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4話

薩摩に仔細不明の一軍があると聞く
豊臣のいかなる侵略をも阻み続けているとか

半兵衛「すべては時間の問題だ、君が専守防衛の構えを解いて、僕たちと力を合わせてくれることになったからにはね

何をそんなに急いておる
先だって川中島に奇襲をかけたと思えば、撤退した伊達を追って奥州へと赴き、軍師片倉小十郎を捕らえたのだとか
長く潜伏しておった割に…

半兵衛「機が熟しつつあるという事だよ
毛利軍は賢明だった、織田が滅ぶまで静観し、密かに精鋭を鍛えることに力を注いできた、僕たち豊臣の次にね」


5話

長曾我部の要塞、富嶽…
あれは良いものよ

6話

そのままこちらへ参るがよい、長曾我部よ

赤川「も、毛利様、富嶽を引き寄せるためとはいえ、これでは我が軍の被害が…」

すべては策の内よ、捨て時を誤らば、駒の持ち腐れとなろう
我が同盟を拒んでおれば、豊臣が長曾我部へ近付いたであろうことは自明…
いずれかと結託し、いずれかを捻じ伏せ、九州制圧の為の地固めを成すが豊臣の…竹中半兵衛の目論見
我はそれを利用せんとしておるまで

四半時遅い、計算よりも多くの船を沈められたわ

半兵衛「富嶽をこれだけ引き付けてくれれば十分だ
長曾我部の骨は豊臣が断とう、君たちに肉を切らせた分は、安芸の確かな安寧で報いさせてもらうよ」

…赤川、船を全て下がらせよ

半兵衛「やはり陸を行くことも出来るようだ
元親君があの要塞を明け渡してくれれば、相当な戦力になる」

それはあり得ぬことであろう

半兵衛「彼らの気風なら分かってるよ|


半兵衛「うっ…ゴホッゴホッ!」

いかがしたのだ

半兵衛「いや、ちょっと驚いただけだよ
この戦場に居るはずの無い一軍が紛れ込んだようだ」

甲斐の武田…あれしきの数で何をしに参ったか

8話

我が望むは安芸の安寧…他国がどうなろうと、知ったことではない
容易く他者を信じれば、即寝首を掻かれよう

9話

赤川「それにしても、長曾我部方の技術力には、目を見張るものがございます
この富嶽、文字通りその集大成…」

いつまでも富嶽などと呼ぶでないわ
この要塞はすでに我が毛利のものぞ

赤川「はっ…では、何と?」

決まっておるであろう、これは毛利の要塞だと言った

赤川「はっ…日輪…で、ございますか?」

他に何があると申すのだ

赤川「はっ、失礼を致しました!」

作業をもっと急がせよ、予定通り終わらせるのだ
寝る間など与える必要は無い

赤川「はっ」

我はしばらく安芸を離れる

赤川「はっ、留守はこの赤川が、お預かりいたしますれば」

…これも豊臣を欺くための策
すべて我の計算通り

水軍の配備はどうか!

兵士「はっ!我が本体と同じ頃合に、薩摩湾岸へ到着するものと」

薩摩にうごめく一党…所詮は寄せ集めに過ぎぬ
束ねるのが誰であれ、我が策に拝伏いたすは自明…
容易き戦よ

10話

所詮相手は雑魚の群れ、苦にもつかぬ弱兵ばかり…
討ち払え、日輪の子らよ!

馬鹿の一つ覚えの伏兵戦術を逆手にとれば易いと見たが…
寄せ集めの軍にしてはよくやる
程なくこの地へは、九州北端より豊臣の別働隊が差し向けられよう
我を薩摩ごと葬り去れとの命を佩びてな
ゆけ、捨て駒どもよ
そなたらの死の先に、我の勝利あり

今が機である!要塞日輪、進撃せよ!
いざ、昇陽の時を迎えようぞ!

11話

豊臣…第六天魔王の没するのを待ち、織田に代わって天下を狙う…
さしずめ死肉をあさる獣よ

赤川「おめでとうございます、毛利様
ほどなく日ノ本全土が安芸の国となりましょう
今はまず、この要塞日輪を大阪へ向けて前進させるのみ…
ここは、一献…」

………………

赤川「うおぉ!?」

駒A「あ、赤川殿!?」
駒B「も、毛利様、何をなさるのです!?」
駒C「ご乱心召されたか!?」

ではその酒、貴様喫してみよ

駒C「はぁ…

うおぉぉぉおおおぉぉ!?」

赤川元保…貴様が豊臣の間者であったこと、元より我の計算通り…
我を謀殺致すこの機を得るため、結果、我の為によく働いてくれた
竹中半兵衛よ、貴様の捨て駒には重宝したわ

主砲、天陽の鎚を起動させよ!

兵士「はっ!」

豊臣よ、思い知るがよい

幸村「あれは、長曾我部の富嶽?いや、違う…」

放て!


これぞ、我が抜かり無き策
例え富嶽を腕一本で沈めた豊臣秀吉であろうと、この日輪が誇る主砲、天陽の鎚を阻むことはできぬ
何人とて指一本触れられぬものの前に、力など無意味
日輪の威光、その加護を受けしもの、それ即ち、我が天下人たる必然なり!

9話次回予告

すべて我の計算通り…
日ノ本の津々浦々に散らばりし我が捨て駒どもよ
日輪の申し子たる我の知略、次回もしかとその目で見るがよい

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最終更新:2010年09月23日 18:23