月の世界



【区分定義:マテリアル(制御クラス:Self)】

月の世界はマテリアルの一つであり、神々専用の娯楽施設とされる。
星や街灯に照らされている常闇の街。
遊郭のような役割が大きく、宴会の場として使われることも多い。
建物は和風と中華風を足して割った雰囲気で、巨大な吉原のようである。
気候は薄っすら肌寒く、雨はあまり降らない。
月の世界には死の観念と貨幣の観念が存在しない。
労働者同士は貨幣の代わりに労働時間を賭けて、取引をしたり賭博に興じたりする。
魔力出力上限がマテリアルの中でも特に高い。
一定水準の魔力耐性がない場合、月読からの干渉を非常に受けやすくなるため、長居すると危険である。

用語


▽【月の住民・月の民】

月の世界で生まれた存在や月の世界で暮らしている者のこと。
月読が存在し続ける限りは不死の存在だが、月読の気まぐれ次第では消されることもあり、存在や思考を月読が操作することが出来る。

▽【月兎・月のウサギ】

月の住民の大半を占める種族。
月の世界の主な労働力であり、月読により産み出された眷属。
首と胴体が離れても死ぬことはなく、倫理や道徳の類は持ち合わせておらず、自己保存本能も気薄。
役付のように性格や嗜癖が設定されているため、言動のバリエーションは豊富。
他者に奉仕することを誇りとしており、使われないことを嫌う。
一部例外を除いて月読の気まぐれで定期的に存在をリセットされる。
心臓の位置からは、時計の秒針の音がする。
殺されても花弁になるだけで死体は残らず、別の場所で肉体が再生して目を覚ます。

▽【地上の民】

ごくまれに夢という形で繋がり、迷い込むことがある。
大半の月の民から忌み嫌われている存在だが、危害を加えることはコウトから禁止されている。

▽【月読

月の世界の最高権力者あり、月そのもの。
自身の権能の半分をコウトに譲渡したため、月の世界から出ることが出来ない。

▽【月の賢者・コウト

月読に愛された憐れな地上生まれの青年。
魂が月読の権能と融合したことで月読と同一の能力を与えられている。

権力者 存在名 主な属性 死の有無 操作可能性
---- ---- --------- ---- ---------
統治者 月読 絶対支配・空間拘束 不可
準統治者 コウト 地上由来・同等能力 一部自律/共鳴的
---- ---- --------- ---- ---------
最終更新:2025年09月22日 10:15