こなた×かがみSS保管庫内検索 / 「卒業の日」で検索した結果

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  • 卒業の日
    今、陵桜学園の卒業式が終わった。とうとう私たちは卒業することになる。 「今日でこの学校に来るのも最後ね…」 「そうだね…」  さすがに卒業となると、こなたも寂しそうだ。 「いろんな思い出があるもんね。海へ行ったこと、花火大会に行ったこと、 あんたの趣味に付き合わされてしょっちゅういろんな店に行ったこと、学園祭…」 「かがみは忘れちゃだめだよ!」 「忘れないわよ…絶対」 「ホント、楽しかったわよ。こなたとばっかり一緒にいた気がするわ…」 「うん…」 「かがみぃ…えぐ、えぐ、うぅ…」  こなたは涙をぼろぼろこぼしている。目が真っ赤だ。 「別れちゃうのやだぁ…やだよぉ…かがみぃ…!!」 「ずっと一緒にいたいよぉっ…!」  こなたがわんわん泣き出した。普段はあんなに明るい子なのに…こんな子供っぽいところが あるんだなって思った。  そしてこなた...
  • 作者別保管庫(5スレ目)
    ... りばーすたー 卒業の日 狂(鏡)想曲 小なたまとめ その1 その2 その3 その4 その5 特別編1 特別編2
  • 作者の部屋(5-974氏)
    ...ルト・立場逆転版) 卒業の日 狂(鏡)想曲 つかさの大作戦 放課後のぬくもり こなたの初恋 こなたの誕生日 想う二人 穏やかな日 夜の学校に二人きり あふたーすたー ファーストキスまでの道のり(こなたの誕生日記念) セカンドキスまでの道乗り(↑の続編) 今日だけのあまえんぼ 甘過ぎる放課後・どうしようもねえバカップル 泣き虫こなたん・保護者のかがみん だだっ子こなたん・保護者のかがみん~お前…唇で教育が必要か?~(↑の続編) 柊姉妹の誕生日・こなかが、ところにより、つかゆき(かがみの誕生日記念/「こなたの誕生日」とリンク) らき☆すた動物園~『め狐とは私のことだようさみん♪』『なんじゃそりゃあ!』編~ 抱擁 遠い未来…遥か彼方の土の中で…(注意点:死人あり。一部グロ。…にも関わらず、鬱要素は、全く無し。) かがみとわたし こなたとかがみの未来の一場面 あめ玉(↑の続き) らきすた...
  • 終わりじゃなくて、始まり
    薄々は感じていたけど、まだまだ先のことだと思ってた。 まだ夏休みがあるんだから、まだ受験があるんだからと、真正面から受け止めるのを 拒んできたそれは、でも徐々に迫ってきて、とうとうぶつかった。 気にしないようにと、考えないようにと、必死に抑圧してきたけど、それはただの現実逃避。 終わりは必ずやって来る。 それは入学してきた時、すでに運命づけられていたもの。 桜に彩られたあの日から、忍足で近づき始めていたもの。 ――卒業 明日で、高校生活も終わりか……。 放課後の、校舎の屋上。 三月の、まだまだ肌寒い風が体を吹き抜けていく。 空は、どんよりとした曇り空。 気持ちを整理したかった。 明日で、今までの日常は終わりを告げる。 四人で学校に行って、四人でお昼ご飯を食べて、四人で家に帰る。 そんないつもの生活も、次で最後。 後一回で、もう絶...
  • こんなに好きなのに (4)
     冬の厳しい寒さに手がかじかみ、私は白い息を吹きかける。  新しい年、別れの年だった。  神社の境内で私が開いた手帳には、そっと挟んだ写真達。  気付いたら、こなたばかり集めていた。  私って馬鹿だな。  本当にそう思う。  友達に混じってはしゃぐこなたの姿──  ──私だけのものならいいのに  そんな風に思うなんて、本当に、私は馬鹿だ。 「お姉ちゃん?」  不意にかけられた声に、飛び上がりそうになる。 「おぅわっ?! つかさ、いつからここに?!」 「ついさっきだよー」 「いきなり声かけられたら、びっくりするじゃない!」 「へへ~、ごめん」  つかさは無邪気に笑う。悩みがなさそうでいいな、なんて思うのは、酷いかな?  今日は、初?詣の日だった。  実際には私達は巫女として初詣の日は働いていたので、三が日は過ぎている。 ...
  • 彼方へと続く未来 第三章 (後編)
    ...―だって、今日がその卒業の日なんだから。  きっと、かがみにこの気持ちを伝えてみせる。  そう自分の胸に言い聞かせて、私は学校へと向かった。  告白まで、あと五時間―― 彼方へと続く未来 最終章 (前編)へ続く コメントフォーム 名前 コメント ...
  • こなかがスレSS保管庫・あらすじ一覧(1~5スレ目)
    ...だった場合。 卒業の日  5-974氏 5スレ目  陵桜学園の卒業式が終わって、寂しさのあまり泣き出してしまうこなた。そして二人は想いを伝え合う。かがみ視点。濃厚なキスシーンあり。 狂(鏡)想曲   5-974氏 5スレ目  コメディ話。こなたの手入れのしてない髪型を見たかがみは、彼女の髪をはさみで切って整えていく。一方こなたは、かがみの顔が近いことにドキドキしてしまい、かがみに涙目で想いを寄せるが…。 小なた(5-1)  スレ住人 5スレ目  5スレ目の小なたまとめ・その1。イラスト投下&妄想やりとり。SS・前髪を切り過ぎた時のこなた。友達から百合への移行。アニメから見取れる百合。公式絵「チアガール姿で皆の前で大ジャンプしてるこなた」でのかがみの視線について、角度的に。いじめキャラ?仲直り。ツンデレ百合。おきらくBOX。 小なた(5-2)  スレ住人 ...
