狐屋宿泊評価

ファンタジー世界『ロクシアース』を作ろう!! @ ウィキ内検索 / 「狐屋宿泊評価」で検索した結果

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  • 狐屋宿泊評価
     薫桜ノ皇国を訪れた際には、私は必ずと言っていいほどこの国における古参の宿である『狐屋』(Fox's Innという意味のようだ)に泊まる事にしている。  狐屋は山中の温泉郷である『仁王湯温泉』と、海岸の温泉郷である『炎海温泉』に合わせて2軒がある。  この宿を運営している姉妹-それが狐屋の名の由来だ。  彼女たちは、おそらく見ればわかるであろうが…人間の姿を取った狐なのである。  妖怪化した狐といえば、多くが人間に対し何らかの敵意を持つ存在であるが、彼女たちは我々に対して友好的な者たちなので安心してほしい。  薫桜ノ皇国の伝統的な作りの仁王湯温泉の宿と、他国の意匠を取り入れた炎海温泉の宿。どちらも"オーナー"の意向が反映されたものである。  私としては、やはりというか炎海温泉の宿の方が落ち着く事ができる。  ここの"オーナー...
  • 狐屋
    ...く) 妖狐 浴場 狐屋宿泊評価 目次に戻る
  • 資料室
    ...種落胤問題 カ行 狐屋宿泊評価 クーヴァンタインの独り言の書き起こし(ブラックシープ商会) 黒の化物 黒羊討伐海戦記録 薫桜の鰻 月光の魔力 ゲルゾ沼地付近で発見された、奇妙な建物の遺構の中で倒れていた死体のそばにあったメモ書きより サ行 聖痕 タ行 チェンジリング とある商会ギルドマスターの手記 とある武器屋のセールストーク とあるマーマンの手記 討伐対象食味レポート ナ行 名もなき者の手記 名もなき兵士の手記(ユグレス大陸西部) ニュー・ゲイムの手記(ブラックシープ商会) ハ行 ハーフ 覇道丸の独り言の書き起こし(ブラックシープ商会) 百鬼夜行 ファシマ・マーヨッキの講義の書き起こし ファーストフレンド 『フォーマルハウト侯爵から国王陛下への提言書』 フォールドの旅行記 ブラックシープ討伐大祝勝会 マ行 魔王の紋章 ‐魔物の始まり‐ 見習い魔術師ヨルムの日記 ヤ行 ...
  • 薫桜ノ皇国
    ... 流気道 北蛮 狐屋宿泊評価 薫桜の鰻 金剛蒼天氷 蠱毒 桜桃小判伝説 桃都百八怪 百鬼夜行 大蛇神の邪血 ヨモツマレビト 変若水 目次に戻る
  • 桃花と雛菊
    薫桜ノ皇国の温泉旅籠『狐屋』を経営する妖狐の姉妹。 人間に化けているが、自身が妖狐である事は一切隠していない。 魔物・妖怪の類であるにも関わらず、彼女達は人間への敵意が無くとても友好的。 宿泊客をもてなす心遣いや気配りが非常に手厚く、多くの客から親しまれている。 桃花【トウカ】 狐屋の仁王湯温泉側を切り盛りする、妖狐姉妹の姉。 桃色の桜装(オウソウ。皇国の着物)に身を包み、亜麻色の髪から突き出る狐耳と9本の尾を持つ。 皇国の伝統を重視し、それは彼女の切り盛りする宿の作りにも現れている。 雛菊【ヒナギク】 狐屋の炎海温泉側を切り盛りする、妖狐姉妹の妹。 明るい黄色の桜装に身を包み、青紫色の髪から突き出る狐耳と6本の尾を持つ。 北蛮文化に肯定的であり、それは彼女の運営する炎海温泉側の宿にも取り入れられている。 関連 薫桜ノ皇国 狐...
