グーラの選別

西大陸で秋の終わり頃に発生する伝染病。
感染力は強いが、一度罹ってしまえば二度と発症する事が無いという特徴を持つ。

幼い頃に発症する程に症状は穏やかで済む。
平均して三歳~十歳の頃に感染する事が多い。

症状は発熱に加え、異様な発汗と咳。
一週間から二週間の間症状が続いて寝込む事になり、脱水症状も併発する。
治った後も弱った体力が戻るまで少しの時間を要するだろう。

この病気は病の神である『グーラ神』が厳しい世界で生きていける子を選別する為に広めたと信じられている。
特効薬等は無い為、感染した子供の両親はグーラ神に子供を連れていかないでくれと祈るしかない。

この病で死んでしまった子はグーラ神の下で強い魂になる為の修行を積んでいるとされる。
そして親達は『また生まれてくるその日までお願いします』と、冥福と共にグーラ神に祈るのだ。


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最終更新:2025年09月21日 11:25