  • 星の卒業式
    <飼いならすって、それ、何のことだい?>――王子様は聞いた。 <仲良くなるっていうことさ>――キツネは答えた。 3月某日。私達は陵桜学園を卒業した。 長いようで短かった、3年間。色々な事をした――彼女と一緒に。 彼女と私は今、揃って‘星桜の樹’を見上げている。 彼女が行こうと誘ったから、私は頷いた。 手を繋ぎ、歩いた道。その一歩一歩に見覚えがある。私と彼女で歩んだ道。 最初会った時は、驚いた。まず、この身長差に。 <だけど、あんたがおれを飼いならすと、おれたちはもう、お互いに離れちゃいられなくなるよ>――キツネは言った。 まさに、その通りだった。 出会った当初、彼女は他の十万もの女の子と変わりはなかった。 彼女の目から見ると、私は、他の十万もの女の子と変わりはなかっただろう。 何が切欠で、何が理由だったか、覚えてはいない。 ただ、気が付いた...
  • 卒業したら・・・
    イライラする。 目の前でいやいや文法書の問題を解いているこなたを見て思う。 こいつは何だってこんなにもやる気がないんだろう。 私たちは仮にも受験生だ。 自分で勉強する時間を作るのは難しくても、 勉強する時間を与えられたら一生懸命勉強するべきじゃないのか? 今日だって模試が近いからってせっかく4人で図書室に来たのに、 こんなんじゃみんなで集まった意味がないじゃない。 「ねぇねぇ~、つかさもみゆきさんも帰っちゃったしサ、  勉強なんかやめてどっか遊びに行こぉよ~」 「・・・・・・あんた私がそんな誘いに乗ると思ってるの?」 「う・・・思ってないデス・・・・・・」 「よろしい。さっさと終わらせちゃいなさいよ。  その章が終わるまで本当に帰さないからね。」 「ぅええ!?アレ本気だったの?キビしすぎるよかが...
  • 二つの結婚宣言
    ... それは、おそらく卒業の日に撮られたと思われる、一連の写真でした。 「やっぱり、おばあちゃんたち、ふたりでいる写真、多いね」 「そうだネ」 「仲良かったんだね、昔から」 「うん・・・」 高校で過ごす、最後の日。 教室、屋上、渡り廊下、グラウンド・・・ それぞれに思い返すのは、過ぎ去れば二度と帰ってこない、かけがえのない日々のこと。 ふたりが遺したその写真の中から伝わってきたのは、底抜けに明るくも、どこか悲しい、 切なげなイマージュでした。 卒業すれば、共に過ごせる時間は確実に減る。 写真の中のふたりは、そんな孤独の予感に震えているように見えたのです。 姉妹の心に、小さな不安が芽生えました。 そしてそれは、まるで染みのように、徐々に心の中に広がっていったのです。 やがて祖母たちは帰宅しましたが、姉妹は、いつものように接すること...
  • 彼方へと続く未来 最終章 (前編)
     空は、白と青のコントラストに彩られていた。雲という名のブラインドに 覆われていた太陽が、その切れ間から徐々に顔を出し始めていく。  そして、そんな空の真下で、私とこなたは視線を浮かせていた。 「ねー、かがみぃ」 「ん~? どうかしたの、こなた」 「私たちってさぁ、いつからこうしてるんだっけ?」 「……はぁ。今更な質問ねぇ」  浮いていた視線を戻しながら、こなたの方を向く。  合わせてこなたの方も、微かに眉をしかめながら首を動かす。 「まぁいいや。今だけは時間なんて関係ないよ。かがみもそう思うでしょ?」 「う~ん。そりゃあ、まあそうだけど」 「それに、こんなにがっちり手を握られてちゃあね」  そう言うとこなたは、空いている左手で矢印を作りながら、 交差している自分の右手と、私の左手を指さして笑っていた。  その仕草が、可笑しくて、ちょっと...
  • 冬の日だまり
    「・・・寒いわね。」 「だってこんな暗くなっちゃったしね。それに今日は今年1番の寒さらしいよ。」 「あんたがゲマズとかに寄り道したのが悪いんだからね!」 「でも、かがみもついてきてくれたじゃん。」 「う、うるさい!」 太陽の支配はもう終わり、今、この世界を支配しているのは暗闇と月明かりと身に染みる寒さ。 私も、隣にいるかがみも体を震わせる。やっぱり、かがみに悪いことしちゃったな・・・ ただ一緒にいたくて、もっと傍にいたくて、それだけだったのに。 卒業まであと、わずか。だから欲張っちゃった。かがみとの思い出がもっと欲しくなって。 「風がないからまだいいけど・・・こなたは平気?」 「私は大丈夫だよ。頑丈だからね。」 「なら良かった。」 そう、その笑顔。あと何回、貴女は私にその笑顔をくれるの? そう考えると寒さが気になら...
  • 無題(20-459)
    三月、 暦の上では春とはまだ少し肌寒い日。 深呼吸をする。 冷たい空気が体を通り、鈍りがちな朝の頭を鮮明にさせた。 ふと、窓から空を眺めて見れば、 空は高く遠く、そして一際青く見えた。 どうやら柄にもなく、感傷に浸っているようだ。 あの空の青さでアイツと過ごした日々を思い出すなんて。 でも、まあ…今日ぐらいはいいか。 最後だものね。 あの場で会えるのも。 感傷に浸ったとしても罰は当たらないだろう。 今日、私達は卒業する。 長いと思っていた高校生活は、意外とあっさり終わろうとしている。 私は私の。 こなたはこなたの。 それぞれの道を進んで行くだろう。 私達が歩んでいた道は決して同じ道ではない。 この三年間が特別だっただけ。 たまたま道が重なり合っただけの話だ 「近くに住...
