こなた×かがみSS保管庫内検索 / 「花火大会」で検索した結果

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  • 花火大会
    ...い。 今日は、夏の花火大会。 人の川の流れに身を任せて、私と彼女も、歩く。歩く。ただ、前を見て、歩く。 どうしてだろう? いつもだったら、他愛の無い話して、じゃれ付いたり、じゃれ付かれたり。 何でかな? 私も、彼女も、無言で、歩く。 決して、居心地が悪いわけじゃない。寧ろ、安心する。彼女といると。 ただ、いつもと違う。それだけ。 ちょっと、横目で隣を歩く彼女を盗み見た。私と彼女の身長差は17cm。こうやって見ると、結構、離れて見える。 周りの人が私達を見たらどう見えるのかな。姉妹? 親友? それとも……? それとも、なんだろうね。 こう思うのは、彼女の横顔が夕日に照らされていつもと違う雰囲気だからかな。 私の視線に気がついたのか、彼女がこっちを見た。目が逢った。 お互いに、クスっと笑った。 いつもの、私達だ。 彼女が、手を差し出した。私は...
  • 作者の部屋(6-774氏)
    ...題(H1-349) 花火大会 夢で逢えたら 無題(6-774氏) コメントフォーム 名前 コメント この作者さんのこなかがが一番好きだわ -- 名無しさん (2013-01-01 03 26 52)...
  • 作者別保管庫(こなかがBBS1スレ目)
    ...題(H1-349) 花火大会 9-310氏 and many more ~それとたくさんの幸せを~(こなかがライフの続編) 23-91氏 コンプ・卒業式ネタ 10-79氏  10話 for me(9話 stand byの続き) 12-676氏 三次元へ 19-149氏 無題(H1-436) 1-166氏 彼方へと続く未来 最終章 (前編)(彼方へと続く未来 第三章 (後編)の続編) H1-715氏 私の可愛いこなた 1-500氏 リバーシ H1-875氏 眠りの姫に
  • 卒業の日
    ...ね。海へ行ったこと、花火大会に行ったこと、 あんたの趣味に付き合わされてしょっちゅういろんな店に行ったこと、学園祭…」 「かがみは忘れちゃだめだよ!」 「忘れないわよ…絶対」 「ホント、楽しかったわよ。こなたとばっかり一緒にいた気がするわ…」 「うん…」 「かがみぃ…えぐ、えぐ、うぅ…」  こなたは涙をぼろぼろこぼしている。目が真っ赤だ。 「別れちゃうのやだぁ…やだよぉ…かがみぃ…!!」 「ずっと一緒にいたいよぉっ…!」  こなたがわんわん泣き出した。普段はあんなに明るい子なのに…こんな子供っぽいところが あるんだなって思った。  そしてこなたが、こんなにも私のことを想ってくれて、求めてくれるのがほんとに嬉しかった。  私は、こなたをこれ以上ないというくらいの優しさと気持ちをこめて、きゅっと抱きしめた。 「こなた…」  改めて小さい...
  • 『 花火 』
     『 花火 』   遠くで雷の鳴る音が聞こえた。  ――雨?   私は立ち上がり、扇風機の風でゆらゆらとゆれる部屋のカーテンをそっと開いた。  遠雷が、もう一度鳴る。  ガラスの窓に映った空が、ぱぁっと明るい光を放ち、どおん、と言う大きな音があたりの空気を振るわせる。  見つめる藍色の空に咲いた、虹色の花。  それは、ちらちらと赤や黄色の火の粉を飛ばし、緩やかに宙を舞って、やがて、空に溶けるように消えていった。  ――あぁ、……花火だ。  と、その光景の優美さに、私は感嘆の息を漏らした。  私が部屋の窓を開けると、するりと、夏の湿った空気がひんやりとした風と共に私の頬を撫でる。  瞳に映った遠い空に、つぎつぎと上がる花火の明かりは、周囲の草や木と、私の瞳とを多彩な光り色に染め上げていくのだった。  ――綺麗……...
