862 :風と木の名無しさん:2014/07/31(木) 13:26:17.87 ID:F7GFHDf40
最近賑やかになった気がして嬉しいです・・・。
最近思いついたちょっと暗い話
森で遊んでいた小学生くらいの男の子(攻め)が倒れている美形の青年(受け)を助ける。
それから少年は毎年春にやってくる青年と森で遊ぶようになる。
実は青年は妖精さんで遊んでいることは二人だけの秘密。
そのあとも増えていく秘密は少年が歳をとるごとに少しずつ重いものになっていく。
さらに少年が抱く思いも変わっていく。
最初は近所のお兄さん的な存在だったけど、それが次第に友達になり、憧れになり・・・
気付いたら恋心に。
少年が恋心を自覚してからじゃれ合いの中に欲にも似た何かが生まれ始める。
青年はそれをなんとなく感じとって、少年が傷つかないように、そしてちゃんと後戻りの出来るように接する。
しかし少年が思いを押さえきれなくなり、衝動的に青年を強姦に近い形で犯してしまう。
青年は少年に特別な思いを持ちかけていただけに裏切られたような気持ちになる。
そして俺はこれをなかったことにするから、君も秘密にしてくれと言う。
二人の秘密ではなく、少年一人だけの秘密に。
本当に誰にも言わない、二人の間でも話題に出さない。
そうしていればいつか無かったことに出来るからと・・・。
もちろん本当に忘れることはないので、少年は罪悪感に苛まれるが秘密なので謝ることも出来ない。
青年は青年で、人を許せないと思う未体験の感情に一人恐怖する。
無かったことにしてしまったが故にお互い苦しむことになる。
それを隠して、何度目かの春を二人で過ごす。そんな話。
最終更新:2014年08月01日 20:57