【名前】バルタザール・デリージュ
【性別】男
【年齢】53歳
【罪状】反逆罪
【刑期】無期懲役
【服役】30年
【外見】身長2メートル超え、筋骨隆々の巨漢。頭部をすっぽりと覆う鉄製の仮面を被っており、専用の器具無しに外すことは出来ない。
【性格】体格の良さと不気味な風貌に反して、所作の端々に知性と教養を感じさせる振る舞いをする。
仮面で会話を封じられており、圧迫されて苦しいのか時折大きな深呼吸をする。
収監される以前の記憶が無い。
【超力】
『恐怖の大王(ドレッドノート)』
何もない空間から鋼鉄製の枷(かせ)を生み出す力を持つ。
枷は能力者自身の両手両足に装着された状態で発生し、それぞれの枷から鎖が伸びている。
鎖の先には人間の頭ほどの大きさの鉄球がつながっており、鎖の長さや鉄球の重さはある程度調整が可能。
何より特筆すべきなのは、鎖や鉄球の状態に関わらずバルザール自身の運動能力に影響しないということ。
傍目には拘束されているようにしか見えないが、鎖を自在に操り鉄球を軽々と扱う以上、その実情は完全なる武装状態であるという理不尽。
鍛えられた肉体と恵まれた体格、そして異様な風貌をしたバルタザールは、まさしく敵対者にとっての恐怖の大王となる。
【詳細】
青年期より仮面を装着され、監獄で生きてきた男。
それ以前の記憶を持たず、使用人のようにそばで世話する刑務官以外に素顔を知る者もいない。
抑圧された環境、事情も分からないままに未来を失った状況、全てにおいて異常な境遇に対し、しかし男は不思議と反抗心を抱くことはなかった。
献身的な刑務官の世話だけが癒しとなる30年を、男は節制と研鑽に生きた。
そして穏やかに死んでゆくであろう自分の人生に満足していた。
しかしながら、目の前に現れた自由への道を理由もなく手放すほど、男は愚かではなく。
そして今更ながら、社会に属する者であれば当たり前に教育される「人権」の意識が希薄な彼にとって、理由のある殺人を忌避する道理もなかった。
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他の受刑者との関係 ※ネタバレ注意 |
※設定上の関係性や本編で言及された面識。
キャラ |
関係 |
初言及 |
スヴィアン・ライラプス |
アビスのベテラン刑務官。 30年に渡ってバルタザールの世話係を務め、仮面を外した状態での会話もしている。 |
キャラシート |
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最終更新:2025年04月13日 15:43