こなた×かがみSS保管庫内検索 / 「甘えたい」で検索した結果

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  • 甘えたい
    ...。 ――甘えたい―― 「どうしたの?こなた」 「…えーとね…その…」 ん?こなたにしては歯切れが悪いわね………。 「何よ?言ってごらん」 「いやね……別に用がある訳じゃないんだけどさ…」 「はぁ?何よそれ」 「…ごめん」 ちょ!!そこで泣きそうになるの!? 「いやいやいや!!そこは謝る所じゃないでしょ…」 「ごめん…」 「だから謝るなって」 私はこなたを抱き寄せる。 「こなたが好きな時に私を呼んでくれたっていいわよ、用がないから呼んじゃ駄目な訳ないし」 「…うん…」 「…もしかしたら甘えたいから私を呼んだんじゃないの?」 「ひぐぅ!?」 なんか凄い驚き方だな…。 しかも図星みたいね…。 「…だ...
  • 作者の部屋(エンジ氏)
    ...品】 切ない気持ち 甘えたい 一人ぼっちは嫌だから 愛し尽くせぬヒロインであれ(グラップラー刃牙ネタ) 貴女が壊れるまで サプライズ・プレゼント-New! コメントフォーム 名前 コメント
  • 奇跡から幸福へ
    ...泣いて、かがみに……甘えたい……。 ……どうしたらいいのかな……私……。 「どうして自分の事を責め続けてるの?」 もう一つの私の心が問いかけてくる。 「……私の……せいだから……」 「どうして自分のせいだと思うの?」 「……私が……かがみをアキバに……連れていったから……」 「……じゃあ……このままでいいの?」 「……いいわけないよ!!!私だってかがみに会いたい!!今すぐに会いたい!!かがみに会って甘えたい!!だけど……だけど……ひっく……」 「……ホント、アンタって意地っ張りね」 私はその声を聞き顔を上げる。 そこに居たのは……。 「3日ぶりねこなた、元気にしてた?」 「か、かがみ……」 私の大好きな人……かがみだった。 「全く!!何が自...
  • 何気ないこと(2)
    ...当は誰よりも寂しくて甘えたいのに、甘え方も寂しくて冷たい場所からも抜け出る方法も知らなかった。  うさぎはずっと一匹だった。守りたい犬を守ることだけしか考えなくなって、そして不安になる。ちいさな犬は、どう思っているのだろうか。  ずっと一緒だったのに、気づけば心は遠い場所にあるのではないだろうかと、うさぎは、さらに寂しくて冷たい場所に身を起き始めた。  悲しくて冷たい夢だった。  目が覚めれば開けたままのカーテンから差し込む光が眩しくて、朝を告げていた。  朝まで眠っていたはずなのに、私の目は壊れたように昨日の続きの涙を再び零し始めた。 何気ないこと(3)へ 投票ボタン(web拍手の感覚でご利用ください)
  • ひとり、ふたり(後編)
    ...の想いはさ、元々私に甘えたいって気持ちからきてるわけだよね?でも、こなたの周りにいる人をみてみると、みゆきには『いい人すぎて頼みづらい』から甘えられないんでしょ?つかさには…まあ言わなくても分かるわね。姉として腹立つけど、あんたつかさを自分と同レベル以下と見なしてるでしょ。あの子、根は真面目なのに…。なら甘えるわけにはいかないわね。ゆたかちゃんには『姉としてのプレッシャー』がどうこう言ってたから甘えられない。あとはおじさんだけど、さっきの話だと家の中でも寂しさ見せないように振舞ってるのよね。…まあ、おじさん親だし、そのこと気づいててもよさそうだけど…。とにかく、そうすると、私くらいしか残らないのよね。つまり、私に甘えたいというより、他に甘える人がいないって言った方が正しいんじゃないかと思うわけよ」 「…そんなこと…」 「あ、別にあんたの想いを否定したいわけじゃないのよ?ただ、その...
  • 作者別保管庫(こなかがBBS5スレ目)
    ...!-午前-の続編) 甘えたい 一人ぼっちは嫌だから お姉ちゃんを観察!!-これも愛の形 愛し尽くせぬヒロインであれ(グラップラー刃牙ネタ)-New! 10-79氏 11話 Correct answer(同居人シリーズ10話 for meの続き) 最終話 Daily life(同居人シリーズ完結)-New! H4-53氏 てろてろ こなかがノベルゲーム-New! はな☆びん-New! H3-525氏 愚痴 意思にて漱ぐ 遠いあなたとお花見を【第2回こなかがコンペ参加作品】 ルームサーチに気をつけて【エイプリルフールネタ】 厳禁 擦れ違いのその後に【こなかがコンペ参加作品】-New! H2-209氏 無題(H2-209氏)(仮)3(無題(H2-209氏)(仮)2のこなた視点後編) 無題(H2-209氏)(仮)4(↑のかがみ視点) 二人なら……【こな...
  • りばーすたー
    ...もこなちゃんみたいに甘えたいよ」  つかさがみゆきの手を握って、顔を赤くしながら言ってきた。 「だめかなぁ…?」 「ええっ!! …わわわ私でよければ…!///」 「ありがとゆきちゃん」  目をつぶってつかさも肩にすりすりする。みゆきは目を点にして赤くなっている。  その様子を見たこなたとかがみは… 「あんた達まで…」 「Wカップルフラグ立ったね!」かがみの腕を取ったままGJポーズを取る。  そしてまたかがみにくっつき、すりすりする。 「かがみん…♪」 おまけのおまけ  その時偶然B組の前に来ていたゆたか。 「お、おねえちゃんとかがみさんが…!?つかささんとみゆきさんが…!?!?」 「…てゆうことがあったの…」 「マジっすか!! それはマジっすか!! そんな百合百合薔薇ワールドが広がってたんすか!? 昼間っからラブ...