  • Fields of Gold (前編)
    ...だね。 今日は池袋で花火大会だっけか? 穴場観覧スポットがこうも身近にあるとはねぇ。 ここは、文京区千石のかがみの部屋。 4階っていうのは移動が面倒だけど、風通しもよくて暮らし易いね。空き巣も少ないだろうし。 私はすぐ隣の豊島区に住んでるから、こうして暇を見つけてはかがみのアパートに押し掛けて、家事手伝いなんかに励んでいる。 一時期は週末だけだったけど、今年3回生に進級した私は、卒業(に必要な)単位数に結構余裕があるのをいいことに、 今年は履修授業を出来るだけ少なくして、かがみと一緒に居られる時間を優先したのだ。 隣の区の大学院に進学したかがみは、最初は面倒そうだったけど、アプローチを繰り返すうちに合鍵を渡してくれて…ムフフv それに、私が研究の邪魔をしない事を知ると、学校以外の時間の殆ど全てを共有するよう勤めてくれるようにもなった。 なにせ、私達が恋人にな...
  • はな☆びん
    遠くから地響きのように花火の音が聞こえてくるのを、こなたは夏の夜の蒸し暑さの中で聞いていた。 着慣れない着物の感触と夜風が、祭りの非日常をこなたの中で盛り上げている。 「高校最後の夏、か、その思い出があんたと一緒の花火なんてね」 とさっきまで言っていたかがみは、花火に見とれて夜空を見上げている。 結った髪から覗くうなじが色っぽく、こなたは不意に花火から目を逸らし、かがみの横顔を見た。 夜の中、花火に照らされるかがみの横顔。 暗闇の中でも、その横顔の美しさはこなたにハッキリと分かる。 「綺麗ね」とかがみが呟き、そうだね、とこたえるこなたは 「綺麗なのはかがみだよ」と心の中で呟いた。 高校最後の夏。 かがみと、高校生でこうしていられるのは、これが最後なん...
  • 殺人考察(2)
    ...海に行ったよね…。…花火大会に行ったよね…。コミケ行ったよね…。お祭に行ったよね…。それに…この公園で、お花見、したよね…。全部全部…かがみとの…大事な思い出だよ…」  こなたの瞳を見つめる。  さっきからずきずきと痛むところがある。  なんだろうと思ってちょっとこなたから視線を外す。  桜の木の合間から、長い髪の小さい少女が見えた。髪を二つに結わえた、隣の少女より頭一つ分くらい高い、少女が見えた。ショートカットで、リボンをつけた少女が見えた。ふわふわした髪の、眼鏡をかけた少女が見えた。4人は何か話しながらゆっくりと歩いている。何を話しているのかは聞こえないが、雰囲気は伝わってきた。長い髪の少女が笑っている。背の高い少女が呆れている。リボンの少女が慌てている。眼鏡の少女がなだめている。とても、仲がいいんだな、と思った。  こなたに視線を戻す。こなたはまだ涙をぽろぽろ流しなが...
  • 普通の夏休みの過ごし方
     夏休みといえば何だろう。  エアコンの便利さにだらけながら、必要最低限の無節操な服装のまま私はベットに横になっていた。  こう暑いとなかなか設定温度を28度にすることができず「地球温暖化に貢献してるなー」なんて苦笑いしながら、やっぱり25度前後に設定してしまう。  机に開きっぱなしにしている単語帳をぼんやりと眺めて、頭の中で思いついた英単語に対応する和訳を当てはめていると、部屋の端っこに立てかけてある充電スタンドから着信音がした。 「……こなたか」  よくかかってくるみゆき、つかさ、こなたの着信音は別にしているから、ディスプレイを見るまでもなくその相手が誰だかわかった。  こなたの家からか、携帯電話からかなのかは、わからないが(どうせ携帯にかけてもでないし、家からかけてくることが多いから、携帯電話番号と家の番号の着信音を同一にしている)  私は3コール目で折りた...
