【ジャポネ共和国】
現地の民が「ヒノモト」と呼ぶ、大陸東端に位置する島国。
建国は1500年近くも昔のことで、おそらく大陸に現存するどの国家よりも歴史が深い。
狭い国土のほとんどが森林と山岳に覆われており、この国に住む人々にとっての主食である米を生産するには不向きな土地が殆ど。
人々はわずかな山間部の盆地や一部の平野に独自の街を築き生活していることが主である。
建国以後千数百年間に渡り、時として激しく荒れる海に囲まれた地形は外界との接触を制限し、ジャポネ独自の文化を花開かせるに至った。
スシ等といった今日大陸で親しまれているジャポネ文化はこの閉鎖されていた期間に醸成されたものであるとされる。
だが真に特筆すべきはジャポネに暮らす人々の「気性」であろう。
ジャポネに暮らす人々は、「富を奪い合う」という大陸では日常的である行為と長らく無縁だったのである。
その理由は「豊かな自然に囲まれ、争わずとも生きていける環境だったから」とも言われているが、その実「ハクライ」と呼ばれた者たちが深くかかわっている。
彼らは、かつて未開の地だったジャポネに海から現れ、農耕や製鉄と言った技術を伝来させたというハクライの民であった。
ハクライ達は自分たちが住まう場所を提供してもらう代わりに古代のジャポネの人々を急激に文明化させ、その生活を安定させたという。
その持ちつ持たれつの関係が生み出す平和は800年以上にもわたり維持されることとなる。
そんな平和に変化が訪れたのは700年程前だ。
大陸人によってかの島国が発見されたのである。大陸人にとって、ジャポネは宝の山だった。見たこともない食べ物、見たこともない衣服、見たこともない工芸品などなど……。
当初彼らはジャポネと大陸を行き来して商売を行っていたが、そのうち「ジャポネの特産品の安定した入荷」のためにジャポネに住む者達が現れるようになる。
無論、争うことを知らぬジャポネの人々は彼らをハクライの民と同様に手厚くもてなした。しかし大陸人が彼らにもたらしたのは「強欲」だったのである。
大陸から来た人々は語る。
「何故目の前に手に入る富があるのに手を伸ばさないのか」
「富があればもっと素晴らしい生活ができるのになぜ気付かない」
「自らが持ちえない物を持っている誰かをなぜ羨まない」
「自らが持たぬ物を何故欲さないのか」
と。
以後200余年にもわたってジャポネに怨嗟の声に包む乱世が幕を開けたのである。
血で血を洗う乱世にやっとその出口が見え始めたのは約500年前のことだ。
現ジャポネの首都であるエディオに一人の英雄がその生を受けたのである。
彼女の名は「ミカド」。かつてジャポネに多くの恵みをもたらしたハクライの血を引くある一族の長女だ。
彼女は幼い頃から「天下泰平」(実際は彼女の一族が掲げる悲願である武力による天下統一のための大義名分であったが)を成すため、勉学のために大陸へと渡った。
そこで一体どのような出来事があったのかは定かではないが、数年の後にジャポネに戻ってきた彼女の額には神々しい「証」が刻まれていたという。
ジャポネに戻った彼女は類稀なる軍事・政治の才と「証」がもたらす超常の力によって、ついに「天下泰平」を成すこととなる。
しかし英雄の栄光はここまでだった。
天下統一を成し、フルゴル教を頼り大陸とも良好な関係を結んだのも束の間、統一を祝う「桜の宴」で「ミカド」が暗殺されるという事件が起きてしまう。
その暗殺者も「ミカド」を討った後自ら命を絶ち、身元や背後関係を匂わす物をまったく残さなかったことから様々な憶測が飛びかい、
変わったところでは「ジャポネの富を吸い上げたい大陸側の派遣した暗殺者である」とか
「
聖騎士たちを始末したかった教会側による犯行」という説も飛び出している。
その後指導者を失ったジャポネは
スペロ帝国および教会によって派遣された者達によって国号を「ヒノモト皇国」から
「ジャポネ共和国」へ変更され「信託統治」されることとなったのである。
【ジャポネ共和国内の設定】
【エディオ】
ジャポネの首都的存在の街。大きな川が街を分断しており、500m程の感覚で赤い漆塗りの橋が掛かっている。
橋の隣には必ず、1本の枝垂柳の木が生えておりゴースト種が出た出ないで何かしら騒動が起こる。
【悠久の古都 キヨト】
天下泰平及び大陸からの信託統治以前の都であるジャポネの都市。
建国以来からの長い歴史があり、特徴的な碁盤の目状の路地が縦横に走り、古ジャポネ式の建築が今なお数多く残っている。
古くよりかつての皇族及び彼らと取引を行うハクライの民が住まっていた地であり、その両者の血を受け継ぐミカドの出身地でもある。
現在は比較的大きな一地方都市の枠に収まっているが、その独特な建築や春の桜、秋の紅葉に魅せられる大陸からの観光客も少なくはない。
【武の本山 オーイェ山】
古都キヨト近辺にある、1500年以上前から悪鬼たちの住処であることで有名な山。
頂上付近は悪鬼たちの領域となっており、彼らの建築である赤塗りの建造物を麓からでも見ることが可能。
秋は紅葉の名所として有名であり、キヨトの妖鬼達とは1500年以上もの間対立しつつも共存している。
彼らの元締たる強大な悪鬼は「ドウジ」と呼ばれており、代々建造物と内部で繋がった洞窟で生活している。
中腹などにはオウグル族も根付いているが、悪鬼たちとは明確に敵対関係にある模様。
