Mrs.アバンチュールとお菓子な森
【区分定義:マテリアル(制御クラス:Self)】
箱庭の一つであり、恋多き魔女
アバンチュールが一世一代の大失恋の際に、思いつきで作ってしまった世界。
全てがお菓子で構成されており、食べ物は勿論、家具も壁も建物も住人さえも全てが食べられる。
現住人の大半を占めるのは、ガトーという動いて喋って生活をする人型のお菓子である。
他にも、フェーと呼ばれる種族や、まれに外部の世界からやって来るエトランジェと呼ばれる存在やグルマンと呼ばれる危険な存在もいる。
また、お菓子のスペシャリストであるパティスリと呼ばれる菓子職人たちが存在する。
この箱庭において、パティスリは料理人であり、ガトーたちの怪我を治す医者、そしてお菓子の家具や家を作る大工のような役割も兼ねた重要な存在である。
用語
▽【ガトー(お菓子な住人)】
アバンチュールにより産み出された種族。
この世界の八割を占めている。
性別は無性別であるが、出で立ちは所謂少女趣味な傾向がある。
外見は人間と変わらないものの、肌を舐めればキャンディーのように甘ったるく、頭部を切り開いてみれば中身はケーキなどのお菓子で構成されている。
全体的に学習能力が低く、極めて能天気。
存在の核であるシュガーポット〈=心臓〉が壊れない限り、不死身である。
例えば、腕が切り落とされても足が無くなってもパティスリが修復して結合すれば元通りになる。
痛みを感じないわけではないが痛感が鈍く、身体も脆いため、腕が外れたり等は日常茶飯事。
▽【フェー(妖精)】
アバンチュールにより産み出された種族。
通称、妖精さん。
頭身が低く、非常に小柄で身長は10㎝程だが、長寿で数百年単位で生きる種族。
身体に生殖器はないが、文化として男性・女性・中性という性別の観念は存在する。
繁栄方法は、この世界で唯一食べることが出来ない花畑の花から生まれる。
手先が器用で不思議な力を持っており、フェーの殆どはパティスリになっている。
▽【パティスリ(菓子職人)】
パティスリの多くはフェーであり、それぞれの得意分野によってショコラティエやコンフィズールなどの細かい名称もある。
この世界において、パティスリは料理人であり、ガトーたちの怪我を治す医者、そしてお菓子の家具や家を作る大工のような役割も兼ねているため、仕事内容はとても幅広い。
▽【グルマン(犯罪者候補)】
この世界の現住人は、本来なら森にある木から採れるお菓子の実のような、食事と分類される物以外を食べることはないが、ごくまれに壁や家具、他のガトーまでも食べてしまう食い意地の張ったガトー(まれにフェー)が存在し、その者たちの通称である。
食人鬼や犯罪者候補として扱われる。
グルマンになる原因は分かっておらず、先天的か後天的かは不明とされている。
▽【エトランジェ(余所者)】
ごくまれに
アバンチュールの思いつきで連れてこられる外の世界の住人の通称。
そのまま住み着いたり、いつの間にか自分の世界に帰っていたりする。
大半のガトーやフェーはエトランジェを無条件に歓迎する。
この箱庭を創造した人物であり、フェーやガトーからは神様のように崇められている。
最終更新:2025年09月22日 10:27