サナギの神聖性

西大陸等に住む一部の虫人族の間では、昆虫の羽を持つ名も知れぬ神が信仰されていた。
この神はとある戦いにて一度は死したものの、身体を殻に変化させた後に蘇り虫人を導いたとの言い伝えが残る。
やがて伝承は幼虫が蛹を経て成虫になる生態と重ね合わされるようになり、サナギが再誕の象徴として扱われる事になったようだ。

信仰されていた地域が帝国に併合された際、伝承はヴァンディリオ・パンテオンの一節として記される事に。
こうして名も知れぬ小さな神は、大いなる神々の流れに加わる事になったと言う。


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最終更新:2022年07月31日 15:20