鞘から抜き放てば蒼白い輝きを帯びた刀身に雷が舞い、振り抜いた軌跡には稲妻が迸る。
その刃が一閃すれば、貫いた相手の肉体は瞬時に黒焦げとなり塵に還すという。
この剣の素材は、とある荒地に住んでいた
ダークエルフの集落にて祀られていた雷雨を司る神獣の角。
人族の未来を築く為に各地を旅していたオードリーが偶然にも集落を見つけ、彼らに亜人としての在り方を説いた際に自分の物とした。
住民達は「雨の少ないこの地で水を得る儀式に必要な宝だからやめてくれ」と懇願。
しかしこんな上等な魔法素材となる貴重品を亜人が所持している事が不相応と判断したオードリーはその懇願を一蹴、怒りを露わにした彼等と戦闘となってしまう。
所詮亜人には人族の正しい価値観は通じないのかと説得を諦め、結局その集落の大半の住民を切り伏せる事に。
人道として仕方がなかったとはいえ、遺されたた女子供は責任を持って
正しき隣人の会が管轄する牧場へ連行し面倒を見る事とした。
そして隣人の会本部へと持ち帰られた神獣の角は一流の
鍛冶師の手により、誇り高き勇者候補の愛剣へと生まれ変わる事となる。
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最終更新:2026年03月19日 11:51