【世界の終わり】

「ロストロ君、君に頼まれた物が出来たよ」
「で、出来ましたか!!魔術師王!!」
「うん・・・出来たのは良いんだけどさ・・・起きないんだよ」
「は?」

【世界の終わり】

エルヴァ法国の魔法学府ラテス講師ロストロ・クロウリアは焦りからか魔の属性魔法の始祖にホムンクルスの作成を依頼した
悪名高きエルヴァQ型、そしてA型である

そのA型の前に立つロストロと魔の属性魔法の始祖
A型は横たわり顔が布で隠されさながら死人の様である

「・・・・・これがA型、ですか?」
「あぁ、君の御要望通り、あらゆる時代に置いて最先端を行き続けるAll-timeStrongestだ
私自身ノリに乗ってな色々とやったんだ、時間を封入したりして過去、現在、未来に生まれるであろう人間の
全ての才能と人格を試算して再現する事が可能、更に自己改造を行い無限に成長し続ける」
「・・・・・何故布を?」
「顔が気持ち悪いんだ、無限に等しい人格が顔に現れては消えるから一人顔面ツイスター状態だ」
「・・・・・・・魔術師王、如何に優れたホムンクルスでも目覚めなければ意味が無いでは有りませんか!!」
「あー、流石に詰め込み過ぎたからか処理に時間がかかるんだ、処理が終われば起きるだろう」
「処理・・・その処理とやらは何時終わるのですか?」
「・・・・・さぁ?一万年弱はかかるんじゃないか?」
「ジョークか何かですか!?」
「まぁ落ち着けよ、話はここから、コイツ単独では一万年かかる処理だが色んなホムンクルス達の脳と繋げればもっと処理は早まるだろう
もう私はホムンクルスは作りたくないから後はお前で調整しろよ」
「はぁ・・・ホムンクルスは作りたく無いとは?」
「A型作るのにうんざりする位の時間と手間をかけたから飽きちゃった」
「・・・・・ではこのA型は持ち帰ります」
「んー戦争も大変だろうけど気を付けてなー」

画してA型はロストロの工房に持ち込まれたが、ロストロの死によってA型は放置された
発見されたA型を処分しようとした属性魔法の始祖達だったが破壊が出来なかった

現在、何処かに厳重に封印されているが一万年後封印を破って来るだろうと言うのは想像に難くない
恐らく世界はその日、終わるのだろう



ホムンクルス・エルヴァA型】
エルヴァ法国が魔の属性魔法の始祖に委託して作ったホムンクルス
全てのホムンクルスは愚か人類すら凌駕するスペックを持っている
だが現在眠っており、何処かに封印されている
スペックの高さはあらゆる手段で破壊所かかすり傷すら与えられない事から実証済み

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最終更新:2018年12月31日 23:23