聖盾フリューゲル

左右で対となる白き両翼を模した二つの盾。
薄く伸ばしたアダマンタイトミズサール銀を幾重にも重ね合わせ、その表面には金と聖銅による祝福の意を持つ緻密な装飾が施されている。
これらの素材は長年教会で使用されてきた聖具を鋳溶かした物であり、当時のノウィスト皇国の法皇自らが三日三晩聖堂に籠って祝福を授けたという逸品。

その守りは『聖なる城壁』とも例えられ、邪なる者からの魔法や攻撃に対して無類の防御を誇る。
低位の悪魔や悪霊は触れる事すら叶わず消滅し、その守りの領域内ではあらゆる呪いや邪視も効果を成さない。

かつて聖女と呼ばれた勇者候補が装備し、数多の邪悪から弱き人々を護り抜いた。
現在はノウィスト皇国の至宝の一つとして、代々継承する形で法皇が保管している。
皇国の守りを象徴する盾であり、有事の際には法皇の委任を受けた者のみが装備を許されるとの事。


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最終更新:2022年06月17日 12:23