  • 「いつもの二人」
    ...のじゃなくて。もっと甘えたいのに。 『私は泉こなたと付き合っている。』最近、この言葉を何度も反芻する。 真夜中。こなたとの電話の後、電気を消した私は布団の中でそうしている。最近の習慣だ。 そんなことをするのは、もちろん私がこなたの気持ちを疑っているからじゃない。 もっともっと二人の距離を縮めるためだ。柄じゃないが私だってお祈りくらいする。 こなたがもっと私のことだけ見てくれれば。それだけでいいのに・・・。 「そうすれば、私だってお祈りなんか・・・。」 すっかり夜の口癖になった言葉を結び目に、私は目を閉じた。 こなた・・・。明日はもっと、貴女と・・・。 (おわり) コメントフォーム 名前 ...
  • 今日だけのあまえんぼ
    太陽が空のてっぺんに登る頃。 お昼休みの学校の屋上に一人の少女。 柵に腕をのせてぼーっと、遠くに浮かぶ雲を見つめる。 空はとてもきれいな青。 しかし、青空を見つめる少女は、この空とは正反対の表情だった。 クラス発表の日。かがみにとっては、とても重要な日だった。 …また同じクラスになれなかった。今年が最後のチャンスだったのに… いろいろ手を尽くしたけど、やっぱりダメだった。ショックが大きい。 わざわざ文系まで選んで、可能性を増やそうともしたのになあ… …今年こそはつかさと…みゆきと…それにアイツとも…一緒のクラスになりたかったなぁ… 「はぁ…」 ため息が出る。 どうして私だけ… やっぱり私、ハブられてんのかなあ… 暗くてネガティブなことばかり考えてしまう。 屋上で一人。 何も...
  • ノゾムハダレガタメ
    「だよね~、秋ってついつい食べちゃうわよね」 「そうですね。過ごしやすい季節ですし美味しい物も多いですし、つい食も進んでしまいますね」 「まぁ、おかげであっちの方も大変なことになるのよね……」 「そ、そうですね……。気を付けないといつの間にか、なんてことになりかねませんね……」 「でもやっぱり食べたいよねぇ~。色々食べたいから、私はお姉ちゃんと半分こにしてるよ~」 「食べないようにって思ってはいるんだけどね……」 朝、いつも私は通りつかさのクラスに来ていた。 みゆきやつかさと話しながらも、ちらちらと入り口と時計、そしてある空席を順番に見る。 後1分―――。 まさか、遅刻してくるってことはないと思うけど……。 待ってるのに来てくれなかった。 朝からここにいれば絶対会えると思った。 卑怯だけど、どんな手段を使ってでも私は会いたかっ...
  • 彼方へと続く未来 最終章 (前編)
    ...宝石言葉は“自立”。甘えたい心をコントロールして、  持ち主の自立を促進してくれるんですって。今のこなたにぴったりでしょ?」  甘えたい。むしろそれは私の中に募っていた重みだった。  けれど、心を許した相手であればあるほど、それをコントロール しなくちゃならない。だから、この環は“私”が自立する為のきっかけ でもあった。教えてくれたのは、目の前にいる小さな恋人。  『うん、ありがとう。大切にするヨ』未来へと引き継がれた蒼色の環。  丸いそれを手首にはめて、こなたは嬉しそうに腕を上下させていた。  そのたびに、綺麗に整えられた長い髪がサラサラと揺れて、 空気に吸い込まれていくような錯覚を覚えた。空と同じ、蒼い色の髪。  ……そうだ。いいこと思いついちゃった。  年甲斐もなくはしゃぐこなたを見て、私はもう一つの贈り物を考え付いた。  まず...
  • 9話 stand by
    ...メンドクサイの嫌い。甘えたい。困った時の人頼み。これが言わずと知れた私のモットー。 だから変われない。ううん、これだけが理由じゃない。本当の理由は別なんだ。 『そういうアンタはどうなのよ?』 初めて、正確には2つめの私の幸せの在り処。叶うことならずっと、変わらないでほしい。永久に、永遠に。 でも、そんなに上手くいかないのが、現実なんだよね。皆で一緒に帰る日も、皆で遊ぶ日もだんだん減ってゆく。 かがみとも、ゲマズ行ったり、一緒に夕飯作ったり、何気ない話をしたりする時間が失われてゆく。 どうにもならない現実。ちょっとした鬱。これで私の歩みを止めるには十分だった。 『んー何とかなるよ。』 本音は内緒。いつもの『こなた』でいるために。でもそんな自分に嫌気がさす。 ただかがみの背中を見ているだけの私に、今を変えようとしない自分に。そして。 「試...
  • ホントウノオモイヲ
    ...かささんも、泉さんの甘えたい、という気持ちに最近まで気づけませんでした』 ですが、とみゆきさんは続ける。 『かがみさんだけは私たちよりもずっと早く気づけたのでしょう。ですから、泉さんの気持ちに応えようとなさったのではないでしょうか』 そんなかがみの優しさに、私はどんどん惹かれてった……んだよね。 そっか……。仮面を剥がしたんじゃないんだ。 かがみは私の奥底にある本当の思いを満たしてくれたんだ……。 それはきっと誰にでもできることなんかじゃない。 ―――ただ一人にしかできないこと。 「私さ……自分で言うのもなんなんだけど……恥ずかしいんだよね……。その……素直に甘えるのが……」 かがみが言ってくれたのに、私はせっかくの申し出を―――。 「だから……そんな風になっちゃったんだと思う」 『ふふ、私の前でなれたのですから、かがみさんの前でもきっと素直になれ...
