奴隷解放軍を名乗る者によって起こされた殺人事件。
グリル帝国でとある
商人が殺害され、商人の所有していた
奴隷が全て姿を消していたと言う内容。
当初は奴隷が主人を殺害、逃亡したと思われていた。
しかし調査の結果、『
奴隷解放軍』と名乗る者の書いたメモが現場に残されている事が判明。
そのメモには『奴隷所有者は奴隷に対して劣悪な待遇を課し、また虐待によって2名を死なせた事による報復である』と書かれていたとの事。
だが憲兵団の調査では奴隷の死因は当時流行していた
致死の可能性もある感染症によるものであり、奴隷所有者は治癒を試みていた記録が残されている。
待遇そのものについてもごく一般的なもので過度な酷使はされていなかったとも。
この
奴隷解放軍を名乗る犯人は未だに発見されていないが、憲兵団はこの事件を受けて該当組織への警戒を強める事となる。
余談だが事件後、奴隷を所有する者の間で
傭兵が雇われる事が多くなったようだ。
関連
最終更新:2025年07月11日 10:20