  • 炎海
    『エンミ』 薫桜ノ皇国にある海岸。 海底から噴出する熱水の影響から『炎の海』と呼ばれ、この名が付けられた。 沿岸部には多くの宿が建てられており、湯治場として栄えている。 熱水の成分が溶け込んだ海水を汲み上げ、適温まで冷却する『湯畑』と呼ばれる施設が有名。 関連 薫桜ノ皇国 カエンノリ ニンギョジラミ 狐屋 浴場 目次に戻る
  • 仁王湯温泉
    薫桜ノ皇国に存在する温泉。 名前の語源は硫黄の匂いから来る『臭う湯』が転じて『仁王湯』になった、道中に仁王を思わせる形状の岩がある事からの二つの説がある。 豊富な湯量を誇り、周辺一帯は湯治場として栄えている。 薄めずに温度を下げる『湯もみ』という作業はこの温泉地の名物。 関連 薫桜ノ皇国 狐屋 浴場 目次に戻る
  • 建造物・施設
    建造物や施設の一覧 地理・地物はこちらへ 目次 ア行 カ行 サ行 タ行 ナ行 ハ行 マ行 ヤ行 ラ行 ワヲン行 ア行 赤錆の鉄城 アズール特別別荘地 アスオーガ古城 アマルガム アルサンドラ図書館 アンホルト牧場 イッツレイト ウールタイト大神殿 ヴルド博物館 皇の大剣 オートデザイス中央学園 鬼神社 カ行 ガーゴイル・フェイク 海底移動要塞ドゥームズデイ・クロック ガクバ廃城 ガラスの塔 狐屋 キョーテン亭 謹願寺 クォール=コス号 グリルグゥルデン帝立歌劇場 グリルグゥルデン内海大橋 黒猫の手 軍艦クジラの骨 光神山神社 ケストゥ神殿 結界像 サ行 酒と空と荒れ地と 砂漠の白壁 社守大神宮(しゃじゅだいじんぐう) シレナーラ寺院 精霊の祠 ゼノ武具店 タ行 挑戦者の砦 大メルグ料理学校 鉄の巨鳥の骸 鉄と草の神殿 デリシアス宮殿 闘技場ヒーロー...
  • 浴場
    入浴をする為の設備、もしくはそれがある施設。 風呂そのものは裕福な商家、貴族等の屋敷あたりには普通に設置されてはいるが、一般的に風呂と言えば大衆浴場と言った施設を指す。 また自然に湧いた天然の温泉や、それを利用して建てられた温泉宿も含まれる。 お湯を沸かすには多くの薪が必要であり、料理をしたり暖を取ったりするのにも薪は使うので庶民は風呂の為だけに使う訳にはいかない。 そもそも庶民の暮らす家には風呂の無い事が普通であり、浴場に行かない場合は水浴びで済ませたり、濡れタオルで身体を拭く程度が精々である。 魔法使いがいれば魔法を使ってお湯を生成する事が可能。 だがロクシアでの魔法の普及度にある通り、この世界では初期魔法以上の魔法は使えない者の方が多いのでこれはかなり贅沢な方法だろう。 なのでお湯を生成する事が出来、且つ冒険から引退した(脱落した)魔法使いは大衆浴場や...
  • ジョキンの町
    トリナー王国でも有数の武器防具の工房が集まった町。 ユグレス大陸で良質な金属製装備を探そうと情報を集めると最初にこの町の名前が挙がる程。 住民の約半数がドワーフの頑固職人である。 朝から朝まで金属を叩く音が町中に響いている為、宿泊等の滞在には全く適さない町と言う事でも有名。 関連 トリナー王国  タウラ クダーラ・マ・クハーラ 目次に戻る
  • 探求的な誘惑心
     ――人の欲というのは実におもしろい。物欲しさに金をかけては吐き捨てる。  地位が欲しい、女が欲しい。そんなことを繰り返しては人は死んでいく。  そう、私も例外ではない。ただ、他者と違う部分はある。それは博打だ。  今宵も目の前にいるアホ面の大男と昨日の続きをする。手っ取り早く終わる『5枚戦争』でだ。 「おい! いつまで物思いにふけってやがる、さっさと勝負しろ! 昨日の酒場代と宿泊代払ってもらうぞ!」  まったく、うるさい奴だ。金ぐらい別にいいだろ。 「そもそも、私を騙そうと贋物売り付けようとしたあんたが悪いんだよ。支払うのは義務だね」 「うるせぇ! 払ってもらうかんな!」  やれやれ、さっさと勝って飯にするとしよう。まだ寝起きに近いが、太りはしないだろう。それに頭に響くのは堪える……。 「じゃあ始めよう。一応ルールをおさらいだ。 互いにカードをシャッフルし...