  • ゆれたい・一
       ゆれたい・一  ある日のカラオケボックスのことだった。私はうっかりして、歌詞が英語の曲を選んでしまった。当然歌えない。 さっさと切ってしまおうとしたが、かがみは、それまで調子に乗って好き勝手歌いまくっていた私に対して 「リモコンを取り上げることで歌えるはずのない曲を最後まで歌わせる」という懲罰的な措置をとった。 晒し者になった羞恥で頭の中はパニックになり、何だか支離滅裂なことを言いながら歌っていた。 演奏が終わった。えらく息が上がったが、嫌な気分にはならなかった。 私達のやりとりを見て、奥に座っていたみゆきさんは静かに微笑んでいた。いつも通りであると考えて差支えないだろう。 つかさは、みゆきさんに対してテーブルを挟んで反対側に座っていた。 姉の行動に最初は戸惑っていたが、私の慌てふためく様子を見てだんだん愉快になってきたらしく、曲が終わる頃にはすっかり笑顔になっ...
  • 新たなステップ
    可愛いなとか。優しいなとか。一緒にいるのが当たり前で、いないとなんだか物足りなくて。離れたくないし、手放したくないって思った。 笑ってほしい。笑顔が見たい。ずっとそばで笑っていたい。 好きって気持ちを家族愛とか友情とか、恋愛ってやつに分類するとしたら。間違いなく私はかがみに恋している。 だから好きって言ってもらえて嬉しいし、付き合ってほしいって言葉にも頷けた。 今までも、これからも。ずっとかがみの隣は私の場所なんだって思えたから。 珍しく早起きした朝、いつもとは反対に柊姉妹を待つ。 通学の時間帯だから学生服の若者でごった返してる。朝から堂々といちゃついてる人もいたりするのかな。 以前なら冷やかし気味にちら見する程度だったけど、なんとなく青春のワンシーンに目が行く今日この頃。 間違ってもバカップルにはなりたくないけれど。 そもそも女同士だからカミングアウトもし辛いし、...
  • マッスグナキモチヲ
    『つかさ~、次の授業で使うから辞書返してくれる?』 『あ、ごめんね、お姉ちゃん。えと……はいっ』 『ありがと』 『……あなたがつかさの双子のお姉さんですか……?』 『はい、そうですけど……』 『お姉ちゃん、この人が前に話したこなちゃんだよ~』 『あ……どうも、いつもつかさがお世話になってます』 『いえいえ、私の方こそ』 それが最初だった。 掴みどころのない、無表情な仮面をつけた感じ。 そんな第一印象。 でも、不思議と気になった。 『泉さんは……何が好きなんですか?』 『マンガとかゲームとか……ですね』 『どんなのを読んだりするんですか?』 『ん~……らき☆すたとかですかね……』 『……き、聞いたことないです』 だんだんと話すようになっていった。 お互い探るような、そんな距離。 だけど、少しずつ...
  • 2分の1
    ...いえばお母さんたちに甘えたいときわたしはどうしていただろうか。 昔から甘え下手だったわたしはつかさをうらやましく思いながらじっと我慢していた気がする。 もっと他に考えることがあるんじゃないの?という心の声を無視して、わたしはギシリと椅子を軋ませて立ち上がった。 …つかさの真似をするならば、わたしはこなたとみゆきのどちらかの腕を取らなければならない。 しかしわたしはどちらの腕を『何と言って』取ればよいのだろうか? 何の『覚悟』もないわたしは立ち上がったまま動けずにいた。 「大丈夫だよ、つかさ」 こなたがよしよしとつかさの髪を撫で、しおれてしまったリボンを延ばす。 「『わたしも』つかさのこと好きだもん」 「え?こなちゃん『も』…って?…あっ!」 つかさの小さな声とともにリボンがピンと立ち上がった。 「あれ?つかさ分かっちゃった?」 何...
  • パーフェクトスター プロローグ
    「暑い、、、、暑すぎる…。」 午前中の講義は何時もの如くだらだらと過ごし、正午過ぎにあるバイトに備える為、大学から駅まで移動中の独り言。 7月、温暖化の影響だろうか。去年よりパワーアップされた強い日差しは、容赦なく私を責め立ていて、 このまま溶けるんじゃないだろうかと錯覚してしまうくらいだ。 「だらだら歩いてても仕方がないし、きびきび歩くかネ…。」 自分に喝を入れる為に口に出して言ってみた言葉の効果は皆無。 変わりに得たのは孤独感だけだった。 大学一年生、3ヶ月目。 陵桜学園卒業後、私は危ういながらも合格した大学へ進学した。 大学に行っても、勉強嫌いな私が精進するわけでもなく、これといってやりたいことも特にはなかったけど、 お父さんが「自分探しは大学に行ってもできる!」と限りなくポジティブな言葉をくれたので、その言葉に甘えた。 ご覧の通り、心身ともに...
  • スバラシキセカイ
    キーンコーン・・・カーンコーン・・・ 5時間目の余鈴が校内に鳴り響く。あと10分。 なのに、あのツインテールが見つからない。おいおい・・・貴女がいないと私は怒られる。 珍しく昼休みも私達のクラスに来なかった。あの寂しんぼめ。どこに行きよった? 「おーい、みさきち!」 「よぉ、チビッ子。どしたぁー?」 「あのさー、かがみん知らない?」 隣のクラスを見渡しても綺麗なパープルがない。 私はあの髪が好き。つかさのショートもいいけど、ツインテールは、冗談抜きで、欲しい。 さらさらと風になびいたり、光に映えたりするあの長い髪が私のお気に入り。 「昼休み、そっちに行かなかったか?柊のやつ、すぐにどっか行ったぜ?」 「んー、そっか。ありがとーみさきち。」 みさきちも俺の嫁の居場所を知らない。どこへ消えたんだよ。 あと5...
