ダンジョン等の薄暗くジメジメした場所を好む触手状の魔物。
全個体が例外無く、生物学的に“雌”である。
外見は毒々しいまでのピンク色をした粘膜に包まれた触手の塊。
名前から察している人も多いと思われるが、所謂そういう触手。
媚薬作用のあるシロップ状の甘い粘液を触手から分泌し、本体からはイチゴの様な甘い匂いの発情作用を持ったガスを発生させる。
捕獲用の触手の先端には小さな針があり、これを相手に突き刺して筋弛緩をさせた上に感覚神経を鋭敏にする毒を注入する。
他の生物の体液を主な食料としており、概ね諸兄が考えている通りの摂食方法。
だが心臓発作や脳卒中を起こす様な事がなければそうそう死ぬ事は無く、食事が済めば無事に解放されるだろう。
卵生であり、両生類のそれに近い卵は産んだ後に自身の体内で抱卵する。
繁殖には他の生物の“雄”が必要となるが、これは獲物を捕獲後にかなり吟味して選ばれる。
相手として選ばれた場合は栄養を与えられながら一ヶ月程度拘束される場合も。
言わずもがなそっち系統の薬品の原料。
珍しい部類の魔物ではあるが、一部の者が金銭に物を言わせて確保しようとするので一体でも討伐出来れば当座の金には困らない額の収入になるだろう。
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最終更新:2022年11月11日 20:38