  • 林 みどり
    ハヤシ・ミドリ ユグレス大森林内の逃亡民集落に身を寄せている異世界人の女性。 艶のある長い黒髪が特徴の十六歳。料理を含めた家事全般が得意。 一般的な家庭の生まれらしいが、家族に対して何気なく辛辣な評価を下す。 エン、ダイチ、フウタ、アイカの知人らしく、交友関係もあったらしい。 植物魔法を習得しているが、日常生活で使う方が主である。 周囲からは『蔓ニョキ』程度の実力との評価。 ※ちなみに彼女は魔物以外、未だに誰の命も奪ってはいない。 関連 ユグレス大森林 異世界人 蔓ニョキ 青野 風太 赤坂 炎 紫原 麗 桃山 愛華 山吹 大地 目次に戻る
  • 失火 アクハラ
    クダーラ・マ・クハーラが薫桜ノ皇国での刀工修行で初めに打った太刀。 師からは『なまくらよりマシ』という評価を受けている。 とある冒険者に『出来が悪くても良いから』と懇願され、クハーラは後に打ち直すと約束してこれをその冒険者に譲渡したという。 関連 クダーラ・マ・クハーラ 太刀 目次に戻る
  • グリルグゥルデン帝立歌劇場
    グリルドーティアにある歌劇場。 ロクシアで最も大きい屋内劇場の一つ。 先代皇帝の時代に完成し、主に歌劇の上演や演奏会が行われている。 彫刻を施した白い大理石の外装、金と宝石の装飾や華やかな天井画のある内装はどちらも評価が高く、現皇帝もお気に入りである。 その装飾を若き日のビアンコ・ダ・グリルが手がけた。 夜になると歌劇場は貴族たちで賑わう。 一番人気の演目は神話劇。 関連 グリルグゥルデン帝国 目次に戻る
  • 紫鰱
    『シレン』と読む。 大慶帝国の大河に生息する淡い紫色をした大型魚。 下顎が発達した幅広な口を持ち、目は顔の下の方に付いている。 主に水草や珪藻類を餌とし、体長は150センチ程にまで成長するとの事。 川魚独特の臭いがかなり強く、数週間は泥抜きしないと食べられたモノではない。 泥抜きした身は非常に淡白であるが小骨が多く、実際はそこまでして食べるような魚ではないとの評価。 関連 大慶帝国 目次に戻る
  • グノース装備
    岩の王都クレズヌンの工房で製造された武器防具の装備一式。 ドワーフ族の顔を模したシンボルが刻まれている。 基本的に戦士や軽戦士向けの装備であり、魔鉄から精錬した鋼鉄が用いられている。 それぞれの品質は極めて高く、また地精の加護を得ており装備していると転倒しにくくなると言う効果を持つ。 兵士や冒険者達からは『金で買える範囲では一級品』と、評価は高い。 関連 トリナー王国 岩の王都クレズヌン 目次に戻る
  • 放浪王
    三狂王の一人。 旅を好み、落ち着きなく世界を放浪した狼王の息子。 国政は利権を狙う官僚達の手によって荒れた。 いくつもの本を書き、教育や文化の面で評価される事がある。 臆病な事で知られるが、とある辺鄙な村で子供達を賊から守る為に暴れまわり仲間とともに戦死した。 体中に傷を負いながらも倒れず壮絶な最期であったという。 関連 ガイオウ共和国 統治した国。 狼の冠 放浪王に送られた冠。 狼王 父親。 愚王 血縁者。 目次に戻る
  • スリョウ・ミッディア
    キュプロスで老舗の工房を営むドワーフの男。 普段は日用品を作っているが、鍛冶ギルドから試作的な物の製作を依頼される事も多い。 しかし腕はいいのだが、『国にとって必要な事』と言い張って依頼にも無い武器を延々と作り続けているらしい。 そうして作られた武器はキュプロス以外からも高い評価を得ていたりするが、並々ならぬこだわりが工房を『万年赤字』にしているようだ。 関連 キュプロス市国 ドワーフ族 鍛冶屋(スミス) 目次に戻る
  • ランオルニス