  • 第9話:新しい治療法
    【第9話 新しい治療法】 カンファレンスルーム─── 「残念ながら……」 医者は血液データを見せながら言った。 「こなたさんは寛解にはいたりませんでした」 かがみとそうじろうは真っ白に燃え尽きた状態になり、なにもしゃべらず、動かなかった。 「白血病細胞は減りましたが、顕微鏡で見るとまだ5割も残っています。本当は見えてはならないのです。1兆個の白血病細胞が抗がん剤をかわして全身で増殖していると考えられます」 何度もこういう話をすることは経験しているのだろう。医者は慣れた口調でつづけた。 「今までの当院での治療成績からみて、骨髄移植をしても失敗するでしょう。残念ながら余命は……」 余命宣告が出る。 かがみにはそれはまるで毎日聞く駅のアナウンスのように乾いて聞こえた。 「もって年末まででしょう」 年末───冬コミがある時期だった。...
  • 萌えたら負け(vol.9)
    ☆vol.9『依存』  その先生の噂はかねがね耳にしていた。  私と同じ年齢であるにも関わらず、既に医師として活躍している女性がいると。  その女性の名前は、泉こなた。  埼玉県内でも有名な陵桜病院の、その中でも五指に入るほどの腕を持つ、まさしく ゴッドハンドの持ち主である。  私――柊かがみは、そんな彼女に一度お世話になった事がある。  初対面の時は優しくて、尚且つ可愛らしい先生だなぁ、という印象を受けた。  ただ、それだけでは終わらず、何度か通い続けているうちに、私の体に ある異変が起きていることに気付かされた。  今日はその相談でここ――陵桜病院に再度訪れている。まさかそれが、私の一生を 左右する出来事になるとは気付かぬままに――。 「こなた先生……」 「どうしたんですかにゃ? かがみさん?」 「私、病に冒されて...
  • 夢で逢えたら
    パタン。 そう、音を立てて扉が閉まると、後には、気の抜けたような静けさばかりが部屋に残って、何だか……物足りない。 そして、そう思っている自分に気が付いて憮然とするのだ。 アイツ――泉こなたが、私――柊かがみにとって分かち難く結び付いている大きな存在である、というその事実に。 ~~夢で逢えたら~~ こなたが帰った後はいつも嵐が過ぎ去った後のようで、急にやることがなくなった私は、他にやることを探す気力も無く、退屈を持て余したまま床にゴロリと寝転がる。 ぼんやりと天井を見上げると、そこをスクリーンにして、こなたの顔が浮かび上がる。私をからかってくるこなた、アニメやゲームの話題で一喜一憂するこなた。しばし追憶に身を委ねていると、不意にアイツの声が聞こえた気がして、ハッとした。 でも、こなたは帰ったんだから当然、何処にもいなくて、私は、ため息を吐きながら、また、ふてくされ...
  • 真実の心を(H4-53氏ver)
    ... 「だって、かがみに甘えたいんだもん」 という、率直なこなたの言葉。かがみは顔を赤くして、つかさとみゆきは生暖かく見守っている。 「うわー、なんかお姉ちゃんとこなちゃん・・・」 「そっとしておきましょうね、つかささん。本人たちは自分たちの変化に余り気づいてないようですし・・・余計なことをすると馬に蹴られるという格言もあります」 「えー、馬怖いよぅ・・・鹿でもあんなに怖かったのに・・・」 つかさの様子にみゆきはくすりと笑い、こなたとかがみの方を見る。 「かがみん!」 「もう、こなたったら・・・」 こなたとかがみは二人で過ごす今の時間の大切さを知っている。 人間は時に自分を偽り、素直になれず、嘘をつき、そのようにして生きていくだろう。この世界には余りにも欺瞞が多く、やがて人は偽りを偽りと思わず、すべての嘘が必要に思え、なにもかもを正当化しながら、自分さえ含むあらゆ...
  • ぴゅあぶるー
     何でも気兼ねなく話す間柄。四六時中とは言わないまでも共に過ごす時間も長い。そんな親友にもまだまだ私の知らない面がたくさんある。  でもそれは別に驚くことでもなんでもないかもしれない。生まれた時から一緒に歩んできた子の全てを理解しているわけじゃない。  ただどれだけ経とうと飽きないというのはとても面白い。もっと知りたくなってくる。  私の知らないあなたの素顔。あのとき初めて見せてくれた表情。  だんだんとできかけていたものがあっけなく崩れ去る。新たな素材が代わりに加わってまた一から作り直し。  たくさんの要素があって、また増えて。私の中で彼女はどこまでも大きくなっていく。  出会った時の印象はそれほど残っていない。  もちろん外見的な特徴は結構目を引いたんだけど、性格的な話。どういう人かと言われればやはり妹の言うように良い人、としかないのかもしれない。  今となっては...
  • かがみの誕生日
    玄関のチャイムを鳴らすとすぐに、「いらっしゃい」という言葉と共に扉が開いた。 私にとっては、もはや慣れ親しんだ場所で、友人の家に上がりこむときの特有の高揚感というものは感じられなかった。 「ハッピーバースデー」 と、お決まりの文句が私の第一声だった。親しい仲に改めて誕生日を祝うというのはどうも小っ恥ずかしく、 ちょっとした冗談も思わず添えてしまったのだが。 「お誕生日おめでとうございます」 一緒に来たクラスメイトもお決まりの挨拶をした。普段どおり礼儀正しく、なのに初々しく。 「おお、サンキュー」 ほら、そうしたらさっき私の冗談で怒っていた顔が、ふわりと柔らかくなって、私には滅多に見せてくれない 可愛らしい笑顔を隣に向けてしまうのだ。 こういうことになるのは分かっているのに……私はいつも素直になれないのだ。 目の前で微笑む私の大好きな人は、しかしそ...