  • 始めるために
    季節は移ろう。 それが辛い事であっても、たとえ楽しい事であったとしても いつかは終わり、また新しい何かが始まる。 「――――ぁ……」 引越しの準備のために、部屋の掃除と整理をしていたら 懐かしいものが出て来た。 ――卒業アルバム。 一度も開いていないそれは真新しく折目一つ付いていない。 蘇るのはあの日の記憶。 まるで昨日の事のように思い出す事ができる。 『私、こなたの事がずっと好きだったの』 『え………?』 『卒業してからも、ずっと一緒に居たい、って思ってる』 卒業式の日、式典が終わりクラスの皆が記念撮影や 卒業アルバムへメッセージを書き合う中、私は かがみに呼び出され校舎裏に来ていた。 そして言われたのは紛れも無く“愛の告白”というやつで。 混乱と驚きの中、私が言ったのは 『……ちょっと考えさせて』 この一言だった。 今にし...
  • 私の日常
    誰にでもある、日常というもの。 特に刺激もなく、何の代わり映えもしない。 中には、ループのように続くありふれた日常に嫌気が差し、刺激を求める人も少なくはないと思う。 だけど、いつかは気付く。 そんな日常が、本当はすごく幸せなんだということ。 私の日常 人は慣れる生き物で、同じような日々が続くと刺激が足りなくなり、何か大きなことを求めるようになる。 それはきっと人間の心理だから、そう考える人がいるのは当然だ。 私も、そう思う事は今までに何度もあった。 でも、私は平凡な日常を送れる事が、どれだけ幸せかって事も知っているつもり。 妹のつかさ、才色兼備なみゆき、そして、ちまくて、どことなくほっておけないこなた。 私の大切な人達。そんな人達と過ごす日常が、私にとってはこれ以上ない幸せで。 きっと、どんな些細な事があったとしても、皆とは離れる事はない。 そ...
  • 作者別保管庫(4スレ目)あらすじ有.ver
    1-472氏  泊まった日・始 二人きりの家の中。目覚めた時にかがみがいない事の寂しさでこなたはかがみに泣き付いて、恋人として目一杯甘える。 その後は、二人のデートの様子と帰り道での二人の心情を、視点を変えながら描写されていく。  「泊まった日・朝」→(本作) 全4作のシリーズの4作目(完結) 1-500氏 4巻20p『好きな数字』より 原作の別解釈。みさおに好きな数字を聞かれた時、かがみが挙げた数字は… 春風秋月 学校の帰り道を行く四人。秋の気配を感じる一行は、季節にまつわる様々なことわざについて話し合う。 しかし、正しい意味を知らずに使ったこなたのことわざの意味に、一同は赤面する。  (本作)→「秋風は吹かない」 秋風は吹かない 秋。四人が季節に関する会話をする中、受験の時期が近い事を心配するかがみ。 こなたとかがみがお互いに心配し合い、友情...
  • コンプ・卒業式ネタ
    さて、そろそろいいかな? 頃合を見計らって私は体育館裏へと向かった。 今回ばかりは予想がしづらい。五分五分ってトコかな? 来ていてほしいような、でもなんとなく来ていてほしくないような……。 あ。 ……いた。 いつも通りの、というか一時間ほど前に別れたばかりのツインテールの後姿。 こっちとしては期待通りの行動で嬉しいはずなんだけど、でもなんとなく寂しい気持ちもするのはどうしてだろうね? よくわからないモヤモヤを胸に抱えつつ、私は努めて明るく声を出した。 「やふー! かーがみん!」 とにもかくにも、私のドッキリラヴレター大作戦はここでネタバラシ。 あんまり引き伸ばすようなもんでもないしね。 「…………」 かがみは黙ったまま、私に背を向けている。 あれれ? てっきり、顔を真っ赤にして...
  • 雪の日の約束
    『待ってよ、かがみぃ~!』 『あはは、こっちまでおいでー!』 楽しく遊んでいる私たち。 傍にいるのは誰‥? 『かがみ!ほら、川に魚がいるよ!』 『あ、ほんとだ。でも川じゃなくて池でしょ!』 大きな人工的な池。 でも何処だかはわからない。 『かがみぃ!一緒にブランコしようよ!』 『ばか、危ないってば!』 切り取られた時間。 遥か遠くて、懐かしい記憶。 私は、夢を見ている‥? ‥『雪の日の約束』‥ ――。 肌寒い、朝の気温と太陽の光に私は目を醒ます。 時計の針は既に8時を差していた。 急いで支度をしなければアイツとの待ち合わせ時間に遅れてしまう。 もっとも、アイツが約束通りの時間に来るとは思えないけど…。 ―夢を、見ていた。 何か、とても大切な事だった気がする。 ……ダメ、夢の記憶がどんどん遠ざか...
  • 作者別保管庫(1スレ目)
    ◆各作品のあらすじ有.verはこちら 1-63氏 かが×こな前編 (鬱要素/救済あり) かが×こな後編 (鬱要素/救済あり) …もしも、こなたが原作版と入れ替わったら? 前編 …もしも、こなたが原作版と入れ替わったら? 後編 1-80氏 無題 1-166氏 お見舞い 誕生日 耳 夏の日の思い出 1-176氏 催眠術 無題 1-316氏 かがみが残してくれたもの(前編)(死人あり・鬱/救済あり) かがみが残してくれたもの(後編)(↑の続き) 卒業したら・・・ 1-472氏  万引き(いじめ/多少救済あり) 二人だけの空間 さんにんきりでなにしてる 1-500氏  1巻86p『秘密の小箱』より 3巻47p『広く狭い』より ラストサマー・ホリデー(夏の終わり) 夜更けに降る雨 1-636氏 かがみの誕生日 1-65...
