ミッカボウシ

ヒャクニジュウネンゼミの幼虫にある種のカビが取り付いて変化した姿。
本来柔らかな幼虫の体は硬く地上を歩くのに耐えうる物となり、ツルハシのような脚は外敵を追い払う為に、
より攻撃的な形に変化して、残り二対の脚で上半身を起こして歩く。
本来なら翅になる筈だった部分は破壊され、代わりに左右対象な大きさの子実体が伸びて胞子を放つ仕組みになっている。
地面から這い出て、ひたすらに歩き続け、約三日で力尽きる事から、努力の長続きしない人の事をこういったりもする。
生存本能すら失われているらしく、崖や急流にも迷わず直進してゆく様は、ひたすらに不気味である。


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最終更新:2019年07月14日 23:43