  • 萌えたら負け(vol.10)
    ☆vol.10『矛盾』 「かがみん!」 「えへへへ、かがみ~ん♪ ぎゅ~♪」 「ちょ、あんまり抱きつかないでよ/////」  ぎゅっ 「か、かがみぃ……」 「? どうしたの?」 「あんまり抱きつかないでって言っておきながら、かがみだって抱き付いて来てるんじゃん!」 「なにバカな事言ってるのよ! 私抱きついてなんか……」  ぎゅうぅぅぅぅぅ……。 「抱き付いてるって! ちょ、苦し……放してぇ……」 「きゃ! あ、あんまりベタベタするなっ!」 ペタペタペタペタ 「か、かがみっ! どこ触ってるのっ!?」 「こ、コラッ! あ、あんまりベタベタりベタベタしないでって言ってるでしょ?!」 ベタベタペタペタベタベタペタペタ! 「あっ、あっ、あっあっ、あぅーーーっ!」 「こ、こなた……?」 「はぁ...
  • ~想いが重なるその前に(2)~
    「えぐっ…えぐっ…えぐっつ…」 「おはようございます。つ、つかささん、どうされたんですか?」 「おはよ~みゆきさん。なんか学校着くなりいきなり泣き始めちゃって…」 「ほらつかさ、どうしたのよ?」 「ひぐっ…う、ううん、なんでもないよ。」 「ならいいけど…なにかあったんならちゃんと言いなさいよ。」 「うん、ごめんねお姉ちゃん。」 キーンコーンカーンコーン 朝会の始まりを告げる鐘が響く。夏休みまであと三日―― ~想いが重なるその前に(2)~ 「おーっす、お前らー早く席に着けー。」 朝会が始まる前の騒がし光景。 どこの学校にでもあるありふれた朝の喧騒を桜庭先生が切り裂く。 先生が教室に来た途端にみな慌てて席に戻る。これもどこにでもある光景だろう。 私も自分の席に着き、いつもと同じ時間の流れに身を委ねる。 「あー、もうすぐ夏休みが始まりわけ...
  • あなたが傍にいてくれて
    第一印象は可愛い子だなって程度だった。 小さくも凛とした姿。小学生を思わせる仕草。 海を彷彿とさせるコバルトブルーの髪。翡翠のようなエメラルド色の瞳。 ぴょこんと飛び出るアンテナと、ちょこんと座る泣き黒子。 他の女の子とは違う独特の雰囲気と性格に、最初は振り回されて馴染めない感じだったが 時が経つにつれて、自然と私達の関係は『親友』と呼べるまでに親密になっていた。 気がつけば恋をしていた。 切欠はいつ? どんなところが好きなの? そんなことを考える暇もないほどに、頭の中はあの子で埋め尽くされる。 いつもと変わりない光景が、他人の視点から見ているようにも感じた。 私以外の誰かと話すあの子、楽しそうに笑うあの子。 私の知ってる笑顔が、私の知らない笑顔が、私の知ってる声が、私の知らない声が…… 私じゃない別の誰かに向けられてい...
  • 無題(6-824氏)
    「ちわーす♪」  声とほぼ同時にドアが開いて、小さな体が飛び込んでくる。  ブルーのロングヘアに、実用一点張りの子供っぽい服――こなただ。 「体調どう?」 「別に、あんまり変わんないわね」 「じゃあ体重は?赤ちゃんじゃなくてかがみの」 「ああ、そっちも順調に増え……って、をい」  捕まえて頭をぐりぐりしてやろうと伸ばした手をかいくぐって、ニヤニヤこっちを見つめるこなた。  こっちがロクに動けないのをいいことに、毎回やりたい放題だ。  まぁ、退屈で殺風景な病室では、そんなこなたの悪ふざけも貴重な癒しなんだけど。 「おや?今の初デート中の中学生みたいな視線……どうしたのかなかがみんや?」 「別に気のせい、何でもないわよ」  ……こなたにバレたら一生後悔しそうだから、絶対言えないけどね。 「けどさこなた、あんたも別に無理...
  • ゆれたい・三
       ゆれたい・三  私達は帰途に就いた。陽は沈み、西の空の端だけは虹色に染まっていた。 駅は多少距離があったので、私達は曲目について語り合いながら歩いた。 前を歩くかがみとつかさから、一メートル程幅を開け、みゆきさんと私が並んで歩く。 私は適当に話に相槌を打ちながら、物思いに耽った。 歌い終わったばかりの時こそ何も残っていなかったが、こうして夜風に当たって頭を冷やしていくと、私の心は降りそうで降らない黒い雲に覆われた。  カラオケボックスの中での私を、心の中で散々罵倒した。 かがみが鈍感で無神経だというのではない。私の期待の仕方がそもそも根底から間違っていたのだ。 一体何をしていたんだ。どう考えたって、たかだか歌詞の一片に反応してくれるわけないじゃないか。 仮に反応してもらえたところで喜んでもくれると思ったか。なんて下らない、馬鹿馬鹿しい。  それとも、ああして...
  • 後日談的な何か (後編)
    ...「もう、何よこなた、甘えたいの?」 「甘えたいというか・・・かがみの、可愛い姿がみたい、かな」  そう言って、こなたはドアの鍵を閉めた。 「ちょっと、なんで鍵閉めるのよ」 「また、ゆーちゃんが来たら困るでしょ。かがみが見られる方が好きなら、止めないけどね」 「そんな性癖はねえ!」  突っ込む私に、こなたはぎゅっと抱きつく。いつでも心が温かくなるような、こなたの抱擁。 「あのさ、今日、うれしかった。私だけかなって思ってた。同性愛者って呼ばれる事とか、いろんな事、引き受けてもいいって思ってたのは・・・だからいつか、かがみが私を」 「ストップ、その先を言ったら殴るからね」 こいつはいつだってそうだ。一人で勝手に、先回り先回りして、相談もしない。言ってくれなきゃ、わかんないよ。 「バカじゃないの?どんだけ私のこと信用してないのよ。ほんと、バカじゃないの?私達、2人で湖まで...
