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ルーリング 基本 - (2010/09/13 (月) 16:15:27) のソース
***ゲームの基本、はじめに。 &color(#c40026,#f8f8f8){―――――――――――――――――――――――――――――――} ここでは、実際にゲームの進行させるために必要となる、 前提となる基本的なルーリングをご説明させていただきます。 慣れない場合は大変難しい物に感じられるかもしれませんので、 『珍獣でも解るORECTCG』を読んだり、 『上級プレイヤーとのゲーム』等で、まずゲームを体験してみましょう。 ルーリング・ガイドは、一瞥しておけばゲームに慣れた人ならば 理解してしまうことが出来ますが、基本的には確認用として機能します。 ***大前提 &color(#c40026,#f8f8f8){―――――――――――――――――――――――――――――――} ORECTCGでは、カードの能力はルールより上位に位置します。 矛盾があったとしても、常にカード能力を優先してください。 ゲーム内の優先順位は「レギュレーション>カード能力>ルール」です。 例えば、ルール上はコストを支払わなければ、 カードを使うことは出来ませんが、そのカードに 「このカードはコストを支払わずにプレイ出来る」と書いてあった場合、 そのカードは、コストを支払わずにプレイすることが可能です。 ***基本用語 &color(#c40026,#f8f8f8){―――――――――――――――――――――――――――――――} ゲームを始める前に、いくつかの基本的な用語を覚えてしまうと 理解がしやすくなります。 ここでは、知っておくべき7つの基礎用語について説明します。 用語の意味付けは、ルーリングの一環ですので、 このゲームのプレイ中は、その用語はルールで指定された 意味を持つことになります。 全てを丸暗記しておく必要はありません。「大体どのように行うか」を 理解しておけば、カードを進める上でおのずと身について来るでしょう。 (TCGではプレイをするのが、もっとも効率的な理解の仕方です) なお、専門用語の詳細については、左部メニュー欄の『用語集』にて、 纏めさせて頂いております。プレイ中に解らない単語が出てきたら、 有効にご活用下さい。 ---- ***1.ターン ORECTCGは、ターン製のゲームです。 ゲームの状態は常に『どちらかのターン』であり。 ターンを持たないプレイヤーは、能力の使用、イベントの使用、 エリアの使用、ブロックの指定、以外の行動権を持っていません。 ターンを持っているプレイヤーが攻め側、 持たないプレイヤーは受け側、と把握しておくと、 イメージしやすいでしょう。 ---- ***2.タップ/アン・タップ タップは、ORECTCGでカードが行動済みであることを示す方法です。 タップをするには、カードを右クリックして『Tap』を選択します。 カードに[Tap]の表示アイコンがつきますが、 これを『タップ状態』と呼びます。 タップ状態のカードは、一般的に戦闘行動や、能力の自発的な使用、 等を行う事ができません。シュミレーション・ゲームで云う 「E」の状態になります。 アン・タップは「UnTap」カードがタップされていないことを 示す方法です。 アンタップをするには、カードを右クリックして『UnTap』を 選択します。カードに[Tap]の表示アイコンがついている場合、 タップ状態が解除され、『アンタップ状態』であることを示します。 基本的に指示がない場合、カードはアン・タップ状態で場に出ます。 また、あなたの初めに、全てのカードはアンタップされます。 アン・タップ状態のカードは、戦闘に参加したり、 能力を使用することが出来ます。 土地の使用や、キャラクターカードの動作等、 あらゆる状況で必要になる動作なので予め覚えておきましょう。 オフライン・セッションではカードを横向きにして表現します。 ---- ***3.コスト コストは、カードをプレイ(手札から場に出す)のに必要な、 運営資金のようなものです。多くの場合、 コストは『エリア・カードをTapする』ことで入手できます。 入手したコストは一時的に「コスト・プール」に蓄えられます。 (実際には表示されません、多くのTCGではこの方式です) コストは、そのターンの区切りで、消失します。 通常のエリアは『大抵1のコストを生み出す能力』がありますので、 『使いたいカードのコストと同じ数のエリアをTapする』ことが 基本動作となるでしょう。 但しキャラクターカードだけは、同じカード色のコストを最低1以上 支払わなければ、プレイすることが出来ませんので気をつけましょう。 (イベント、バトル、アイテム等はプレイ出来ます) "例:PG属性(青)の「麻生奏詠」を場に出したい場合、 青属性のコストを1消費する必要がある" ---- ***4.