    東ギールシクリヒト大陸に生息する走鳥の一種。 草食性であり体高は180センチ前後、飛ぶ事は出来ない。 脚部が非常に発達しており、60km/h程度で走る事が可能。 その脚力が攻撃に使われた際には自身よりも大きな魔物ですら蹴り殺すとも言われている。 過去には騎鳥同様に乗用動物として使役する事も試みられたが実現はしなかった。 現在では普通の家畜として飼育され、食肉として利用されている。 羽毛も装飾品として用いられる事が多い。 一方、卵の方の利用価値は非常に低い。 食した者からは『水っぽい』と不評であり、美味いという評価は挙がらない模様。 関連 騎鳥 「追い詰められたダチョウ」 目次に戻る
  • ハジメ・タムラ
    『田村 肇』 スタートゥ王国で暮らしていた転移者の男性。故人。享年七十八。 元の世界では著名な陶芸家であったと言い、ロクシアに来てからも変わらず陶芸家として作品作りに打ち込み続けた。 彼の作品は芸術を愛する貴族や豪商に高く評価されており、ハジマリの街郊外の工房で三十余年に渡る研鑽の末に作り上げた最後の逸品は王城の大広間に堂々と飾られている。 現在でも彼の作品は収集家達の間にて高額で取引されているようだ。 なお死因は約五十年前、素材となる粘土探しでグリル帝国へ赴いた際に病死したと伝えられている。 関連 スタートゥ王国 ハジマリの街 芸術家(アーティスト) 異世界人 目次に戻る
  • ベイクドウォーター
    ロンデ王国で販売されている飲料水。 河川の水を蒸留して得られたものである。 ロンデにおいては、蒸気機関の発展に伴う工業の進展で水質汚染が決して無視できない状態となっている。 場所によっては『黒滅竜の吐息』とまで評される程に汚染が進み、飲用には向かない状態の所も多い。 その為、蒸留酒の製法をヒントに水を蒸留する事で『清浄な飲料水』を確保する方法が考案された。 蒸留にかかるコストから価格は決して安いものとは言えない。 だがそれでも都市部においては貴重な飲料水である。 『あまり美味しくはないが、川の水をそのまま飲むよりはマシ』という評価。 関連 ロンデ王国 食料・食糧に戻る アイテム類に戻る
  • アイスクラプター
    雪の降り積もる地に住まう妖精。 フード付きの防寒服を着た小さな子供のような姿をしている。 被ったフード下の顔は影になって見えず、覗き込もうとしたりフードを無理やり取ろうとすると姿を消してしまうと言う。 鈴の音の様な甲高い音を発し、言葉を話す事はない。 しかし人の言葉は理解しているらしく、身振り手振り等で何か伝えようとする事も。 夜間や人目のない場所で雪像を作り、邪魔をすると逃げてしまう。 だが作り上げた雪像の感想を求めてくる事もあり、正直に評価するとお礼として彼らが持っている何らかの道具をくれる事もあるらしい。 極寒のナルシーバレーは彼らにとって居心地が良いらしく多数住み着いている。 都市の各所には魔都に不似合いなまでの可愛らしい雪像が多数立ち並んでいるとか。 関連 妖精 氷結魔都ナルシーバレー 目次に戻る
  • ビアンコ・ダ・グリル
    グリルドーティア生まれの彫刻家。 ダイナミックな造形が特徴の宮廷芸術家であり、宮廷や神殿を飾る彫刻には彼の手で製作された物も多い。 裕福な家庭で育ち、早くより芸術に触れていた影響から趣味で小さな彫刻を作っていたようだ。 それが父親の仕事仲間の間で話題になり、そして才能が認められ今の地位へと繋がった。 サンドロ・ロッソとは同じ年齢であり、若い頃から彼をライバル視していたようだ。 彼に対抗して絵画にも力を注いでいた時期もあったらしい。 性格は良くも悪くも負けず嫌いで派手好き。 奇抜で豪華な衣装を好んで着たり、芸術を商売とする事にも躊躇はない。 皇帝も彼を芸術家として評価はしているが、その豪遊っぷりには手を焼いてるようである。 代表作(彫刻) 『フォルテソルダード神の勝利』 『甲冑を纏うグリル皇帝』 『太陽の門』 関連 グリルグゥルデン帝国...