  • 星紡ぐ想い(完結)
    ...ろう。 ほんの少し甘えたい気持ちになって、そっとかがみに寄り添った。 かがみは何も言わず私のことを受け入れてくれる。 それがとても嬉しくて、鼻先をこすりつけるように腕に顔をうずめると、 かがみはくすぐったそうに笑った。 かがみの髪を結んでいるリボンがひらひらと風に揺れている。 私が生まれる遥か以前に織られたレース。 幾多の星が流れてゆく間、そのレースはどんなものを見てきたんだろう。 そして、その中にどんな思いが受け継がれてきたんだろう。 大きな喜びと小さな哀しみがあって。 ときには怒ることもあり、あとで仲直りして楽しく笑いあう。 そんなどこにでもある日常を、その小さなレースの中に織り込んで。 いくつもの星の流れの中で紡がれた想いと共に、受け継がれてきたんだろうか。 そして、これからもその思いは受け継がれていくだろう。 私とかがみの思いをそ...
  • 悠久の時を願うように
    ...みゆきさんも。ただ、甘えたいだけだって言われるかもしれないけど、私達にとってはすごく大事な事だよね?」 「うん、そうね」 さっきまでの不安なんて、どこにもなかった。 それは、こなたの言葉が、まるで魔法をかけたかのように、私の中から不安を一切取り除いてくれたのか…。 何にしても、こなたにはそれだけの力があると言うことだと思う。 「だいたいさ、私達の縁がそうそう切れるわけないじゃん。 卒業したって、今まで通り夜は電話してそうだし、週末なんかはお互いの家行き来してそうだもん」 確かに、そんな未来が容易に想像出来る。 単に、それぞれの行き先が少し変わるだけ。私達の関係は、何ら変わらない。 「そうかもね。でも、面倒見るとか、宿題とかは話しが別よ。自分のやりたい事やろうと思ったら、そこまで手回せないんだから。自分で頑張りなさい」 「うえぇぇ…かがみ様、手堅いなぁ…」 「様は...
  • ゆれたい・二
     ゆれたい・二  歌い出した。マイクを持つ手は小刻みに震えているが、声まで震えてないだろうか。でもそれを警戒したあまり、余計に緊張が声に出てしまうのではないだろうか。 このような不安が次々に駆け抜けていった。しかし、かがみやつかさ、みゆきさんの様子を見るに特に問題なく歌えているようであった。 高速で打ち続ける脈を落ち着けるべく、落ち着け落ち着けと心に言い聞かせ、やっと極度の緊張状態からは脱した。そのまま小康状態を維持しつつ、私は歌い続けた。  いよいよ、一番の最後が近づいた。ここに私の想いが詰まったフレーズがある。再び脈が加速度的に速くなっていった。 顔も火照ってきた気がしてさすがに危険を感じたので、少し俯きかげんになった。 ちらと見るぶんには、奥に座るつかさとみゆきは私の変化には気付いている様子はなかった。かがみの顔だけは、悟られるのを恐れて見ることは出来なかった。 ...
  • 言葉の意味が知りたくて
    ...い』にかこつけて私に甘えたいだけなんじゃないかって。 こなたはすごく甘えるのがヘタだから。それとも私も甘えるのが苦手だから、そう思っちゃうだけかな。 やっぱり『甘い』って感覚が知りたいだけなのかな?どっちなんだろう? 「どうしたの、かがみ?」 気が付いたら横に並んでいたこなたが聞いてきた。 「ううん、なんでもない。」 まっ、どっちでもいいか。 ――――――― 「しかし、あんたがこんな所知ってるなんてね。正直驚いたわ。」 「まあ、ここしか知らないけどね。」 いつも通りかと思っていたら、ちょっとしたサプライズがあった。 そのサプライズがここ。万世橋を渡って少し歩いたところにあるフルーツパーラーだった。 「昔アキバに来るときはお父さんも一緒でね。こうしてよく連れてきてくれたんだ。」 「ふ~ん。」 おじさ...
  • 小なた(4-3)
    ☆ 420 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/10/15(月) 19 28 19 ID o6U70Vet 流れ読まずにスイマセン。 今日たまたまアニメイトに寄った時に、こなたの声でコンプティークの宣伝してたんですよ。 興奮しながらコンプティークの付録の宣伝を続けるこなた。 そして話は三冊買いの話に。 流石こなた、と感心しながら聞いていると最後に、 「そうだ、かがみの分も買わなくっちゃ!」 と、間違いなく言いました。 それはあれですか、 「愛妻の為ならばコンプティークの一冊や二冊安いもんだヨ。 これを買っていってかがみんに褒めてもらうんだ……えへへ♪」 ということであって、何という萌えこなたであり、自分はひよりんです。 ありがとうございました。 424 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]...
  • 一人ぼっちは嫌だから
    ―好き…好きなの…! ―こなた…。 ―好きで好きで…たまらないんだよ…大好きなの…。 ―うん…うん…。 ―好き…好きだよ…かがみぃ…。 ―…うん…私もよ…こなた。 ――二人だけのシアワセ―― 「…夢…か…」 もう日は昇っている様で太陽が眩しい。 …カーテン閉めてないのか…。 不思議な夢を見た。 先に言うと昨日こなたに告白された。 こなたに屋上に呼び出されて、こなたの様子がいつもと違って、急に泣き出して…一言「好き」って言われて…。 本当に驚いたわ、まさかこなたに告白されるとは…。 でも私も実はこなたの事が好きだった。 理由は…分からない、いつの間にか好きになってた。 もちろん…likeじゃなくてloveの方で。 だから告白された時は信じられないって思った。 この...
  • 雨の後の夜空は
    おはようございます!1月11日、朝7時のニュースです・・・ 天気予報や昨日の出来事などをキャスターが一生懸命伝えている。毎日が同じニュースの繰り返し。 それでも今日が始まる。 『もしもし、おはよーお姉ちゃん。』 「おぉ・・・今日は雪でも降るのかな?」 『なんですとっ!お姉ちゃんひどい・・・』 子機を肩と耳に挟み、両手でオムレツを作る。我ながら器用になったと思う。 カーテンから零れ出る光が気持ちいい。テレビから作り出されるニュースは良く聞こえない。 聞こえるのは子機から零れる私の妹の可愛らしい声。 「はは、ジョーダンよ。おはよ、つかさ。朝早くに電話なんて珍しいわね。どうしたの?」 『たまには早く起きるよ。お姉ちゃん、今日何の日か覚えてる?』 今日?1月11日。誰かの誕生日?違う。忘れちゃったな。 覚えているのは、あ...