  • 聖夜は素直に(後編)
    ...コクリ)うん…」 花火大会のときと同じメンバーで夕食をとることになった。 大勢で食べることには慣れている私だけど、友達で集まって食べるのは特別楽しい。 「う~ん、どれも絶品ッスね!」 「本当、どれも凄く美味しいわね。全部みゆきが作ったの?」 「いえ、実はみなみさんにも作っていただいた品もいくつかあるんですよ。このソテーなんかそうですね。先ほど温めなおした物ですが、とても美味しく出来てますよ」 「え、これみなみちゃんが作ったの?!一番初めに食べたけど、すっごく美味しかったよ!」 「そ、そんな…」 みなみちゃんは顔を赤くして俯いている。いつもクールな彼女にしては、珍しい反応かもしれない。 (…それにしても、この中でまともに料理できないのは私だけなのかしら…はぁ…) 「あの、迷惑じゃなかったら、今度私にも教えてくれないかな?」 「…うん、いいよ…。ゆたかのためな...
  • 作者の部屋(yo-ko氏)
    ◆いふ☆すた エピソード いふ☆すた EpisodeⅠ‐A ~刈り取る想い~ いふ☆すた EpisodeⅠ‐B ~実らない果実~ いふ☆すた Episode 1.5 - A ~収穫期~ いふ☆すた Episode 1.5 - B ~空色模様~ いふ☆すた EpisodeⅡ~静かにツルの切れる音~(シリアス・二次設定) いふ☆すた EpisodeⅢ~堕ちる果実~(シリアス・二次設定) いふ☆すた EpisodeⅣ~大地はやさしく受けとめる~ 前半 いふ☆すた EpisodeⅣ~大地はやさしく受けとめる~ 中盤 いふ☆すた EpisodeⅣ~大地はやさしく受けとめる~ 後半(シリアス) いふ☆すた EpisodeⅤ~ココロに降る雨がその大地を潤す~(シリアス・二次設定) いふ☆すた Episode LAST ~やがてその実は大樹となる~(シリアス・鬱展開注意) いふ☆すた エピローグ ~今...
  • 作者別保管庫(こなかがBBS5スレ目)
    H5-912氏 『Crazy☆Rendezvous ~クレイジー・ランデブー~』 H5-860氏 こなたの必修科目 mono氏 贈り物 父親として 愛する人と(登校編) 愛する人と(授業編) 優先順位 掛け値なしの(↑の続編) 序列(↑の続編) とても大きな存在(↑の続編) 日常のなかの特別 こころのきょり いのち、つながり【かがみの誕生日記念】 その先にあるのは 終わりも始まりもない-New! 向坂氏 何気ない日々:梅雨晴れ “イメージと現実”(何気ない日々:梅雨の空と四人の気持ちの続編) 何気ない日々:梅雨晴れのち夕立“二人の気持ち” 何気ない日々:想い流るる前日“互いに違う答え” 何気ない日々:想い流るる日“固い決意、揺らぐ決意”-New! 何気ない日々:想い流るる日“ウサギはキツネに キツネはウサギに 恋をする” 何気ない日々:想い通う時“親と子”...
  • 夏祭り
    祭りはお客さんも一体となって作り上げるものだ、ってあいつが言ってたっけ。こなたの言うそれはコミックマーケット(通称コミケ)のことだけれど、確かに言いたいことは分かる気がする。 もちろん催し物の良し悪し、関心を惹くかどうかで祭りの規模が、集客力が違ってくるのは当然のことだけど。 しかしながら集まった人々が発する無数の声が、様々な感情が乗せられた言葉が、混ざり合い広がることで、ある種の音楽を奏でているのだ、と。 言葉尻を捉えるでもなく、ただ不快じゃない、たくさんの声に耳を傾けていた。 「かがみ」 ふと聞き慣れた、舌足らずな声で名前を呼ばれた気がした。「かがみん」とも聞こえるような、少し甘えた感じの。 その発信源は祭りの熱に浮かされたように、トレードマークの一房の立ち上がった髪を揺らしながら、弾むような軽い足取りで人波の中を突き進んでいて。 周りのうるささもあって、気のせいかなと思...
