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159 :VitaminX 草薙一√1/2:2012/07/02(月) 14:26:18.52 ID:???
>>104
VitaminXの清春は前スレで回答済みなので一のみ 

一の補習を担当することになった悠里。 
しかし彼は普段の人当たりの良さとは裏腹に、陰でストリートファイトしたり、キレると隠し持っているナイフで脅したりするという荒んだ生活を送っていた。 
一がそのような生活を送るようになった理由には、彼の過去起こした事件に関係があるらしい。 
生徒会長岡崎との仲が険悪なのもそれが原因とのこと。 
一を慕うあまり自分を敵視している後輩坂下(男)の邪魔やそれらの事情で、一の指導は前途多難だったが悠里のめげず臆さない態度は少しずつ一の不信感を拭わせていった。 
  
一のことをもっと理解するために、過去に起きた岡崎との事件を周りに聞く悠里。 
だが残念ながら結果は芳しくなかった。 
そんな悠里はある日どこか一人寂しくサッカー部を見つめる一を見つける。 
その様子から悠里は未だに一がサッカーに未練があることを知る。 
一にサッカー部のことを聞いて逆鱗に触れてしまう悠里。 
せっかく来ていてくれていた補習もまた来なくなってしまう。 
  
夏休みに入り、一には夏季休暇の補講を行うことになった。 
しかし依然として一は来ない。 
一になんとしてでも補習に来てもらおうと家庭訪問を続ける悠里。 
毎日続けられるそれに悠里の熱意を感じた一は、補修に出ることを誓う。 
喜ぶ悠里だが、一の部屋を訪問して感じた一の欠落、過去の問題は未だ何一つ判明しておらず、そのことに顔を曇らせるのであった。 

悠里は坂下に鎌をかけて、一の過去の事件を聞き出した。 
どうやら昔一はサッカー部に所属しており、同じくサッカー部だった岡崎とは親友だったという。 
だが、一が主将になった頃。 
一は居残り練習でサッカー部の後輩武本によって足を怪我してしまい、そのことに怒った一は武本を激しい暴力をふるったというのだ。 
その後一は暴力事件を起こしたことから退部になった。 
その事件をきっかけに一と岡崎は犬猿の仲になり、周りから暴力事件の加害者として見られるようになった一は次第に荒れていく。 
それ以来人を本当に信じることができなくなった一。 
一の心に深い傷があったことを知った悠里は、自分だけでも一を信じることを誓う。 

文化祭も一波乱あったが、B6の皆で治めることができ、おおむね平和に終わった。ただし、それによって知った一とサッカー部員との軋轢は悠里の心に陰を落とした。 
秋の終わり、中間テストが終了しようやく落ち着いてきた頃。 
悠里は一の事件の真相を探っていた。 
今まで一と接してきて一の人となりを知った悠里は、よりいっそう過去の事件を信じられなくなり、なんとか一の嫌疑を晴らそうとしたのだ。 
皆が帰った後、葛城に草薙のことを聞こうとした悠里は、そこで一と遭遇してしまう。 
自分のことを嗅ぎ回る悠里に激怒する一。 
それは、開きかけていた一の心がまた閉ざされることを意味していた。 
立ち去った一を葛城の後押しもあって追いかける悠里。 
たどり着いた一の家で、悠里は一と話し合おうとするが、一は聞く耳を持たない。 
激昂しなりふり構わなくなった一は、悠里を壁に押しつけ暴行を働きかける。 
悠里はそんな一に恐怖心を隠して話しかけ続けた。 
心の中で一の過去の事件を無理にでも知ろうとしたことに反省しながら……。 
悠里の自分を信じ、もう無理に過去を聞くようなことはしないという言葉に聞き入る一。 
そして、崩れ落ちるように悠里に抱きついた一の体はかすかに震えていたのだった。 

160 :VitaminX 草薙一√chapter2:2012/07/02(月) 14:41:09.41 ID:???
冬になり、センター試験も間近に迫り始めた。 
一も勉強に身が入り、成績もめきめきと上がっていた。
岡崎とも無駄に衝突することなくあしらうことを覚えた一は、以前のどこか自棄になった彼ではなく本来の人の良さを取り戻していた。 
一がセンター試験を受けている時、鳳と職員室で二人きりになった悠里は、彼から一の過去の事件のある疑惑を聞かされる。 
過去居残り練習で一を怪我させたのは武本ではなく岡崎らしい。 
さらには、一が武本に暴力をふるったのを見たというサッカー部員はすべて岡崎のシンパであり、武本もその事件の後生徒会役員の一員となっている。 
どう考えてもおかしい符号の一致。 
悠里は岡崎と話し合うことを決意する。  
岡崎に厳しく問いただす悠里に、ついに彼は重い口を開いた。 
リトルリーグ時代から常にチームのツートップだった一と岡崎。 
しかし、一は常に岡崎の一歩前を行き、岡崎はいくら努力しても一には追いつけなかった。
お互いに天才ではなく、努力していてそれでも確実に追いつけない・・・・・・。 
圧倒的に離れているわけではないからこそ、岡崎は一を憎まずにはいられなかった。 
居残り練習の時、岡崎がわざと一に怪我を負わせたのは一種の意趣返しのようなものだった。 
そのとき一が怒れば岡崎の気は済んでいただろう。だが、一は笑って流した。 
心底疎み、妬んでいる相手に庇われた事実は、岡崎のプライドをいたく刺激した。 
そして、一を完膚無きまでに叩き潰すべく行動したのだ。 
岡崎が一を怪我させるのを見ていた武本を暴力で脅し、一の頭の悪さをバカにしている部員を抱き込んで証言を捏造する。 
当時生徒会長という地位になったばかりの岡崎に媚びる人も多く、一が怪我で二、三日入院していたこともあって根回しは容易かった。
こうして、一は孤立していったのだ。 