  • とりかえっこ
    87 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2008/03/10(月) 20 57 46 TbimtSa6 「おふぁよ……」 「おはよう、こなた」 「んー」 シャコシャコシャコシャコ 「ちょ! その歯ブラシ私のだって!」 「んあ? ……あ~、まあ一回だけ使わせて」 「そう言ってお前は前も私のを使ったんだが?」 「まあ細かい事は気にしない気にしない」 「気になるわっ! ……というか気付いてないだろうから言っておくけど、あんたの着てるそのパジャマも私のだ」 「あれ? そだっけ?」 「そうよ。 (全く色々と目に毒なんだから、早く着替えなさいよね……特にその、ブカブカに着たパジャマとか……鼻血出そうだし)」 「ところでさ、かがみ」 「(前傾姿勢になるなっ!) ……何よ...
  • こなたとかがみの未来の一場面
    「かがみおかーさんっ!!」 紫色の髪を後ろで二つにまとめた少女が、かがみの左腕にしがみついた。 「もう…かなたは甘えん坊ね」 かがみは微笑みながらその子の頭を撫でる。 「かがみぃ~っ!!」 すると今度は、背はちっちゃいが少女ではない、かなたと瓜二つの顔の女性が正面から抱きついてきた。 「あ…あんたまで抱きついてくるなっ!!」 「いいじゃ~ん、私はかがみの嫁なんだからさ~」 「こなたお母さんも甘えんぼだね」 「だって、かがみが可愛いんだもん♪」 かがみの前に、同じ顔が二つ並ぶ。 「全く…」 「ほらぁ~、かなみもおいで~!」 「わ…私は別にいいわよ…!」 青い髪を長く伸ばしたツリ目の少女が答えた。彼女は、長女かなたの妹である。 「ふーむ、かなみはかがみと同じツンデレになっちゃったんだね」 「だ、誰がツンデレだっ!!」 納得するように言うこなた...
  • おとなとこども
    新年度が始まってから早いうちに誕生日を迎える私は正直今年のその日をあんまり期待していなかった。 理由は単純。祝ってくれる人がそんなにいないから。 いや別に昔から誕生日が好きってほどじゃないんだけど。それでも誕生日が特別なんだと気付いたと言うかなんと言うか。 待ち遠しいだとかそんな気持ちにさせるのは高校時代の友人達のせい。無頓着だった私を色々と変えてくれた親友がいたからだ。 だから世間一般ではただの平日の一日にすぎないけど、今日という日に期待とちょっと寂しさを感じてしまう私がいた。 大学も入って二ヶ月足らずじゃ大して人間関係を築けない。 それでも同志の子達とかみさきちがいたこともあって何人か仲良くなれた人達からはお祝いの言葉や誕生日プレゼントなんてもらったりした。 今のところ知り合いの中じゃ一番先に誕生日を迎えたらしく、全然年上に見えないって言葉が第一声。 全く成長して...
  • 演劇:らき☆すたアラジン
     「演劇:らき☆すたアラジン」 ここは、神秘の都アグラバー。ここで私は、果物屋で盗っ人として捕まっていた実はアグラバー王国の姫で宮殿から 抜け出してきた私を助けてくれた大いなる夢と希望を抱いたアラジンことこなたと出会って一目で気に入られ心を通わせた。 のっけから、ばっさりんこな説明で申し訳ない。 「あっつ~~~い…」 こなたがダルそうな顔をしている。 さて、今回の演劇は、アラジンなのだが… ここはサウジアラビア。真の意味でのメッカ。 なんと、全面ロケ観光。アホか。 …あーいやいやすごいすごいもはや劇じゃねえ。 この劇のどこに資産源があるのだろ。誰か現地で石油でも堀り当てたかのかしら。 さて、アラジンことこなたは今、役人に捕まってしまい城の牢屋に閉じ込められてしまっていた。 「ふぅ~~む、...
  • おいしい日
    繋がって、くっついて。切れて、離れて。繋がりそうで、切れそうで。くっつきそうで、離れそうで。 窓に張りついた雫。溶けてゆく雪。我慢出来ずに流れてゆく水滴。 1つの雫が、もう1つの雫にくっついて。1つの雫が2に離れて。1つの雫がもう1の雫に、くっつきそうで、離れてゆく。 命のない、窓の上の無機質な動きを、私はキッチンから眺めていた。 つかさと一緒に、明日の為のおかしを作りながら。無機質な動きに、切なさを感じながら、眺めていた。 「お姉ちゃん、形はどうするか決めた?」 「まだかな・・・つかさはどうするの?」 「ちょっと大きめのハートにする事にしたよ。ほら見て!どうかな?」 大きなハート。そこにはもう『HAPPY VALENTINE ゆきちゃん!』と白いチョコで文字が書かれていた。 「可愛いじゃない?つかさらしいわ。」 「ありがと!こなち...
  • パーフェクトスター番外編 Interlude:分岐
    幕が閉じたみたいに、映像は一度そこでプツリと途絶えた。 しかし、私の意識は未だこの場に残っているからまだこの空間は幕間途中なんだろう。 …幕間の幕引きとはおかしな話だ。 ── 正しく言い換えるならば、“夢”はまだ終ってない。 《Interlude:分岐》 暖かい日差しが私の視界を開き、目をつぶっている少女の瞼をノックした。 自分の意思で動かせないカメラに難儀しながら、 辺りを確認すると──ここは何処にでもありそうな民家の縁側だった。 かがみは庭へ足を垂らし、縁側に身体を預けていて、その顔からは疲労の色が見て取れた。 縁側を通じて背に響く足音に気づいたかがみは、気怠そうに瞼を開いて来る者を待ち構えた。 「お姉ちゃんが、そこでそうやってしてるの珍しいね」 「…そうでもないわよ」 「そう、かな」 遠慮がちに、でも心配そうに話しかけたつ...