  • サンドロ・プリムス・ロッソ
    グリルグゥルデン帝国の画家。 齢七十を超えているが今も精力的に活動を続けている。 『サンドロ・プリムス・ロッソ』は筆名であり、本名は『サンドロ・ドメニキフィロ』 歴史や神話を題材とした絵画を得意とし、帝国において最も評価の高い画家の一人。 十代前半から絵画を生業としており、生まれ故郷周辺では天才として有名だった。 その後グリルドーティアにてパトロンを得てその名が貴族階級に広まり、帝室からも作品の制作依頼を受ける事になったと言う。 しかし絵の自由が無くなるという理由で宮廷画家は辞退したらしい。 仕事に対しては非常にストイック。 基本的に速描きではあるが妥協を一切許さず、結果完成が数ヶ月~年単位で遅れる事もしばしば。 だが基本的にはユーモア溢れる人物であり、進捗の遅れを咎めにきた注文主をジョークでやり込めたりする時もあるようだ。 近年は魔法に興味を持ち始め...
  • モンスターフルコース
    メルグ国の一部高級レストランで出されるコース料理。 そのラインナップは全て魔物を素材としており、正規のメニューではなく『裏メニュー』扱いとなっている。 素材は主に『食味ランク』や『討伐対象食味レポート』で高い評価を記されたモンスターを扱っている。 注文すれば一般人ではまず口に出来ないようなワイルドにして奇妙、恐ろしくも美食の好奇心を刺激されるような料理が並ぶ事だろう。 危険な外の世界とかけ離れた上品な生活を送る貴族がこれを注文する事が多い。 彼等は普段とは一味違った刺激的な味わいを求めて密かにオーダーするという。 ちなみに完全な事前予約制。 素材が素材の為、基本安定して仕入れる事が難しいからである。 冒険者ギルドで材料の確保依頼から始まり、全ての材料が揃ってからオーダーしたお客に連絡が出されるようだ。 とあるレストランで提供されているコースの一例 ...
  • 勇者アンリ
    先代の勇者とされる女性冒険者。 そして勇者でありながら魔王と結ばれた特異な人物。 天才的な剣の腕前と人の善悪を見抜く特異能力を持っていたとされ、幼少時から悲しむ者や苦しむ者を決して見捨てない娘だったとの事。 かつて魔王ダガラスを倒す為に旅立つも、魔王が本心では戦乱を望んでいない事を知ると相対する度に剣を収めて幾度も共存の可能性を唱え続けた。 結果的に魔王との戦いは史上初の『和解』という形で収まり、後にダガラスとの間に二人の子をもうけたと言う。 その経歴から彼女の『勇者』としての評価は様々。 『融和によって争いを鎮め平和に導いた』と讃える声もあれば、『勇者の使命を放棄した』と非難される事もある。 対魔族感情の厳しいグリルグゥルデン帝国等ではそもそも存在自体が無かった事にされているようだ。 いずれにしても、ロクシアにおける勇者の長い歴史の中でも特異な人物であろう。 ...