エクステンド エクステンドは『それである』ことを示します。 例えばあなたは「自分の名前の存在」であると同時に 「人間」でもあるでしょう。 この要素は、多くの場合『対象である事を示す』場合に使われます。 例えば、「M・M」は、キャラクターカードを対象とする能力の 指定先となると同時に、「NEXT属性」や「女性」を対象とする 能力の指定先としても扱います。 カード・タイプや属性、ステータスの数字、等も一種の エクステンドに含まれます。 ---- ***5.パーマネント 場に存在している、キャラクターカード、アイテムカード、 エリアカードは、場に出た時に『パーマネント』の エクステンド属性を持ちます。 これらのカードは何らかの理由で取り除かれない限り、 そのまま場に残ります。 (イベント、バトルカードは、解決時に墓地へ送られます) ---- ***6.対象 能力やイベントに『~を対象とする』等と書かれている場合、 そのカードのコントローラーは対象を選択する事が出来ます。 対象の選択先は、1体であったり、Ⅹ体であったりするでしょう。 (多くの場合カードの能力に書かれています) 例として 「キャラクター1体を対象とする、それに運動-1の修正を与える」 と書いてあった場合。 その能力を使用したカードのコントローラーは、 場のキャラクターカードから一枚を選び出して決め、 そのキャラクターカードは運動-1の修正を受けます。 対象数の指定がない場合、それは 『その要素に当てはまる全てのパーマネント』を指します。 例として「PG属性のキャラクターは学力+1の修正を受ける」と 書いてあった場合、場に在る全てのPG属性のキャラクターカードは 学力+1の修正を受けます。 ---- ***7.コントローラー そのパーマネントの「所有権」を持っているプレイヤーを示します。 通常、自分の手札や山札からプレイした、自分の場にあるカードは 自動的に所有権、コントロールが発生します。 コントロールを持っているカードは、基本的に自分の場から 離れることはありませんが、カードの能力で相手にコントロールが 移る場合もあります。 なお、コントローラーの移ったカードを墓地へ送る際は、 『どういう状況であっても持ち主の墓地へ送られます』 最低限覚えておくべき用語は以上の通りとなりますが、 ゲームを始めずにいきなり覚えてしまうのは困難でしょう。 予め初心者であることを断った上で、友達とプレイをしてみて、 解らない事があったら、調べたり、聞いてみたり すれば良いのですから。 &color(#c40026,#f8f8f8){―――――――――――――――――――――――――――――――} ***カードの処理/解決 ORECTCGでは、あらゆる行動の解決は『スタック』と呼ばれる 方式で処理します。 あなたがあらゆるマニューバ(動作)を行った際、 その行動は「スタック」に置かれ、解決を待ちます。 その直後、相手プレイヤーに「優先権」と呼ばれる行動権利が発生します。 優先権を持っているプレイヤーは、そのスタックに別の (そのプレイヤーがその状況で可能な)マニューバを乗せれます。 これもマニューバですから、次はまたあなたが「優先権」を持ち、 さらに能力を上に乗せていくことが可能です。 こうした優先権のやり取りは、両方がお互いに連続して パスをしあうまで続けます。 お互いがパスをしたら、スタックに載せられた能力を 『上から』解決していきます。 上から、なので初めに動作した行動は、 後に出された能力の制約を受けます。 以下に例を載せますので、併せてご参照下さい。 ---- -例- あなたがプレイヤーに「麻生奏詠」で攻撃を宣言した際、 相手プレイヤーはアンタップ状態の「君嶋結城」をタップさせ、 「通常能力:エレクトロウィザード」 を攻撃スタックの上に乗せた。 「エレクトロウィザード」は場のキャラクターカードから 一枚を選び出しタップ状態にさせる能力がある。 あなたのキャラクターは『バトルに参加する前にタップ状態になった』 事になり、攻撃することが出来ない。 (バトルの参加条件は「アンタップ状態であることだから」です) ---- 上記の例のエレクトロウィザードに対し、 あなたが同じ能力を持っているカードのコントロールを持っていたり、 同じ能力のイベントカードを持っているならば、 さらにそのスタックを上書きすることが可能です。 その場合、 「君嶋のタップ→君嶋アンタップからの麻生タップ →アンタップ状態の麻生の攻撃」 となるため、 『スタンされている君嶋にエレクトロウィザードは使えない』という 状態が一番初めのマニューバで確定され、 タップされない麻生は攻撃を行う事が出来ます。 &color(#c40026,#f8f8f8){―――――――――――――――――――――――――――――――} この項目の説明は以上です。 慣れるまでは分りにくいかもしれませんが、 一度プレイするとすぐに覚える事が出来ます。 つまりは、切り札の出し合いゲームなのですから。