  • 桜の刹那
    夕暮れの帰り道、今日もまた一人ぼっち。 一緒に帰れば良かった。 意地なんか張らないで、素直にそう言えば良かった。 つまらないプライド、まるで誰かさんにそっくりだね。 私は…それを誰にも気付かれないように隠しているけれど。 微かな音色だったんだ。 それはほんの小さな音の雫。 誰かが呼んでいた。 春の穏やかな風と共に、小さな歌声が聞こえてきた。 遥か遠い、ここよりもっと向こうの方からだ。 誰かに届いて欲しいと思う気持ちに乗せられて、私の元に辿り着いた歌。 向こう、きっとあそこで誰かが待っている。 待って、今行くよ。 一人で歌わなくていい。 誰かを思って、一人哀しまないで。 あなたの歌は、私に届いたから。 ………♪~………♪………♪♪……………♪♪…… こっち。もっと強く聞こえる方へ。 タッ、タッ、と私の駆ける足音が地面...
  • プロジェクト・こなかが
     さて、この物語の主人公、泉こなたと柊かがみが親友でありながら、性別を超えた両想いである事は、聡明なる読者様なら既にご周知のことだろう。  で、このシリーズに関して、2人がその想いを自覚するまでに、親友である高良みゆきが色々工作したのは、まぁ、予備知識として知っていて頂ければいい。  さて、ならば今回の話はその続きとなるわけだが、敢えてシリーズを区切ったのには訳がある。それは時間。2月入ったら卒業しちゃいますね?マズイんです。少なくともこの時点では。  なので、読者の皆様方には、時間と言う概念を今シリーズのみ、消し去ってご覧になって欲しい。或いはループ時空と考えてくださっても結構。花火揚げようか?  と、言うわけで、とある休日、場所は都内のある喫茶店。  並んで席に腰掛ける5人組。みゆき、かがみの妹、柊つかさ。席を挟んだ向かいにこなたの従姉、小早川ゆたか。隣...
  • 作者別保管庫(3スレ目)あらすじ有.ver
    1-166氏 秋の夜の出来事  こなたのレポートを手伝いに来たかがみ。食事をしたり、風呂を沸かしたりする中、こなたはかがみの心境にどこか違和感を感じていた。かがみは、寂しがっているのだ。  「続・お見舞い(2009年版)」→(本作)→「ミッドナイト」 全7作のシリーズの4作目。 (続・お見舞い(2009年版)の続編) 1-176氏 負けるな! マイノリティ こなたとかがみが同棲を始めて5年程経った頃の話。仕事が忙しいかがみは、なかなか構ってくれなくて、こなたは寂しがる。 ある日、こなたはみゆき達の協力の下、ある計画を進めることをかがみに打ち明ける。最後にその後日談がある。 1-472氏 泊まった日・夜 風呂上がり、布団を敷いて恋話トークを始める親友4人。 好きな人の名前を聞き出そうと、布団の中でこなたにいたずらされ続けるかがみは、とうとう胸に秘め...
  • ラストサマー・ホリデー(夏の終わり)
    (柊家・かがみの部屋) 「夏ももう終わりか…」 窓から吹き込む夕暮れの風に頬をなでられ、わたしは小さく呟いた。 (へっ?!) 自分の口から無意識のうちに出た言葉に驚いて、思わず周りを見回すが、 誰にも聞かれてはいなかったようだ。 こなたは相変わらずベッドで仰向けになりながらわたしの薦めたラノベを読んでいるし、 つかさはその横―ベッドの隅で子犬のように丸くなって寝ている。 ほっと胸を撫で下ろして再びベッドに寄りかかり、勉強机の方の窓を見ると既に日は落ちていた。 開け放たれた窓から見える空には藍色の帳が下りており、徐々にその色を深めている。 青から藍、そして黒へ。 耳をすますと、それを喜ぶかのような虫の音が聞こえきた。 (そっか、やっぱり夏も終わりなんだ) そばにあったぼん太くん人形をなんとはなしに引き寄...
  • レイディアント・シルバーガン 4
    誰も来ない場末のゲームセンター。 真っ暗な店内で筐体の明かりだけが道標のように光り、がなりたてる音響が耳を圧する。 打ち捨てられた店内に並ぶのはゲームらしいゲームばかり。 誰も知らないようなその場所の端に、レイディアントシルバーガンがある。 古い古いシューティング・ゲーム。 私以外が、この店でシルバーガンをやっているのを見たことはなかった。 「お、また来たね」 と言って、店長が笑う。 私は何も答えず指定席に座り、コインを指で弾いた。 空中に投げ出されたコインは綺麗に回り、手に取った私には、パシっ、という小気味良い音が聞こえる気がした。 「さて、はじめますか」 楽しい楽しいゲームの時間だ。  『レイディアント・シルバーガン』 レイディアントシルバーガンは、長い。 昨今のゲームセンターの回転率からすれば異様なほど、長い。百円で数分の格闘...