  • 終わりと始まりの間に
    「終わりと始まりの間に」 春、気がつけばもう卒業シーズン。 長いと思っていた高校生活は、意外とあっさり終わろうとしている。 明日は卒業式。仲のいいクラスメイトや先生たちともお別れだ。 通い慣れた通学路を歩くのも、明日が最後。 合格のお祝いや、新生活の準備などでバタバタして大変だったが、これから始まる大学生活への期待も大きい。 何故なら、18年生きてきた中で、一番多く勉強して、やっとの思いで合格出来た学校なのだから。 (ドラマやラノベみたいな高校生活じゃなかったけど、それなりに充実してたな…) 「お姉ちゃん、起きてる~」 つかさが部屋のドアをノックする。 「はいよ~。どうしたの?入りなさいよ」 つかさが入ってきた。 「…あ、あの、明日卒業式だからさ…緊張して眠れないんだ」 「何か心配事でもあるの」 「あのね…お姉ちゃん、本当にあの大学行くの?」 ...
  • 拝啓 柊かがみさま
    管理人注:作者さんからの前書きはこちらです 1 「拝啓 柊かがみさま  突然のお手紙で驚かれるかもしれません。不躾なことを先にお詫び致します。しかし、私は陵桜学園で過ごすこの最後の日を迎えるにあたって、かがみさんにどうしてもお伝えしておきたいことがあるのです。このことを決心をするまでには約二年もかかりました。それも、直接ではなく、このようなお手紙という形になってしまいました。さぞ意気地のない人だと思われるかもしれません。実際その通りです。私は臆病者です。ですが、これは私の、ない勇気を振り絞っての、最初で最後のお手紙です。少々冗長かもしれませんが、最後までお読みいただけると嬉しいです。  最初にお伝え致します。私は、かがみさんが好きです。クラス中の、学年中の、学校中の、いや世界中の誰よりもかがみさんを好きでいる自信があります。このお手紙には、その想いを全て詰め込んだつもりです。...
  • みどりの日
    季節は、もう4月も終わり。  土手を彩った染井吉野の代わりに、あちこちの庭先をチューリップや芝桜が飾り、それまで  枝だけだった木々も眩しい緑を吹き出している。  ほんの1ヶ月前まで、灰色と土色で覆われていたのが嘘のような、沢山の色。  心地良い陽射しをめいっぱい浴びる花々を見ていると、それだけで足取りまで軽くなる。  新しい生活にも慣れてきたゆーちゃんが、一家(と、ほか数名)を巻き込む爆弾発言をしたのは、  街が花の色で溢れる、春真っ盛りの食卓だった。       みどりの日 ~ 世界に二つくらいありそうな庭 ~ 「お姉ちゃん、うちの庭って、どんな感じだっけ?」  何の変哲もないはずだった木曜の夜。  久々に3人が揃った食卓に唐突に降ってきた言葉が、全ての始まりだった。 「うちの庭か、なかなか独創的でアバンギャルドだぞ?」  そうじろう...
  • 夏の日の思い出
    「ふう、後はこれをここに置いて……」 私は、部屋の整理をしながら勉強する為の準備をしていた。 今日も、いつものごとくこなたが勉強をしに来ることになっていたので、 念入りに整理していた。と、その時部屋のドアを叩く音がした。 「お姉ちゃん、ここで勉強してもいいかな?  それとも、少し来るの早かったかな」 声の主は、つかさだった。今日はちゃんと早起きしてきたようだ。  「ううん、いいわよ~。先に勉強しててよ」 「うん、それじゃあ入るね~」 そう言って部屋に入ってきたつかさが、 参考書とノートを広げて先に勉強を始めた。 そんなつかさを横目に、私は自分の机の整理を始めていた。 そして、ふと開けた引き出しの奧から、妙な物がでてきた。 「なにコレ……」 それは、茶色に色あせた古い...
  • 寒くない雪の日
    「今日は寒いねぇ~」 私の口から、思わずその言葉が出ていた。 「そうね。朝、天気予報で今年一番の寒さを記録するって言ってたしね」 隣を歩くかがみの言葉通り、お天気お姉さんがそんなことを言っていた。 「夜中、すごい寒くて風邪でもひいたのかと思ったよ。 天気のせいだーってわかってれば、もっと経験値稼いでたんだけどな~」 「神様の早く寝なさいっていうお告げよ」 「酷い神様もいるもんだねぇ~」 人の楽しみを奪うなんて、憲法違反もいいところじゃないか。 「こなたのためを思ってる、いい神様じゃない」 かがみめ。言ってくれるねぇ~? 「私のためを思ってくれてるのは、かがみだけで十分だよ」 「なっ!?あ、アンタは何突然変なこと言い出すのよッ!!」 むふふ、予想通り~! このくらいで顔を真っ赤にしちゃうなんて、かがみはやっぱり可愛いなぁ~♪ ダメっ...
  • こなかがスレSS保管庫・あらすじ一覧(15~18スレ目)
    こなかがスレSS保管庫・あらすじ一覧(15~18スレ目) ———————————————————————————————————————— 題名  作者名 投稿されたスレ  あらすじと設定(舞台、状況、関係、視点など)  前作→(本作)→続編(または派生作品) ※あらすじという名目上、極力控えめにしてはいますが、ネタバレになる事はあります。 ———————————————————————————————————————— 作者別保管庫(15スレ目) 彼方へと続く未来 第二章 (前編)  1-166氏 15スレ目  こなたを怒ったその日。かがみはC組で、授業にも集中できずに後悔していた。放課後、かがみは黒井先生に呼ばれて、こなたが遠地の大学に行くことを黙っていた理由を聞く。  「彼方へと続く未来 第一章 (後編)」→(本作)→「彼方へと続く未来 第二章 (...