  • 病葉園 除虫菊
    『ワクラバゾノ ジョチュウギク』 冒険者パーティー『鏖金の明星』の一人。 年齢は十七、パーティーにおいて索敵や情報収集を担当とする忍者である。 軽い身のこなしを生かした戦闘を得意とし、奇襲や攪乱と言った工作で支援を行う。 性格は生真面目ながら、やや人見知り気味で思い込みの激しい面がある。 リーダーに対する忠誠心は人一倍強い。 吊り目がちの瞳は蜂蜜色。 鉄色の髪で左目を隠し、右側をサイドテールにしている。 首には赤い縄を巻いており、本人曰くこれはグザンとの主従の証との事。 痩せすぎな蔦や豊満な苺と違って均等の取れた体形。 メンバー共通の『竜胆の刺青』は左の臀部。 元々は中鏡大臣の命でグザン達を捕縛、国に連れ帰る為に遣わされた追手の一人だったが案の定返り討ち。 しかしその技術を評価したグザンにあれよあれよと言う間に引きずられ、いつの間にか旅...
  • “死愛の”ヴァラット
    数百年程前、西ギールシクリヒト大陸で活躍したと云われる男。 淫魔に支配された国の解放を始め、大悪魔を討伐する等の数々の偉業を成した。 愛する女性である程に傷をつけたがる性癖の持ち主であり、それを危惧した叔父によって故郷を追放されたと言われている。 追放後は傭兵となるも、仕事よりも自分の性癖を優先するあまり様々な問題を起こしたらしい。 このように危険な男ではあるが、金の為なら亜竜ですら殺す者として評価は高かったようだ。 だが行く先々で女性に愛を囁き、殺していく事から"死愛"の異名を付けられる。 そんなある日、双璧の向こうに現れたこの世のモノとは思えぬ美貌を持つ大悪魔の噂を聞き、東に行くと言い残して姿を消したらしい。 その後の彼の消息を記した文献は殆ど存在しない。 しかし東ギールシクリヒト大陸に現れた女悪魔が姿を消したと言う話は残っており、ヴァラ...
  • ユーリ・ストクフィス
    スタートゥ王国、ドコノカ村出身の栗色の髪の青年。 ハジマリの街で冒険者登録してから数年経つが、冒険者ランクはずっとDランク。 大きな冒険には出ようとせず、低ランクのクエストで日銭を稼いでその日暮らしを続けている。 その為か、所属しているギルドの他の冒険者からの評価は低め。 しかしある日、ギルドにやって来た彼は顔に多数の傷を負いながらも、悪魔チャクラムーンを倒した証である『月輪のチャクラム』を所持していた。 どういう経緯で手に入れたかは本人は話をはぐらかして語ろうとしなかったが、『実は悪魔を倒せるだけの実力があったのか』と周囲からは見る目が変わったという。 【実態】 ある日の簡単な薬草採取の帰り道、夜の山道で不幸にも悪魔チャクラムーンに遭遇してしまう。 一度は死を覚悟するも、チャクラムが投げられた瞬間に姿勢を低くしてやけくそのタックルを敢行。 これが運良...
  • 山賊ゴグ・デーマの顛末(仮)
    バルナ国。 この国にあるカルト鉱山近辺で、一人の男が炭鉱夫として働いていた。 ゴグ・デーマという名のこの男は目玉族という珍しい種族ではあったが、真面目な働き者であり仕事仲間との関係も良好。 偶の休みの日には市場に赴き、趣味の骨董集めに興じる普通の男だったという。 そんな彼の人生に影が差し始めたのは、とある骨董市を見て回っていた時の事である。 色白で銀髪蒼眼の青年が良い品があるとゴグを呼び止め、見た事のない革で装丁された一冊の本を勧めてきたのだ。 ゴグはその勧めに読書や古文書のような読解を必要とする頭は持ち合わせていないと断ろうとした。 しかしいざ手にとってみると吸い付き絡み付くようなその手触りに抗い難いものを感じ、一つぐらい手元に置いてみても良いかも知れないと答えてしまったのだ。 青年は『この本の魅力が解るとはやはり自分の目に狂いは無かった』などと言...