  • 始まりは一歩から(3)
    ◆ 「お母さん、そっちにいた?」 「ここにはいなかったけど、困ったものね」 「あうう、奥のほうに何かいるよぅ……」 普段静かな我が家に危機が迫っていた。 今朝から家族総出で押入れを引っ掻き回してどたばた騒ぎを続けているが、 一向に戦果が上がっていない。 時折聞こえるいのり姉さんやまつり姉さんの悲鳴が、私たちの身に迫り来る惨状を物語っていた。 ことの発端はこうだ。 明日予定している勉強会に来るこなたとみゆきのために来客用の布団を干そうと、 押入れを開けたときだった。 普段めったに開けることのない押入れの中はひんやりとしていて、 独特のかび臭いにおいが鼻をついた。 山のように積み重ねられた来客用の布団と共に収納されている数々の小物類。 その中には懐かしいものや珍しいものが入っており、一体誰が買ったのか 人形を打ち上げる花火なんてものまであった。 ...
  • プラグイン/ニュース
    ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 「Wiki」創設者のPC 競売に - auone.jp 篠原悠希×田中芳樹が明かす「歴史ファンタジー小説ならではの悩み」(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【Apex Legends】ヴァルキリーの能力と評価【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) 【白夜極光】最強キャラランキング【Tier表】 - AppMedia(アップメディア) 白夜極光攻略wiki - AppMedia...
  • お見舞い(2009年版)
     きっかけは、大体わかっていた。  生活の不摂生、ネトゲのやり過ぎ、徹夜でゲーム。  そこで生じたひずみが、一気に私に襲いかかっていた。  それは、『たちの悪いカゼ』とい名のモンスターとなって、 週末、そして休日の昼間を過ごす私を苦しめていた。 「う~、やっぱだるいな~。 漫画とか読む気にもならないよ」  そんな文句を言いながら、私は布団を被ったまま寝返りをうった。  しかし、うつぶせの状態から寝返ってしまったので、 パジャマと布団がはだけて、畳の上に散乱してしまった。  私は、しんどい体に鞭を打って布団を必死にたぐり寄せた。 「……熱でも測ってみよっかな」  手元にあったデジタル式の体温計を手に取り、わきに挟む。  しばしの沈黙の後、甲高い電子音が部屋に響いた。  そして、体温計には『37.8℃』という数字が表示されていた。 「...
  • Fields of Gold (後編)
    「投げ出してくれていい、とは流石に言えないけど… 無理強いはしたくないから。  だって、私はあんたの喜んでる姿を見たくて、一緒に居る訳でさ。 ― あんたが私を厭になれば、それは身を引くしかない。  … 勿論私だって、あんたの事は好きだし、さっきみたいに、あんたをものにする事だけで頭がいっぱいになる時だってある」 行為中のかがみは、高校時代、ラノベを熟読している際の有様に勝るとも劣らない集中力で、文字通り私に没入してくれる。 それは、私の反応が即ち自分の生き甲斐になるからだ、と、かがみは真顔で、恥じらいもせず語っていた。 だとして。 欠損部の塊でしかない今の私から、どんな価値をひねくり出すんだと。 「でも、自分の欲望の追求が、100%隣人を幸せにするとも限らない。 その逆も然り。  100%が、この世にある? 未来の事は誰にも分からない。 『今』だって、すぐ未...
