2.あやせ

    • あやせだ

あやせ「ほ、本当ですかお兄さん!」
京介「ああ、本当だぜ」
桐乃「ま、あやせじゃ仕方ないか」
加奈子「ま、加奈子は誰でもよかったんだけどなー」
あやせ「嘘じゃないんですよね?」
京介「ああ、嘘じゃない」
あやせ「よかった…」
桐乃「よかったね、あやせ」
あやせ「うん!」

桐乃「じゃあ、私たちちょっと買出し行ってくるね」
加奈子「存分にいちゃいちゃしろよな」
京介「ばっ…」
あやせ「もう!」
桐乃「にゃはは、いくよ加奈子」
加奈子「うーい」

あやせ「…2人ですね」
京介「あ、ああ、そうだな…」
あやせ「あ、あの…」
京介「な、なんだ?」
あやせ「その…キスしてくれませんか?」
京介「え…えええ!?」
あやせ「だめですか…?」
京介「…よし、分かった」

あやせ「…」
京介「…」
あやせ「…あの、お兄さん?」
京介「あ、ああ、スマン」
あやせ「…仕方ないですね。…んっ」
京介「んぐっ…」
あやせ「ん…んう…」
京介「…はっ、ちょ、あやせさん?」
あやせ「おにいさん…お兄さん…」
京介「こいつはやべぇな…」

あやせ「おにいさん、私…」
京介「お、おちつけあやせ!」
あやせ「落ち着いていますよおにいさん。凄く落ち着いています。ええそれはとっても」
京介「ぜんぜんおちついてねーよ!」
あやせ「お兄さん…」
京介「ま、まて」
あやせ「待てません。んっ…」
京介「んぐっ…」
あやせ「ん…ちゅ…はむ…」
京介「んぐ…ぐ…」
あやせ「あむ…」

京介(あ、もうどうでもいいかもしれない)

あやせ「はぁ…おにいさん…」
京介「あやせ…」

加奈子「ういーっす!ってあれ、早かった?」

あやせ「…」
京介「…」
桐乃「ちょ、加奈子はやいって言ったじゃん!」

あやせ「ふ…ふふふ…」
京介「あ、あやせさん?」
あやせ「ふふふ…」
加奈子「あれ、コレって死亡フラグってやつじゃね?」
京介「あ、あやせ…?」
あやせ「加奈子早かったね、何買ってきたの?」
加奈子「あん?アイスとーお菓子とージュースとー」
桐乃「お、怒ってないの?」
あやせ「怒るわけ無いじゃない」
桐乃「よかったー…」

あやせ「お兄さん」
京介「は、はい」
あやせ「また、今度ゆっくりしましょうね」
桐乃「ウチでやるのはやめてよ、バカ兄貴」
京介「なっ…」
あやせ「ああ、そうだ加奈子」
加奈子「なに?」
あやせ「今日はベランダで寝てね?」
加奈子「なにー?なんで加奈子がベランダで寝なきゃ」
あやせ「かーなーこー?」
加奈子「…はい」

    • 深夜

加奈子「うう、寒い…zzz」
桐乃「んー…ばか…zzz」
あやせ「…おにいさん」
京介「なんだ?」
あやせ「その…本当に私でよかったんですか?」
京介「当たり前だろ?あやせにはふざけてるように見えたかもしれんが、初めて会ったときからオレはあやせのこと好きだったんだぜ。いまさら何言ってんだよ」
あやせ「…浮気したらぶち殺しますからね」
京介「分かってるよ」
あやせ「本当ですか?」
京介「ああ」
あやせ「…信じます」
京介「ありがとうな」

    • そして

あやせ「あなた、ご飯ができましたよ」
京介「ああ、すまねぇな」
あやな「ごはんー!」
京介「おー、そうだぞー、ごはんだぞー」

私は京介と結ばれ、そして娘を授かりました。
いろいろと困難はあったけれど、親友や周りの人々に支えられて。
願わくば、この幸せが永遠に続きますように…。

あやせ編 おわり

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最終更新:2012年07月01日 22:27