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かがみ様の天使と悪魔 - (2008/12/11 (木) 04:49:42) のソース

かがみ様の天使と悪魔


 ハァ…どうして風邪なんか…。
 私、柊かがみは風邪をこじらせて寝込んでしまっている。うーん…コレはつかさに偉そうな事言えないなぁ…。
 何より、こなた…こなたに会いたい。
「……うん…?」
 目を開けると、そこにはこなたが居た。ニヤニヤしながら私を見ている。
「やふー♪かがみん。相変わらず良い寝顔ですなぁ♪」
「っ…!?何しに来たんだよ!帰れよ!」
 こ、こなた…来てくれたんだ?
 だけど、私の気持ちとは裏腹に私の口は意志に関係無く動いている。
 こなたはニヤニヤと、嫌な笑顔のままペラペラと喋る。
「いやいや、かがみんが私に会えなくて寂しがってないかな~とか思ってネ☆」
「何を馬鹿な事ばっか言ってんのよ!むしろせーせーしてたわ!!」
 うん、どうやら私の口は勝手に動いてしまうものらしい。
 薄々気付いてはいたけれど…歯痒いわ。
「と、兎に角ね…風邪移しちゃったら悪いし、さっさと帰りなさいよ!」
「かがみ様が感染してたウィルスなら、感染しても本望ですな♪」
 ………コイツは…


――かがみ様の脳内
 本人の許可が出たんだし、アンタ…あんな事やこんな事とかして風邪を移しちゃいなさい♪(悪魔かがみん)
「出来るかそんな事!悪魔は黙ってなさい!」
 そうよかがみ!こなたが風邪で苦しむなんて駄目よ!(天使かがみん)
「流石は天使ね…マトモで助かるわ」
 ハッ…甘いわね。こなたが風邪になれば、お見舞いフラグが立つのよ!しかも、今にも〇〇〇出来るおまけ付き!(悪魔)
「なんと!?で…でも駄目!やっぱりこなたに移すなんて出来ない!」
 その意気よかがみ!頑張って!!(天使)
 あーあー、甘いわね。このチャンスを逃したら次はいつになる事か…(悪)
 …………よし、こなたに風邪を移すのよかがみ!(天)
「うおい天使!?アンタが乗せられてどうすんのよ!!」


―――
「うーんうーん……」
「ちょ…か、かがみ?本当に大丈夫?」
「負けない…負けてたまるもんですか…」
「かがみん…明日も休みかな?」


糸冬 


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- こういうノリの作品大好きです。GJ!  -- にゃあ  (2008-12-11 04:49:42)
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