  • 今日の小なた(こなかがBBS)
    初心に返ってツンツンかがみん こなた「はー…眠い!・・・もうなんかまぶた閉じるだけで、意識が飛びそう・・・」 かがみ「また夜中にネトゲー?電車内だと迷惑よ、ホラッ、しゃんとする!」 こなた「うー、うん・・・んー、やっぱ無理だー…zzz」 かがみ「あ、コラッ、落ちるな!(ツンツン!)」 こなた「はうっ!・・・むー・・・かがみんの意地悪ー・・・」 かがみ「(うっわ、寝不足のこなた子供っぽくて可愛い・・・)立ったまま寝るなよー。何気に器用ね」 こなた「だってー、ほぼ二時間睡眠なんだよー。ある意味徹夜よりキツイんだよ、これはー・・・」 かがみ「立ったまま寝てると、電車が止まったときとか危ないでしょー。気を付けないと」 こなた「しかし、睡魔のガード不能攻撃はいかんともしがたく・・・んんん・・・zzz」 かがみ「・・・おりゃっ(ツンッ!)」 こなた「ミャウ...
  • 今日の小なた24(こなかがBBS)
    ボディソニックこなた こな 「かがみー!」 かが「んー?」 こな 「たまにはさ、一緒にゲームやろ~よ~! いつも私の家だと見てるだけじゃん?」 かが「あー、家庭用のゲームは経験が少なくて・・家のX360なら出来るゲームもあるんだけど・・」 こな 「へ、何で? かがみ、ゲーム詳しいのに?」 かが「だって私、ゲームセンターがメインのゲーマーだから」 こな 「え・・? かがみってそんなキャラだったっけ・・? 今回のネタだけ?」 かが「今回も次回も良く分からないけど、私の趣味は昔からゲームセンターのSTGなんだけど。     高校入りたての頃は、週3ぐらいで行ってたし」 こな 「そうだったの!?」 かが「いや、何でそんな重要な設定を忘れてんのよ! さんざん人のことオタクってからかってたじゃない!」 こな 「私・・かがみって腐女子系のキャラだと思ってたよ・・」 かが「...
  • 新婚ふーふの年末年始
    【12月25日 ホテルにて】  朝起きると、そこはホテルのベッドで、自分の隣には全裸の女が眠っている。  …と言ってしまえば、何かの物語がそこから始まるかのように聞こえるけれど、これに関しては別に大した話じゃない。  私の横で幸せそうな顔で眠りこけているのは、見知らぬ女性ではなく、私の最愛の人兼配偶者の泉こなたである。  12月24日にめでたく交際1周年を迎えた私とこなたは、昨晩アルバイト先でのクリスマス・イヴ限定イベントをこなした後、都内にあるちょっとした高級ホテルの一室を借りて、ささやかな二人だけの記念パーティーを開いたのだった。  この1年という月日は、想像以上に激動で幸せな日々であったと私は思う。  ちょうど1年前に、この同性の恋人を選んだ事で、普通の人生では味わえないような様々な経験をしていかざるを得なくなるという事を、実は心の中でかなりの悲壮感を漂...
  • 今日の小なた9(こなかがBBS)
    3人のロリ そう「いやぁ、かがみちゃんがPC関係でこんなに頼りになるとは!」 みな「わざわざありがとうございます、先輩」 ゆた「ありがとうございます、先輩」 かが「や~、私もそんなに詳しくないですよ。    他の家族みんなが全く駄目なもんで、結果、勉強してしまっただけで~(テレテレ)」 そう「なるほど、面倒見が良いからねぇ、かがみちゃんは!」 みな「本当に助かりました」 かが「いえいえ、そんな~・・・たまたま、似たような機種でしたからね。メモリだのHDDの付け替えなんかも    似た感じでできましたし・・・」 そう「しかし、並べてみると面白いよなー、最近はこういう小さいPCが流行ってるのかね」 ゆた「どうも海外の安いPCで小さいのが発売されたみたいですね」 みな「自分もセールで格安でしたので、簡単に買って貰えました」 そう「ほー、俺も昔は小さいPCにはまったモンだ...
  • 星に願う者―遠すぎた想い
    ――星に願う‥。 それは誰しもが一度はすることではないだろうか? 叶わない願いとわかっていても、奇跡を信じて… 『星に願う者―遠すぎた想い』 ‐‐ これは私の小さい頃の話。 私は泣かない子供だった。 お母さんが物心付く前にいなくなっちゃって、 幼かった私は「どうして自分だけお母さんがいないの?」と嘆いていたのを記憶している。 学校には馴染めなかった。 この子たちにはお母さんがいる。家に帰ると「おかえり」と言ってくれる人がいる。 そう思うと、私はなんだか自分が異端の人間に思えた。 実際、私は異端だったのだろう。 目には見えない壁がいつもあった。 私が作り上げた、他者と私を隔てる壁。 私がその街に来たのはお父さんとあるアニメのショーを見に来たためだと思う。 テレビで放映されてる、魔法使いの少女が悪い奴をやっつ...