【廃寺院】
ジャポネ各地に同じようなものが存在するダンジョン…というかありがちなもの
かつてジャポネにおいて信仰されていた「穏和」を心情とするとある小神の寺院だったが、血で血を洗う戦乱の際に多くの人達から信仰が捨て去られて放棄されてしまい今ではその神像の形くらいしか伝わっていない
この寺院はかなり頑丈に設計されており、手入れすれば数百年も普通にもつものだったので、悪鬼や魔族、はぐれ魔術師の住処にされて今の今まで普通に残っているのだ
そしてその結果番犬がわりの魔物がいたり、魔術の工房になったり、罠があったり宝物が隠されてたりと色々な状態になっている
【ジャポネスクイッド】
ジャポネ海に生息する巨大なイカ、墨によるステータス隠蔽能力を持つ
【イネ】
ジャポネに生えている植物、コメに加工出来る
【コメ】
イネを精米した物、炊き上がると物凄く上手い、ゴキカブリさんの大好物
【ダイズ】
大豆、ジャポネの食品に欠かせない素材、醤油や味噌の材料になる他、様々な用途に使える
【ノリ】
海の底にある海藻
ジャポネでは代表的な食べ物である【オニギリ】の材料になる
【オニギリ】
[コメ+ノリ]
コメをノリで包んだもの、あいだに素材を挟むことで更なるバリエーションを産む
【逆さ杉】
普通の木とは逆に根が地面の上で葉が地面の下になっているジャポネ原産の杉
葉が根の役割を果たし、根が葉の役割を果たしている奇妙な特性を持って居る
更に妙に適応力が高く、ジャポネでの土砂災害で海に放り出された逆さ杉が海を渡り海岸で自生し始めたり
湖に浮かんだ状態で問題無く育ち、大量の逆さ杉がぷかぷか浮いている湖等珍しい光景が広がる場合も有る
根が生えていると言う見た目が刺々しいが素材自体は普通の杉とは大差無く、割と簡単に採取出来る
【ゴキタイマグロ】
ジャポネ海で獲れる大型な赤身魚。
食べると期待の感情が湧いてくる。
【ブシカツオ】
鰭、鱗、骨、全てが鋭利。
ジャポネの伝統鍛冶師が造る刀に似ている。
身は干してご飯にかけると美味しい。
フワフワ踊る
【ハンバーグスシ】【アボガドスシ】【豚カルビスシ】
ジャポネにおける伝統料理。最近生の魚をシャリに上に乗せる謎のスシも生まれたらしいが
邪道である。すぐに収束するに違いない。
【キャエール】
潮を噴く際の音が「ニャーーーーー」っと聞こえるホエール種。
ジャポネ沖に生息しているため、皮と髭はジャポネの弦楽器に使われる。
また、髭はとても優れた素材になる為、近年大陸にも入ってきた。
使用で音楽
スキル+5
【マッツォ鉱山】
ジャポネにある鉱山跡地。
マッチョメン達が働くからついた名ではない。
今は跡地だが、全盛期には街が栄えていた。
しかし、その鉱山の奥に有害な毒を発する場所があり、多くのマッチョメン、街の住人を死に至らしめた。
現在は廃墟群で、毒霧が街を覆う。
【金閣寺】
100%金で構成された恐るべき建物。生産する場合金×30。
ジャポネが黄金の国と言われる所以でもある。
実際はここにジャポネ中の金を集約した見栄っ張りの建物であり、
国中に金が溢れてるわけではない。
【鬼衣染】
海に生息する4m程まで成長する巨大なワーム。
甲殻は背は黒地、腹は白地でどちらにも光沢があり、光を反射しとてもカラフル。
カラフルだが、幻想的なのはそこだけで、顔部分、節足、捕食、サイズ、姿を表した時の衝撃は最早、「怪獣」である。
基本海底の砂や岩場に潜むが、分布は広く、防波堤等の浅瀬にも小型のものがいる。
海底の土に長い体を隠して5本の触角に外部の刺激が届くのを辛抱強く待ち、獲物を感知すると攻撃する。鋭い歯を持ち、獲物が半分に切断されることがある程の速度で攻撃することが知られている。獲物を狙って狩りをするが、雑食性。
由来は鬼のような顔付きと、すり潰し、濾すと染料になることから、ジャポネで広まり、大陸まで浸透した。
体は伸縮自在で、自分より大きく幅の広い魚も丸呑みにしてしまう。
消化が済むまでは絶えず、ジッと身を潜めている。
甲殻を外した内膜は頑丈で柔らかく、防具の素材にも適している。
大抵は知った者が毛嫌いするため、素材を使用していることを伏せている。
1匹から取れる甲殻は、龍種の鱗×3程度だが、内膜となると、1m個体でも大人2人分にはなる程の伸縮性。
ただし、全身タイツよりも身体にフィットする為、そのままを使用すると脱ぐのが大変。
(元ネタ:オニイソメ)
【首領兵衛伝説】
【うどん】
素材:小麦粉+水(概念)
効果:ジャポネで人気の料理。お手軽に作れるしだいたいのものに合う
【焼きうどん】
素材:うどん+火打石+お好みの素材
効果:うどんを程よく焼いたもの
【首領兵衛】
うどんの始祖と言われる、謎の人物。
【羅王】
ディセプティオの武将、前戦争の際にジャポネに中華麺による侵略を行ったが、首領兵衛のうどんの軍勢に敗れる
【紅狐&翠狸】
首領兵衛に仕える、二頭の神獣。もふもふ。
【カルボナーラ&ペスカトーレ&ペペロンチーノ&アラビアータ】
第三勢力、スパゲティア軍の四天王。
【漆豚】
かつて首領兵衛に仕えていた神獣
しかしその余りにも癖の強い力によって制御しきれず、大陸の何処かに封印されている
体からとてもスパイシーな匂いを発している
最終更新:2018年01月29日 14:59