  • 作者別保管庫(1スレ目)あらすじ有.ver
    ◆あらすじ無verはこちら 1-63氏 かが×こな前編 (鬱要素/救済あり) かがみの目の前で事故に合ってしまうこなた。こなたを失ってから、かがみが彼女に対する気持ちを自覚したその時、(…キタコレ)という言葉が頭に響く。二人の甘いひととき。 かが×こな後編 (鬱要素/救済あり) こなたが目覚めた時、6枚ものでっかい翼を持つあの人に、究極の選択を言い渡される。一方、告別式の最中、かがみはこなたへの強い想いを募らせて涙を流す。その時… …もしも、こなたが原作版と入れ替わったら? 前編 柊姉妹の誕生日なのに、かがみから高価なプレゼントをもらってしまい、困惑しながらも喜ぶこなた。翌日、学校でこなたはかがみに屋上に呼び出される。 …もしも、こなたが原作版と入れ替わったら? 後編 体育の時間、意識が遠のいて保健室で寝ているこなたの唇に妙な感触が…。濃厚で、情熱的なかが...
  • その先にあるのは
    卒業式。新たな旅立ちのためへの一つの区切り、つまり今まで過ごした日々との別れ。 過去二回の同じような儀式は正直に言ってほとんど覚えていない。 それはきっと小学校で過ごした毎日と、中学校で過ごした毎日を失うことにあまり思い入れがなかったからだと思う。 友達がいなかったというわけでもなく、早く大人になりたかったというわけでもなくて。 ただ単純にその日に何かが変わったのだと感じることができなかったからだ。 だけど今日は違う。忘れられない日になる。 つかさが予想通りに泣いていてなんとなく羨ましいなと思ったこと。 大人びたみゆきさんの、年相応の可愛らしい泣き顔。 名前もろくに知らない同じ境遇の人たちの弾んだ空気の中に確かに含まれた別れを前にした様々な思い。 それらはどれもこの日に相応しく、これこそが卒業なんだと思わせるけどそういう意味ではない。 今日という日に私は大切なあなたと一...
  • 『5月28日:心の日記』
    『5月28日:心の日記』 ☆ 誕生日、おめでとう。 そう言って渡した手作りのクッキーを見て、 こなたは恥ずかしそうに笑っていたね。 かわいくラッピングされた手作りのクッキー。 でも、ほんのちょっぴり焦げたクッキー。 つかさやみゆきのとてもおいしそうなお菓子よりも、 私のクッキーを最初に食べてくれたね。 そんななんでもないことが嬉しくて。 でも、素直に嬉しさを表せなくて。 それが少し寂しかった。 いつものように冗談で私に抱きつきながら、私をからかってきたね。 でも、分かってる。 恥ずかしくて冗談でごまかしてること。 嬉しさでいっぱいの顔を隠すためなんだって。 そのはにかんだ笑顔が私を温かくしてくれる。 腕に感じる温もりが私を幸せにしてくれる。 でもそれ以上近づかれたら……この胸の鼓動...
  • でぃあふれんず
     環境破壊、地球温暖化を招いたが故、と言うような天気が続いている。  なかなか冬の寒さが抜けきらないなと思ったら、四月になったら急激に気温が上がったり。  そうかと思えば、どんより曇り空にまたコートやらセーターやら引っ張り出してきて。  もう夏が見え始めたころだというのに、どうも気温は右肩上がりに上昇する気はないらしい。  目を覚ますとまずカーテンを開ける。空模様のチェック。  このところ早くも梅雨入りか、なんて思ったくらいに天候が思わしくなかった。  やや天気は持ち直し。少々恨めしい薄く張った雲も、朝日の眩しさには敵わない。  体感温度からして良好と呼ぶには気が早いか。  数日ぶりの晴れの日だし、寝ぼけ気分にも少しだけ高揚をもたらしていた。  誰しもが、昨日と似たような今日を繰り返し、生きているんだろうか。  毎朝の変わらない光景、うんざりするような人混みを見て...
  • 「無題」
    ――人魚姫は、王子様に会うために魔女に足を貰った。 ――シンデレラは、王子様に会うために魔女に南瓜の馬車とドレスを貰った。 ――じゃあ私は、魔女に何を求めたらいいのだろう? ――彼女に、会うために。 高校を卒業してから、どれだけの月日が流れただろうか。 もう忘れてしまった。 私は、世間に出て、その辛さを知った。 私は、世間に出て、その大変さを知った。 これが、大人になる、ということなのだろうか。 忙しくて、忙しくて、やがて今まで読んでいた本さえ、読まなくなった。 やっていたゲームも、やらなくなった。 段々と子どもだった頃のことを忘れていった。 でも、忘れないものもあった。 それは――彼女。 高校の時に出会った。私の大切な人。 ――いつか、迎えに行くから。 卒業式の日、2人で唱和した約束...
  • これからを、君と
    『私、こなたのことがずっと好きだった』 『卒業してからも、ずっと一緒にいたいって思ってる』 好きな人に想いを伝えるのは勇気がいることだと思う。 だけど私があの日こなたに告白したのは、寧ろ逃げだった。 断られても、次の日には私は地元を離れるから。 引きずるぐらいなら、振られてふっ切れてしまおうと。 叶わない恋だと、解っていたから。 こなたの私に対する感情は『友情』。 知らないでしょ?こなた。私の想いはとっくに『愛情』になってたって。 だけどこなたの答えは意外なもので。 『ちょっと考えさせて』 返事を聞かないまま、ここを去ってしまうことに悲しめばいいのか、 振られなかったことに喜べはいいのか。 ごちゃごちゃになる心を抑えて、精一杯の笑顔で私は言った。 『待ってるから。私、何年でも…待ってるから…』 その時の返事を聞かないまま一ヶ月が過ぎ、一年が過ぎ、そ...
