。(p165)


メモ

  1. 別荘で遺言書とほぼ同じ内容の遺書を残して死んだ社長。白い幕はなぜ必要だったのか。★★
  2. 引きこもりの男が自宅の2階で練炭自殺を図った模様。目張りした密室はどうやって作られたか。★★
  3. 手抜き工事で新居が傾いたことに腹を立てた男が、現場で社長を殺害。どのようにして密室をつくりあげたか?★★
  4. 劇団「土性骨」のその後の話。★


参考文献


主人公(or探偵役)

  • 弁護士 青砥純子
  • 防犯コンサルタント 榎本怪

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2012年06月03日 15:59