語られた真実に怒りが隠せない悠里。 
罪を償うべきだと説得する悠里に、岡崎はあざ笑って口止めをしようと迫る。 
怯える悠里に、突如一が現れた。 
どうやら岡崎についていく悠里を見て後を追い、その後盗み聞きをしていたらしい。 
とうとう知った岡崎の真意に、一は哀れみの目を投げかける。 
汚い手を使ってでも一より優位に立ちたかった岡崎。 
そんなことに固執している彼が悲しかった。 
結局一は岡崎に怒ることもなく静かに諭すが、もはや一の言葉は岡崎に届かず、彼らは袂を分かつのであった。 

卒業式の数日前。 
一が悠里を手伝い職員室に向かっていると、サッカー部員達が武本を連れて彼らの前に現れる。 
どうやら卒業式間近ということもあって、一が暴力事件を起こしたと思っている彼らは、何が何でも一の真意を聞こうとやってきたらしい。 
その事件を起こすまでは、人望ある主将であっただけに余計信じられない思いがあるのだ。 
一は何も語らず、武本には悪かった、俺のことはただ忘れてほしいとしか言わない。 
悠里は真実を知るが故にもどかしさを感じるが、一の考えを尊重して黙っていた。 
そこに岡崎もやってきて場が膠着状態に陥った時、ついに武本が口を開いた。 
一の過去の暴力事件は全て岡崎がしたことであり、一に濡れ衣を被せたこと。 
自分は暴力に脅されたのもあるが、生徒会入りすることで大学の推薦を受けやすくなる利己心が働き協力したこと。 
最後まで口をつぐんでいようと考えていた武本だが、真実を知りながら武本を責めない一の優しさに罪悪感が勝った。 
憤激する岡崎。動揺するサッカー部員達。一の濡れ衣はようやく晴れたのだった。

161 :VitaminX 草薙一√chapter3:2012/07/02(月) 14:43:49.66 ID:???
その帰り道。サッカー部員とのわだかまりが解け、困惑しながら嬉しそうな一と楽しそうに帰る悠里。 
そのとき、突然悠里は何者かによって道路へと突き飛ばされた。 
不意の出来事に、混乱し動けない悠里の元へ車が迫る。 
悠里と車がぶつかる直前、一が悠里を抱き込み歩道へと滑り込んだ。 
幸い直撃は避けたが、足にはひどい裂傷が広がり見るからに重傷だった。 
そこへ一を先輩として慕う坂下が泣きながら現れる。 
なんと坂下は、自分だけの先輩であった一を奪い、サッカー部員と仲直りさせた悠里を恨んでこのような犯行に及んだのだと言う。 
全ては坂下だけの先輩だった一ではなくなったことの逆恨みだった。 
悠里を罵る坂下を一喝する一。そこで一は意識を失い、救急車で病院に搬送された。 
  
幸い骨折をすることもなく怪我だけですんだ一は、大事をとって短期入院をすることになった。 
坂下は謝罪の書かれたメッセージカードと花束を病室の前に置いて、二度と一の前に現れること無く学園を去った。時期を同じくして岡崎も退学。 
それらに一は心を痛めるが無言を貫くのであった。 

卒業式当日、一は無事退院し松葉杖をつきながらではあるが出席した。 
式が終わった後、悠里を校庭に呼び出した一は、悠里をゴールポストの前に立たせサッカーボールを蹴った。 
ボールは綺麗なフォームを描きネットを揺らす。それは一なりの完治宣言であり、悠里への感謝を示す行動だった。そして一は悠里に今までの想いを告白する。 

ノーマルED 
聖帝学園大学でサッカー部に入学。高等部のサッカー部へもよくOBとして指導に来ている一。
鳳と二人、一の意外と厳しい指導を笑いながら見守るのだった。 

ドリームED 
大学に落ちた一は、岡崎が手紙で高校サッカー協会に過去の事件の釈明したおかげで、プロにスカウトされた。
プロテストに合格すると悠里に誓い、背後から抱きしめるのだった。 

パーフェクトED 
有名大学に合格し、桜を見ながら去年のことを話す二人。
明日の花見に手作り弁当を作ると意気込む悠里に青ざめながらも、恋人だからと覚悟を決める一。
なんだかんだで恋人らしい花見を楽しみにするのだった。 

二分割じゃ入らなかった… 
読みづらかったらごめん 

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最終更新:2012年07月17日 15:06