  • ブレイブーク
    勇者や英雄を『壊す』為だけに作られたと言う剣。 制作者は不明だが、少なくとも千年近く前に製造された物のようだ。 勇者の持つ"力"が強ければ強い程に威力が高まり、相手によっては軽く触れただけであっても致命的な効果をもたらすとされている。 現存数は非常に少なく、判明している限りでは『スタートゥ王国』『グリルグゥルデン帝国』『ノウィスト皇国』の王宮や神殿にそれぞれ一振りが納められているらしい。 あと真偽は不明であるが、アッシュラとガイオウ共和国にも存在していた記録がある。 (現在は行方知れず) その性質から魔族が作った武器だと思われがち。 だが実際は人の手によって生み出された物であり、魔族や亜人では手にする事すら出来ない強力な"呪い"が付与されているらしい。 材質は不明ではあるが、金属としては非常に脆く柔らかい。 その事...
  • ロクシア探求記
    私の名はリスリー。自分の探究心を満たすために冒険していたら、いつの間にか皆は私の事をこう言った。【博士】と。 そのような事をした覚えはないのだが、研究論文はよく発表している。自分だけに知識があるのはいやだと思い、半場自慢のような形で発表したのだが、 その事を皆評価した。どうやら研究しても見つからなかったアイテムのレポートだったらしい。 そして今も遺跡の探索中だ。この遺跡には見たこともないモンスターの目撃情報がある。図鑑を作っている身としては知らない魔物がいるのは恥だ。 「グォォォォ!!!」 襲い掛かってきたダークオーガを鞭一振りで退ける。この鞭はドラゴン素材が使われているらしい、雑貨屋で買ったのだが、もうその店は商会にまでなっているようだ。 すると、岩が急に動き出した。ゴーレムだ!この鞭なら砕くことは出来るのだが、やはり一撃とは行かない。相手の目は魔物の本能むき出しの目だ!今す...
  • ロクシアの通貨
    ※公共性が高い項目なので適宜、改定される前提での投下。 現在の通貨の起源は第三次魔族侵攻による壊滅的な被害から生き残った少数の国で流通していたものとされている。 戦後暫くの間、ユグレス及び西側大陸ではスタートゥ王国の『ゴールド』が共通通貨であった。 だが各国の経済や政治が安定するにつれ、徐々にではあるが独自の通貨を発行する国が増えてきたようだ。 辺境の地では魔晶や宝石類が貨幣の代わりとなっている事も。 手形や紙幣はごく一部の運用に留まっているようだ。 【ロクシアにおける主な通貨とその単位】 スタートゥ王国:『ゴールド』 特殊な例を除けば現在流通する中で最も古い通貨。 ユグレス・西ギールシクリヒト・リクレシアにおいての交易通貨であり、西部ラタス洋に隣接している地ではほぼ同一の価値で使用する事が可能。 当初は金貨だったが、現在は金に似た性質を持...
  • 解放戦線に潜む闇
     剣と魔法の世界――  そして時に国家と国家は武力と知略を駆使して互いに牽制する世界――  文明の復興期、多くの未知と幻想に彩られた時代、人々はこの世界を『ロクシア』と呼んだ。  ギールシクリヒト大陸、東部。大国たるエレメニウム共和国の北方には、歴史の浅い小国が存在していた。  ドレビアナ王国。奴隷戦争において、奴隷側が勝利した結果として建国されたという経緯を有している。  いくつもの外交問題を抱えながらも、大方の予想を裏切り、無難に小国は運営されていた。  首都カロの王宮は、今日も謁見や嘆願の為に開かれていた。  商家の人間や市井の一個人、時には外交官が訪れて、挨拶や貢ぎ物、時には情報を携えて訪れる。  その中には時に、国王にとっても頭が痛い人物も混じっていた。 「――以上が近隣魔族の動向となります。この情報が国防の一助になれば幸いです」 「うむ……...