  • 今日の小なた21(こなかがBBS)
    ...    お母さんに甘えたい願望みたいなのがあるのかも?    そうだとしたらとても光栄な話だけど・・    でもそれはさすがにこなたに失礼かなー? コイツは見た目より大人だしね・・    ・・まあ、寝顔だとあのタレ目が見えないから、完全に子供だけど・・いやー、やっぱいいなぁコレ・・!    体温も微妙に高いんだよね・・本当、赤ちゃんみたい・・    ・・・・あー・・あったかいよ、こなた・・」 こな「・・スースー・・zzz」 かが「・・・・さっきから、こなたの寝息と一緒にアホ毛が揺れるのが・・なんか・・眠気を誘うわね・・    どうしても目がいってしまうな・・    く・・頑張れ、私! ここで寝たら絶景が・・ぁぁ・・でも、絶景を見ながらってのも幸せ・・!」 こな「・・スピー・・zzz」 かが「・・スー・・zzz」 最初に戻る 母の日 こ...
  • 切ない気持ち
    恋の始まりに理由はない、好きだと分かった瞬間から私は恋する乙女になった。 何でだろう?私は二次元にしか興味がないオタクなのに……。 でも、この恋は実らない……絶対に叶うことはない……。 ……かがみ……何で……女の子なの? ――切ない気持ち―― 気がつけばかがみの事が好きになってた。 いつの間にか……ね。 でもさ、好きで居るって辛いね……。 片思いって……辛いね……。 切ない……一言で言ったら切ないかな。 かがみが頭から離れなくてさ、夜とか眠れないんだよね。 眠れなくて、寝不足になって、目の下にクマが出来て……そして毎日を過ごす。 アハハハ、恋って凄いね! だってこの私をここまで変えちゃうんだもん!! 恋のおかげでネトゲをやる時間が減ったよ、ゲームをやる時間も減ったよ。 ...
  • 今日の小なた(こなかがBBS)
    初心に返ってツンツンかがみん こなた「はー…眠い!・・・もうなんかまぶた閉じるだけで、意識が飛びそう・・・」 かがみ「また夜中にネトゲー?電車内だと迷惑よ、ホラッ、しゃんとする!」 こなた「うー、うん・・・んー、やっぱ無理だー…zzz」 かがみ「あ、コラッ、落ちるな!(ツンツン!)」 こなた「はうっ!・・・むー・・・かがみんの意地悪ー・・・」 かがみ「(うっわ、寝不足のこなた子供っぽくて可愛い・・・)立ったまま寝るなよー。何気に器用ね」 こなた「だってー、ほぼ二時間睡眠なんだよー。ある意味徹夜よりキツイんだよ、これはー・・・」 かがみ「立ったまま寝てると、電車が止まったときとか危ないでしょー。気を付けないと」 こなた「しかし、睡魔のガード不能攻撃はいかんともしがたく・・・んんん・・・zzz」 かがみ「・・・おりゃっ(ツンッ!)」 こなた「ミャウ...
  • 想いよ叶え、君に届け
    「――それでは本日の議題ですが――…」 議長の淡々と会を進める声と、どこかのクラス委員の意見を交わす声。 そして時折、カツカツと書記が黒板に白い文字を書く音がする。私はそれらを『音』として 聴覚で感じてはいたものの、具体的に『何が』とまでは認識していなかった。 有り体に言えば右から入って左に抜ける状態。 普段の私であれば、よっぽどの事がない限り真面目にも聞くし 決議されたことを事前に渡された資料、あるいはルーズリーフにメモしたりもする。 その、普段ならば出来ているはずのことが手につかない。 逆に言うと今の私には『よっぽどのこと』が起きている、ということになる。 あれから一週間と一日が過ぎた。 こなたに告白したという彼は、こなた程ではないもののゲームも漫画も好きらしく あいつとも話があうみたいだった。「みたい」というのは、私が直接確認したわ...
  • 二人の時間 4話
    『二人の時間』 「あれ…ここどこ?」 「お、やっとお目覚めか。着いたわよ」 どうやら、あの後また寝てしまったようだ。 ここはどこだろう。かなり山奥に来ているみたいだけど…。 「アキバだけじゃなくて、たまにはこういう所も見てみなさいよ」 「あ?何なのさ一体」 寝起きのせいか、つい不機嫌そうに返事をしてしまう。 「おもちゃの博物館よ」 「あの、私そういう所に無縁な人間なんだけど…」 「いいからいいから」 そう言って車を駐車場に止めると、私の手を引いて歩き出した。 「ネットで見つけて一度だけ来たんだけどね、誰かともう一度来たいなーって思ってたんだ」 「なんか、すごい楽しそうだね」 「そうかな?いいじゃない、別に」 満面の笑みで言うかがみ。 なるほど、もてるのもうなずける。 「すいません、大人二枚」 いつの間にか入...
  • OVAで小なた
    注・このスレはOVAのネタバレを含んでいます。 4 :名無しさん:2008/09/26(金) 15 07 42 ID yIjIPE5o =============================================== 件名:ぽ ぽぽぽぽぽぽ こなちゆんへ おねえちやんが こなちゃんとがたいしたいていてたよ がばてね つけさ =============================================== 俺、仕事終わったら、Figmaであの顔再現するんだ…… 11 :4:2008/09/27(土) 00 36 10 ID W9bZ.mMg できますたw スレチスマソ あのときかがみは何といった? 23 :名無しさん:2008/09/29(月) 13 46 52 ID flk88...
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