  • セカンドライフ
    ――――長くも短くも感じる高校生活が幕を閉じた あれから私の、いや・・・私たちの世界は変わっていった―――― 「あの時いつまで泣いてたんだろ」 夜明け前に一人、くっきりと窓から見える満月の下で思いふける そう、私は今や大学生だ あれから卒業した後、一人暮らし・大学生活が始まった こなた、みゆきは勿論 つかさとも離ればなれになってしまった つかさは一人暮らしを嫌がってた 寂しがりやだから、当然か なら私と住めば良かったのに―― 多分、中学生の頃から一人暮らしがしたいって言ってた私を つかさなりに気をつかっての事なのか しかし内心、私はそれでホットしたと思う 別につかさが嫌いな訳じゃ全然ない 何故なのか―― もう高校生じゃないんだし、姉離れも少しはして貰わないと 本音は他にもあるんだけど、今はそれが主な理由にしておく ...
  • その日、歯車は回り始めた
     新学期が始まり、休みボケもすっかり解消された、ある日曜日の午後。  私は聖地に舞い降りていた。 「アキバか。なにもかも皆懐かしい」 「アンタ、バイトで毎週来てるでしょうが……」     「ふとしたことで~その日、歯車は回り始めた~」 「まったく、ゲーマーズに行きたいって言うから付いて来たら、なんで秋葉腹まで来なきゃいけないのよ?」 「いやぁ、かがみんね。私は全国のゲマズでも手に入るただの特典には興味は無いんだよ。アキバのゲマズでしか手に入らない主演声優さんの生サイン入り特典じゃないとダメなんだよ」 「…私はただラノベが欲しかっただけなんだけど」 「まぁまぁ、せっかく来たんだし、ゆっくりと楽しんで行こうよ~」  私はかがみが引き返さないように背中を押して、無理矢理前に進ませようとする。 「あー、もう分かったからそんなに押すなって!」 ...
  • こんなに好きなのに (2)
     あの日、抱き合ってキスしたのに、その事は幻みたいに私たちの話題には上らなかった。  触れてはならない禁忌のように。  やがて文化祭のチアダンスも終わり、やっぱり私たちはただの友達だった。  チアダンスが終わった興奮の中で「かがみは最高の親友だよ!」といって見せたこなたの笑顔に、かすかな寂しさを感じて、私は動揺した。  最高の親友じゃ、私は、物足りない……?  自分は何故、寂しいのか。  まるで私の中でこなたが、『友達』の範囲を超えている、みたいな……。  文化祭の興奮と達成感の中で、私達は強く強く一体感で結ばれている気がする。  だからこそ、もうすぐそこまで来ている卒業を意識しないではいられなくて。  喝采を浴びた舞台の袖で、薄暗い照明の影でこなたと小声で話していると、その秘密めいたくすぐったい雰囲気と、祭りの高揚と達成感、  そんな様々な感情がない交ぜ...
  • こんなに好きなのに (3)
     私達二人の関係は、どんな形をしているのだろう。  それは恋人でも友達でもない不定形で、あの夜のキスだけ、ピースが上手く嵌らない。  女の子同士で、私はこなたと親しくなりすぎて、私はどうしていいのか分からないままだ。  放課後の四人での帰り道。  最近では帰る度に一日一日、卒業が近づくのを感じて、不安な気持ちが抑えられない。 「もうすぐ、クリスマスだね」  とつかさが笑う。  飾り付けられた街の電飾がピカピカ光って、世界は冬の装いに満ち始める。  冬休みだってもうすぐだ。でもそれが嬉しいよりは、近づく別れが私を寂しくさせる。  隣を歩くこなたの表情からは、私に対する本当の気持ちが、どんな形をしているのかは読み取れない。 「恋人が街で増える季節だよねー、私はまあ、ネトゲで過ごすんじゃないかと思うけどー」 「不健康だな、相変わらず」  恋人、という単語に、私はどき...
  • 5年越しのラブレター・前編
    『…5年後の今日、この時間にこの場所でね』 二人だけの場所で、景色の中で、約束は結ばれた。 この先も変わらぬ私達を夢見て。 その裏に一つの淡い想いを秘めて…。 ―――。 高校時代、私は一つの運命的な出会いを経験する。 私は運命なんて洒落たモノを信じていなかったし、有り得ないと思っていた。 あってもドラマや本の中だけの話で、私には関係のないこと。 それなのに、全く人生とは良く分からないものだ。 だってさ、その運命の出会いとやらに何よりも感謝していたのは、紛れもなく私自身だったから…。 その運命の相手の名前は、泉こなた。 私とは違うクラスだったけど、つかさが彼女と同じクラスだったので、顔を合わせる機会は多々あった。 第一印象は小さな身体に蒼くて長い髪とアホ毛、左目の下の泣きボクロが特徴的だった。そして、オタクで勉強はやる気0...
  • ある夏休みの日常の風景
     ある夏休みの日常の風景  今、まさに夏真っ盛りだった。もっとも、家を離れて安いアパートに引っ越したので、私の部屋にはエアコン等はなく、暑いことこの上ない。あ、でもかがみの部屋にはあったような……そういえば、つかさの部屋にも……はぁ、ならばみゆきの部屋には絶対あるはずだよね?だってみゆきさんだもん。  かがみがいたら、心の中では頷いていてもとりあえず、“一体どんな理屈よ!”と突っ込んでくれるに違いない、きっとそうに違いない。  私―泉こなたは、とりあえず、夏で夏真っ盛りでその上夏休みという学生には時間としてはあまり余った時間を力の限り謳歌しているはずだった。  まぁ、その、現実は、三角巾にエプロンをして、はたき掛けやら箒やらもって部屋の掃除にいそしんでいるわけだけどさ。エアコンはないけど、風通しのいい部屋を選んでたのが幸いしてか、扇風機でも十二分に涼しい。  どうして、私...
