【名前】氷月 海衣(ひづき みこ)
【性別】女
【年齢】17
【職業】学生
【外見】見目麗しいロングヘアの少女。
【性格】表面的には大和撫子。内面的には辛抱強く、冷静沈着。
【異能】
『花鳥氷月(かちょうひょうげつ)』
視認した範囲に存在する【自然界に存在するもの】の温度を局所的に下げることができる。下がる温度は「対象の大きさ」及び「自身の手から対象までの距離」と反比例し、サイズが小さいものかつ彼女の手の周囲に存在するものであれば瞬時に凍りつかせるまでに至る。
【自然界に存在するもの】の解釈として、生きた人間の肌に対しては有効であるが、ゾンビの肌に対しては有効でない(元が自然物であっても、人工物から与えられた影響の度合いに応じて能力の対象から外れる)。また、他者の異能によって造られた物質に対しても有効でない。
一方で、【風(空気)】に対して有効であることは、この異能の本分と言えるだろう。対象の範囲を絞れば氷の剣を創造することができ、逆に範囲を広げれば冷気を発生させることもできる。
【詳細】
かつて没落し、山折村で隠居することとなった元富豪の夫婦の下に産まれた少女。その夫婦は、再び成り上がることを諦めていなかった。娘の海衣を他の富豪の家に嫁がせるために育て上げてきた。学問は最低限、それ以上は嫁入りには不要。見目には人一倍気を使わせ、習い事の数も数え切れないほど。
一方で、自分が両親の返り咲きの道具であることを、海衣は物心ついた頃には察しており、両親の支配から抜け出したいと考えていた。しかし、子供でしかない海衣に、両親に抵抗する力などない。だから両親に従順なフリをし続け、18歳になった時、村から逃げ出そうと決意した。
いつか村を出た時のため、裏でこっそりと大学受験の勉強をしている。己が幸せを掴む機会を虎視眈々と狙い続けるその執念は、間違いなく親譲りの特性であろう。
最終更新:2024年06月22日 20:01