果実の大きさが人の胴体程になるドリアン。
赤黒い果皮には硬質なトゲが密集し、内部の果肉はクリームの様に濃厚な甘さを持つ。
熟し出すと果実の下部が割れてゆき、それに伴って硫化物のような匂いを発し始めるのが特徴。
この匂いは熟す程に濃度が上がり、場合によっては2~3キロ離れた風下まで漂ってくるという。
だがその味は一部の美食家から『鼻をつまんででも食べたい』と評され、高額の収穫依頼が出る事も。
と、ここまでならただの臭い珍味で済むのだが…。
注意すべきはこの匂いの元となる成分は高い可燃性を有しているという点。
実の近くで小さな火花が発生しただけでも引火、爆発して果皮のトゲ諸共に種を吹き飛ばしていくのである。
依頼で収穫をしていた冒険者が野営の為に火を着けた途端、積み上げていた大量の実が吹っ飛んだ事もあったという。
爆心地にいた冒険者がどうなったかは説明するまでもないだろう。
別名『フルーツの爆殺王』とも。
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最終更新:2026年06月05日 13:40