  • 『ふぁん☆すた』 第一話
    ラジオは夢うつつの私にぴったりな曲を聴かせてくれていた。 Oh, I could hide neath the wings Of the bluebird as she sings. The six o clock alarm would never ring. But it rings and I rise, Wipe the sleep out of my eyes. My shavin razor s cold and it stings♪ 明るくて、どこか悲壮な曲。 なんだっけこの曲…聴いたことあるんだけどな…。 Cheer up, Sleepy Jean! Oh, what can it mean To a daydream believer And a homecoming queen♪ 元気...
  • 貴女との再会にはホットチョコで
    貴女との再会にはホットチョコで  うぅ、寒いなぁ。流石、二月というところか・・・。  でも、街は人通りも多く、二人並んで歩くカップルを見ていると体も心も寒くなってくるものね。いやはや、勉強にかまけ過ぎて、彼氏の一人もいない独り身には寒い日だわ。 「よりによって何で、今日が建国記念日なのかしら・・・」 私-柊 かがみのぼやきは、ため息と冷たい風に乗って誰に聞こえるわけでもなく消えていった。  今日は二月十四日なのだ。お菓子会社の戦略だろうとなんだろうと、愛溢れるカップル達にとっては甘い日であり、独り身の私には、あまり関係が無い日でもあったりする。学校があれば、サークル仲間に義理チョコでも配ったりする所だし、今日だってそういう予定が無くは無かったのだけれど、他の用事が夕方からあったし、それまでに抜けられるかわからなかったので、暇が出来てしまったという訳だ。 「まぁ、こういう祝...
  • 二人の時間 5話
    『二人の時間』 電車を降りた私は、まっすぐ自宅へ向かっていた。 今日は週末だからと、上司に飲みに誘われた。結構気を遣って疲れた。 帰ったらすぐに寝よう。 春から社会の一員になった。 本当は実家に帰りたかったが、会社から遠いので、都心のアパートで一人暮らしをしている。 今住んでいる街は、都内の人気エリアだ。お父さんが、危ない街には住ませられないと言うので、このアパートを見つけてくれた。 実際、街の治安は良く、駅から近いので、結構気に入っている。 自宅の前に来たので、鍵を開けようと、ポケットに手を入れた。 (ん…?) 鍵がない。反対のポケットにも、上着の中にもない。バッグの中身を全部出して中を確認したが、やはりない。 「あああああああ」 思わず声を出してしまった。どうしよう。ネットカフェにでも泊まるか。それともコンビニで時間を潰そうか...
  • 気付かされた想い
    「このように~~」 昼休み明けの5時間目…今は桜庭先生が担当する生物の授業中。 「ハァ……」 その授業内容も大して頭に入らず、只ノートにペンを走らせ続ける…そんな間にも出てくるのは溜め息ばかり……原因は私に有るんだけど…。 ………こなたにキスをしてしまった。 いや、実際出来た訳じゃなくて…私とこなたの唇の間には日下部の下敷きという障害物が挟まってたけど…。 ぼんやりとした思考で浮かぶのは、目を閉じて待ち構えるこなたの顔…あの時のこなた…可愛かったわね…。 そのまま両手に抱えて家までお持ち帰りしたいぐらいに。 まずい…授業中なのに顔がニヤけてきた…。 ってか何で日下部の奴は邪魔を…後で覚えてろよ…人を騙しておいて只じゃ済まさないんだから!! 「であるからして~」 「Σって違う違う!!」 「如何した柊??何処か間違ってるか??」 ヤバッ…まさか声に出てると...
  • 作者別保管庫(15スレ目)
    7-438氏 パーフェクトスター第4章Cパート2 6-774氏  プロジェクト・こなかが ゼロ(プロジェクト・こなかがDXの続き) 星の卒業式 「無題」(「星の卒業式」の続き) 5-974氏 演劇:らき☆すたアラジン 13-351氏 二人の時間/3話(二人の時間/2話の続き) 二人の時間/4話(二人の時間/3話の続き・完結) 1-166氏 彼方へと続く未来 第二章 (前編) 9-310氏 ダッシュで奪取?!(メルトダウンの続き) 14-586氏 ○なたぎあ・そりっど ~即売会に潜入してみました~ 箱詰☆妖精 ~恋のポッキーチョコ~ 10-45氏 バラッドノヨウナオモイデ(トリケセナイジカンの続き) 8-616氏 運命を駆ける猫【第四章】(運命を駆ける猫【第三章】の続き・パラレル) 10-79氏 7話 third s...
  • 幸せな結末
    ひたひた、ひたひたと裸足で歩く少女。 すでに街は眠りに着き、人通りもなくなっている。両手に持った高いヒール靴は、少女が履くにはひどく不釣り合いで、手に持つくらいが調度いい。 - 一体私は何をしてるんだ。 彼女は心底思った。 この寒空の下、裸足で歩くという暴挙。 もう子どもなんて言える歳でもないのに。あろう事か、まさか終電で降りる駅を寝過ごすとは。まさか、家まで歩く事になるなんて。酔った頭で思考を散らかしながら、覚束無い足取りを辿る。 いつまでたっても、歳に追いつかない幼い外見。高いヒールを履いても、似合う呼び名は未だに少女。 「やってらんないよ。」 吐き捨てるように呟く。 彼女は疲れているのだ。思い描いた日々に追いつけない、モノクロな毎日に。 § 私は高校を卒業してから、逃げるように一人暮らしを始めた。過ごしていた日々が楽しかったほど、劣等感は染...
