【名前】山上美々子
【性別】女
【年齢】17歳
【職業】女子高生。現在は不登校
【外見】162cm・47kg 黙っていれば気の強そうな美少女
【性格】高慢かつ攻撃的な性格。あまり頭は良くなく、直情的な性格。一度自分より下と見ると、際限無く傲慢に振る舞う
【異能】
『慈悲など無い(ノー・マーシー)』

接触した相手の全神経に痛みを生じさせる異能。直接ではなくても、物質を介しての接触でも効果は発動する。
要するに縄で繋いでいる相手を、この異能で言うこと聞かせる。といった使用方法も可能。
複数相手にも使用出来るが、人数が増すほどに自身の消耗は激しくなる。

極度の興奮状態にある様な、痛みを感じにくい相手には効果が鈍り、痛みを感じない相手には通用し無い。


【詳細】
四代前の当主が戦後の混乱に乗じてのし上がった家の娘。村の内外でかなりの無茶をしてのし上がった為に、山折 厳一郎を始めとする村の老人たちからは良く思われていない。
山上家の人間もその事を分かっていてか、代々横柄かつ傲慢に振る舞い、村では孤立している。
山上美々子も例に漏れず、傲慢な性格をしているが、顔と金遣いの良さから取り巻きが男女を問わず複数存在し、数の暴力と金とに任せて、村の未成年の間ではかなりの勢力を持っていた。
状況が変わったのは山岡 伽耶が転校してきてから。
容姿も振る舞いも家の財力も、何もかもがの遥か上をいく存在に、山上美々子は立場を無くしていく。
そんあある日、破局は訪れた。放課後を待って、山上美々子は取り巻きを連れて山岡伽耶及び鈴木 夏生を襲撃。
鈴木夏生を取り巻きが抑えている間に、山岡伽耶に暴力を振おうとして、逃げる山岡伽耶を追跡。その最中に階段から2人共落ちてしまい、山岡伽耶の下敷きとなって、右足と肋骨を複数骨折。更に弾みで、持っていたカッターナイフで右手首の動脈を傷つけてしまい、失血多量で死ぬところを駆けつけた鈴木冬美が救急車を呼んだ事で助かった。
入院している間に、見舞いに来た山岡伽耶に罵声を浴びせる姿が目撃された他、入院に至った経緯が経緯な為に、狭い村社会での肌身の狭さを感じた取り巻きが全員美々子を見限り、
退院した時には学校に彼女の居場所はなかった。
再度山岡伽耶に襲い掛かるも、かつての取り巻き達に制止され、そのまま家に逃げ帰った。
現在では家に引き篭もって、部屋からも出て来ない


というのが、村で知られている話である。
実際には、山岡伽耶及び鈴木夏生を襲った所までは同じだが、山岡伽耶が敢えて人目に着くところを選んで逃げ回った上で、階段から突き落として右足を折り、更に上に飛び降りて肋骨を折った上で、右の尺骨動脈を切ったのである。
こうして身動きできない山上美々子が、緩慢に死んでいくところを眺めていたところへ、鈴木冬美が駆けつけて、止血処置をして救急車を呼んだ為に、一命を取り留めた荷だった。
病院に面会に行ったのは、見舞いでは無く、抵抗できない状態で自分と一対一で会う事になった山上美々子が怯えるのを見て愉しむため。そして鈴木夏生はお嬢様の度量に感動した。

結果として取り巻きが居なくなり、村の問題が一つ減ったので、山岡伽耶は、村の重鎮達、郷田 剛一郎山折 厳一郎からは感謝される事となった。
全ての責任が、山上美々子に帰することになったのはこの為。
現在の山上美々子は、山岡伽耶に対して、強い憎しみとそれを上回る恐れを持っている。

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最終更新:2022年12月10日 18:33