魔界にて伝承とされている極地。
曰く、魔界が誕生する以前より存在したとも。
一書には魔界の最果ての地、または最深部にあると記述されている。
だがまた別の一書には魔界とは隔絶した高位の次元に存在する特異点ともある。
つまりその詳細は全くの不明。
そこには全てを超越した者が座しているとも、全ての世界を見届けた者でしかこの特異点を感知する事が出来ないともされている。
また、この地に座する者の想念や心象が外観や法則となって現れるとも。
記述の一つにはこう記されている。
『過酷な魔界の最奥でありながら吹き抜ける風は清浄であり、豊かな緑と美しい花が咲き乱れるまさに楽園と言うに相応しい場所であった。
建物等は無く、その中心部にある小さな庭園には白い椅子とテーブル、そしてティーセットが置かれているのみ』
しかしこれもまた本来の姿かどうかは不明なのではあるが…。
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最終更新:2025年05月24日 14:21