西大陸に住む一部の
虫人族の間では、昆虫の羽を持つ名も知れぬ神が信仰されていた。
この神はとある戦いにて一度は死したものの、身体を殻に変化させた後に蘇ったとの言い伝えが残る。
そして伝承は昆虫が蛹を経て成虫になる生態と重ね合わされ、サナギが再誕の象徴として扱われるようになった。
信仰されていた地域が帝国に併合された際、伝承は
ヴァンディリオ・パンテオンの一節として記される事に。
こうして名も知れぬ小さな神は、大いなる神々の末席に加わる事になったと言う。
関連
最終更新:2025年08月09日 12:31