  • 祝勝会でのグザンとミリオンの会話(ブラックシープ商会)
    「チッ…んだよお前みたいな奴が俺に何の用だってんだ?」 「折角の祝勝会なのに隅っこで陰気な顔をしている奴がい居るようだから声を掛けにきてやった」 「ほっとけ!お節介もいいとこだ。土台俺はお前みたいなのが生理的に受付けねーんだよ、シッシッあっち行った」 「承知している。ほれ、さっきそっちで巻いて貰った葉巻だ……その曲がった紙巻きよりは旨かろうよ」 「テメーさては人の話を聞かねータイプだな?」 「心外な」 真顔で言う辺りこりゃ真性だ…。 バクハーン国の要請によって行われた犯罪ギルド大規模討伐作戦。 数々の勇者候補に冒険者、軍人、運び屋に河賊、挙げ句の果てには融和派の魔族までもが結集した『ブラックシープ商会討伐作戦』。 矢継ぎ早の乱戦混戦激戦の連戦の後、海のものとも山のものともつかない連合軍はなんとかこうして勝利を祝うことができている。 それでも重軽傷を負った奴は...
  • 討伐対象食味レポート
    もはや語るべくもないが、メルグ国は料理人の国である。 故に討伐されたモノであっても新たな未知の美食を開拓するべくギルドに持ち込まれ、そうして料理人達へと卸される事も多い。 普段捨ててしまっている物の中にも美味しい物があるのかも。 あわよくば買い取るから送って欲しいという願いと、それらを使った調理風景がこのレポートに詰まっている。 【名前順】 アシュラザリガニ 河川に生息する巨大かつ凶暴なザリガニである。 特にアッシュラに生息するものは他地域の個体と比べふた周りは大きい。 そのままでは致命的な泥臭さを持つが、清浄な水の中で数日間泥抜きすれば問題なく食材となる。 調理次第ではかなりのポテンシャルを持つ食材と言えそうだ。 アルク茸 幼菌は食用として広く認知されている事は今さら言うまでもない。 汁物や煮物にすればその芳醇な出汁は料理の完成度をワンランク...
  • 白き心優しい民と一人の兵士
     西ギールシクリヒト大陸北東部に位置するサンディ湖の畔に、蝋石で出来た小さな墓碑がある。 《白き心優しい民ここに眠る  彼の者の笑顔と祈りが永遠に皆の胸に刻まれる事を願って》  墓碑に書かれた言葉を汲んでか、周囲には柔らかな色合いを持つ白い花が咲き乱れていた。  今回は、そんなサンディ湖で出会った白き心優しい民と一人の兵士の悲しき友情譚を語ろう──  ボゴディ・サン国がグリルグゥルデン帝国の領土拡大侵攻を懸念して調査隊を派遣したのは一週間前の事だった。  エドワード・コープス率いる調査隊は、他国との混乱を避ける為コレッカン族居住区を抜け南下したまま海岸沿いを突き進む予定でいた。 「…まいったなぁ」  調査隊を見失ってしまったダニエル・ホーキンスは、疲れた体を休ませる為に近くの大石に腰を下ろした。  海岸に出る前に突如ギガヤンマの群れに襲われた事で態勢を崩し、そのまま...
  • 人と魔と神の大敵 黒羊の終焉
    『……かつて、世界が生まれてすぐ、神と、ある天使が世界を光と闇に別けた。  神は光あれと示し、天使は闇あれと示した。                      私は(・・)天使の闇の側に着いた。そして闇は光に敗れ私と彼と同胞たち(・・・・・・・・)は神によって地の底へと叩き堕とされた。  ……私がブラックシープを生み出した理由を教えてあげよう。密漁により金を得るのは手段でしかない。  目的は悪を集めたかった。間近で観察したかったのだ。彼が選んだ闇たる人の悪意を、個性豊かに生きる悪人たちを。  黒滅竜という我らに匹敵する程の巨大な暗黒すら生み出す、生きとし生ける者の心から生まれる悪の力を。  そして同時に、神が選んだ光たる君たち、全ての者が持つ悪に立ち向かう心、邪竜にも打ち勝つ光もまた興味深い。  光にも闇にも平然と傾く君たちが、光とも闇とも一言に割り切れない複雑な理想と...
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