  • 何気ない日々:紫陽花色と青空色を繋ぐあの日の温もり
    何気ない日々:紫陽花色と青空色を繋ぐあの日の温もり  まだ梅雨前だというのに、空は暗澹とした雲に覆われていて、窓の外からは強い雨音が響いてくる。 「身体が重いのに、空まで重そうだと気分が滅入ってくるもんだネェ」 思わず呟いてしまいたくなり、そうしてみるものの誰からの反応もない。そりゃそうだ、ここは学校じゃない。 私は自分のベッドに氷枕に冷えピタなんて完全装備で転がっているのだから。  昨日、かがみの傘入れてもらってた時に調子に乗ってじゃれすぎたのが原因かなぁ。思いのほか背中がずぶ濡れになってたし・・・ でも、家に帰ってすぐにシャワーで温まって、それから着替えたし。特に風邪をひくようなことはなかった筈なんだけど。  普段、風邪とかひかないのに久々にそうなると気分的にもすごく滅入ってくるもんだネ。 それでもいつもなら、ネトゲとか漫画とかそういうものには動けるのに、今日...
  • カオス狂想曲
    私は柊かがみ。陵桜大学の2年生。 たくさんの思い出の詰まった陵桜学園を卒業してしまった時は寂しかった。 でも、今の陵桜大学での生活も楽しい。 この場所は、新しい勉強と、新しい生活、そしてたくさんの友達もいる。 今、大学に向かって歩いているところ。 私が現在住んでいる所から、大学へは徒歩で行くことができる。 商店街を過ぎ、桜並木の道を通り過ぎた頃、道の左側に陵桜大学が見える。 まず目に入るのは、受験の時に重圧を感じた大きな門。でも、今は私の新しい日常の始まる場所。 私が大学前の横断歩道を渡っている時、ふと、私を呼ぶ声がしたのでそこで振り向く。 後ろから、高校の時と全く変わらない姿の少女が、青く長い髪をゆらしながら、私の元に走ってくる。 泉こなた。 私が稜桜学園で恋をした女の子。私のいちばん大好きな人。 「こなたっ!」 「ご~めん、忘れ物しちゃ...
  • こなかがスレSS保管庫・あらすじ一覧(11~15スレ目)
    こなかがスレSS保管庫・あらすじ一覧(11~15スレ目) ———————————————————————————————————————— 題名  作者名 投稿されたスレ  あらすじと設定(舞台、状況、関係、視点など)  前作→(本作)→続編(または派生作品) ※あらすじという名目上、極力控えめにしてはいますが、ネタバレになる事はあります。 ———————————————————————————————————————— 作者別保管庫(11スレ目) 零れ落ちるもの  4-234氏 11スレ目  こなたからの告白を拒否した次の日から、またいつも通りに接し合うようになったこなたとかがみ。かがみもそれを望んでいた。しかし後日、こなたは男から告白され、付き合ってみようかなと言い、かがみは困惑してしまう。  「始まりの予感」→(本作)→「想いよ叶え、君に届け」 全...
  • 作者の部屋(1-316氏)
    かがみが残してくれたもの(前編)(死人あり・鬱/救済あり) かがみが残してくれたもの(後編)(↑の続き) 卒業したら・・・ 雨降って地固まる(シリアスもの) コメントフォーム 名前 コメント
  • 日替わりミニストーリー 『出発の日』
    ジリリリリリリリリリリリリリリリリリ バンッ 前者は私の耳元で喧しく喚き散らす目覚まし時計の音。 後者は私が目覚ましのスイッチを叩いた音。 「ん……んんっ」 もそもそと布団から手を出して目覚まし時計を見ると、7時を少し過ぎたところだった。 二度寝する気満々のつかさと違って、即布団から出て身支度を始めるのが私の普段なのだが、 「ん~~」 昨夜は遅くまでレポートを書いていたせいで、今朝の睡魔は随分と強力だった。 おまけにこの季節はまだまだ朝夕と寒い日が多く、お布団の温もりは強烈に私を誘惑し、抜け出すのは困難を極めた。 私は枕元に置いておいた大学の時間割を手にとり、今日の講義は昼からという現実を確認する。 ―ま、たまにはいいわよね。 私は布団を被り直し、再びぬくぬくのお布団に包まって夢の世界へと旅立とうとした。 ところが、 「起きろー!」 がばっ 「ひゃうっ...
  • 明るくなるよ
    『明るくなるよ』 晩御飯を食べたら眠くなってしまい、どうやら少しほど居眠りをしてしまったらしい。 あの日の夢をみた。 「私、かがみのことが好き。」 卒業式の日、別れ際に、私は親友-----客観的にみた場合はだが-----である女の子、泉こなたに告白された。 もちろん雰囲気から、それが本気の愛の告白であることは分かっていた。  私だって、こなたのことは好きだった。友達としてもだし、それに少し、少しだけ、彼女のことを恋愛の対象として意識もしていた。 自分のこの気持ちに気づいて以来、私は恋する乙女の気分に浸っていた。  しかし・・・ 私の思いは情けなくなるくらいに中途半端だった。この愛のかたちは社会的に認められないと知っている。 そして私はどちらかというと社会的な規範に忠実な人間、つまり常識人たろうとしてきた。 こなたの思い...
  • 立てば歩めの親ごころ
    『前略 母上様(独自設定 注意)の続編 ◆注意!! 独自設定の作品です。 こなたとかがみが高校を卒業してから、三十年余を経た、とある年の冬のこと。 冬の低い日差しの差し込む、こなたの家の居間では、久々の休日を楽しむかがみを見ることができます。 気の置けない、女同士のおしゃべりとは、幾つになっても楽しいものなのでしょう。 しかしこの日の相手は、珍しくこなたではありません。 かつて、結ばれることのなかった自分たちに代わり、想いをその子供たちに託したかがみです。 念願叶って子供たちは、高校卒業とともに婚約を交わしました。 ところが彼女の息子というものは、親から与えられたものだけには、決して満足しない、 少々面倒くさいオトコでした。 幸運の星の下に生れついた者は、より大きなことを成し遂げなければならない。 そう思い詰めた挙句、当時、...
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