マリー・シルバー

ロゼルス国在住。
ゲイル派教会の孤児院に務めるシスター。
年齢は十八歳、長い銀髪と碧眼を持った細身の女性である。
孤児であったが、赤ん坊の頃から周囲にエンジェルエッグが浮かぶ程の高い神聖魔術の素養を持っていたようだ。

教会で暮らす中で自身の生い立ちから『世界には笑顔になれる人の数が決まっている』という真理に至る。
そしてその人の数に魔物と同格である亜人が入り込んでいるという不条理を正すべく、正しき隣人の会へと入会した。
同じく隣人の会に所属するヴィンセントやオードリーとも親交が深く、彼らを兄の様に慕っている。

ちなみに亜人は教会で飼っている鶏と同様、人間に管理されていれば良いとする穏健派。
亜人が人と同じ言葉を発して意見を言う等の間違いを防ぐ為、神聖魔術によって声を封じてやる事こそが亜人の為であると考えている。