回収屋

　戦闘後間もない戦場跡から、ＭＴなどの高付加価値な残骸を回収する業者。広義の意味でミグラントに分類される。
　輸送用トレーラーなどで編隊を組み、戦場跡に強行突入して目標物を迅速に回収する。
　回収した残骸から発生する利益の多くが傭兵への報酬に充てられることから、敵地を制圧する術を持たない小口の依頼主にとっては不可欠の存在と言える。
　残骸は様々な工業製品の材料として再利用されることから、こうした回収作業は資源の乏しい勢力にとって必須となる。
　横断的な統括組織は存在しないが、同業者間で戦闘行為を行わないのが暗黙の了承となっている。
　ただし、下記の随伴型に関してはこの限りではない。

随伴型の回収屋

　戦闘中の傭兵に随伴して、リアルタイムで残骸を回収する者たち。
　「メリアドール・ベルベニア」などがこれにあたる。

腑分け（技能）

　残骸の解体及び回収する部位の選別作業を指す。
　可能な限り持ち出せる一般的な回収屋とは違い、取捨選択を要求される随伴型の特有スキル。

随伴型の特徴

　・回収屋としては一般的ではない形態。
　・単独のため運用経費が安い。
　・回収できる残骸の量に限りがあることから、腑分けを行うスキルが求められる。
　・一般的な回収屋に先駆けて回収活動を行えるため、高額な商品を狙いやすい。
　・戦場の真っ只中に飛び込むため色々とリスクが高く危険。
　　当然、他の一般的な回収屋から良い目では見られない。