ニックスにて巻き起こった
神の火を巡る争い
公的な文書には『神の火を奪った怪物は死亡した』とだけ記されている
しかし、これは正確では無い、助長故報告では省いたが
これから記すのはニックスの神の火奪還の真実の記録である
まずこの手記を記す私の自己紹介から始めよう
私の名は
モスマン、今回故合って神の火奪還作戦の部隊に同行した
神の火を奪った賊が居た場所は機密故、話せないが
謎の訳の分からない機械が大量に配置されていた事を書いて置こう
そして多くの魔物の亡骸と兵士達の遺体、奥の部屋に私達は辿り着いた
その部屋に居たのは大勢の兵士達の遺体
そしてその上に腰を下ろす怪物、すっとぼけた顔の良く分からない動物の継ぎはぎの様なモンスターだった
絵を描いたが私の画力等たがかしれている
もっとごちゃごちゃ色々な器官が有ったが省略する
問題はこいつの言動だった
「ふふふ、きたようだね、このざこどもよりはましなあいてかな?」
はっきりと人間の言葉を喋った、不愉快な
人を馬鹿にしたような言動で本当に腹が立った
話も聞き流していたから良く分からなかったが、神の火を使って世界征服をするつもりらしい
世界が一握りの人間の手で左右されるのは非常に不愉快な事だったので
我々はこの怪物『ふんたー』と戦う事になった
挿絵ではすっとぼけた顔で拍子抜けするかもしれないが
体の大きさは凄まじかった、大体馬車の二倍程度の大きさだった
その巨体が部隊の一人に突撃し彼は吹っ飛ばされた
前足で前列を薙ぎ払い部隊の皆は吹っ飛ばされた
だがそれだけだった、吹っ飛ばされた彼等は致命傷にはならず唯転ばされただけだった
『ふんたー』も面食らっていた、何故?と喚いていた
挿絵では省いたが実はこの時『ふんたー』は傷だらけだった
『ふんたー』が雑魚と吐き捨てたニックスの騎士達、彼等が死の間際までこの『ふんたー』に負わせた傷
それが『ふんたー』を弱らせた、『ふんたー』が全快だったのならば我々の命は無かっただろう
事実、その部屋の破壊の跡は凄まじかった、この『ふんたー』はその大口に恥じない強さを持って居た、と推測される
だが悲しいかな、雑魚と侮っていた騎士達の猛攻は『ふんたー』を蝕み本来の力を発揮出来なかった
『ふんたー』は何故騎士達の攻撃を受けたのか、単純に騎士達を軽んじていたのか痛みに鈍感だったのか、それは分からない
ともあれこの怪物は抹殺され、『神の火』も無事に元の鞘に収まった
しかし今回はゾッとしたニックスの騎士達がもしも臆病者だったのならば私はここに立ってはいなかった
そもそも『神の火』を取り戻せず『ふんたー』の世界征服計画で多くの人々、いや世界全体が滅茶苦茶になっていただろう
誇り高き騎士達のお陰で世界の平和は保たれた、の戦いで名誉の戦死を遂げたニックスの誇り高き騎士達に哀悼の意を示しこの記事を〆ようと思う
アルカエアTimes:コラム『神の火を巡る戦いの真実の記録』より抜粋
最終更新:2016年04月29日 15:55