  • 春雷や、僕らは長く夢を見る(後編)
    「うーん、お父さんに聞いてみよ」 「あ、それはいいアイディアかもね」  こなたの父そうじろうは小説家なので、大抵は家にいる、トテトテと小さな歩幅で父を呼びに行くこなたの背中をかがみは見送った。  なんとなく待ち時間にPCでssを眺めてみると、甘甘なssが存外多い事に気づく。むしろ犬井部長のように、起承転結を気にしてキチンと物語の書式に従って書いている方が少ないのではないか、と思うほどだ。  こなたがおじさんを連れて戻ってきた。 「おー、まさかこなたが小説を書こうとするなんてなあ」  と言いながらやってきたおじさんはどこか嬉しそうだった。やはり自分の領域に娘が興味を持つと嬉しいのだろう。 「小説じゃなくてssだよ、お父さん」 「まあでも、類似品じゃあないか。どれどれ、これがこなたの書いたssか……ぶはっ!」  おじさんは耐え切れずに息を噴き出して言った。 「こ れ は ひ...
  • こなかがスレSS保管庫・あらすじ一覧(1~5スレ目)
    こなかがスレSS保管庫・あらすじ一覧(1~5スレ目) ———————————————————————————————————————— 題名  作者名 投稿されたスレ  あらすじと設定(舞台、状況、関係、視点など)  前作→(本作)→続編(または派生作品) ※あらすじという名目上、極力控えめにしてはいますが、ネタバレになる事はあります。 ———————————————————————————————————————— 作者別保管庫(1スレ目) かが×こな前編   1-63氏 1スレ目  鬱要素/救済あり。かがみの目の前で事故に合ってしまうこなた。こなたを失って、かがみが彼女に対する気持ちを自覚したその時、(…キタコレ)という言葉が頭に響く。二人の甘いひととき。  (本作)→「かが×こな後編」 かが×こな後編   1-63氏 1スレ目  鬱要素...
  • こなかがスレSS保管庫・あらすじ一覧(小なた・バラエティ編)
    こなかがスレSS保管庫・あらすじ一覧(小なた・バラエティ編) ———————————————————————————————————————— 題名  作者名 投稿されたスレ  あらすじと設定(舞台、状況、関係、視点など)  前作→(本作)→続編(または派生作品) ※あらすじという名目上、極力控えめにしてはいますが、ネタバレになる事はあります。 ———————————————————————————————————————— 小なた保管庫より 今日の小なた(こなかがBBS)  スレ住人 BBS1スレ目  こなかがBBS小ネタ・SS短編集。  「初心に返ってツンツンかがみん」…寝不足こなたをツンツンして萌えるかがみん。  「風邪引きかがみん」…こなたと一緒に布団に入った所をつかさに見られそうになるかがみ。  「スリスリこなた」…1年ズが見た、犬と...
  • 今日の小なた23(こなかがBBS)
    寝言こなた かが「(ガチャッ・・バタン!)ふぅ・・ただいまー、と。 早めに授業が終わっても、結構疲れるわねぇ・・     通学時間自体は大して変わってないのに、何故か電車が長く感じるし・・大学の90分授業ってのも長いんだよなぁ・・早く慣れないとね」 みな「え? かがみ先輩・・?」 かが「うわ!? み、みなみちゃん・・? 来てたんだ? ・・ど、どうしたのかな~?」 みな「いえ、その・・ゆたかに呼ばれて会いにきたのですけど・・ここ泉先輩のお宅ですし・・    (かがみ先輩、今普通にこの家にカギ開けて入ってきた? ・・どうやったんだろ・・?)」 かが「えーと、みなみちゃん・・もしかして『今この人、普通にこの家にカギ開けて入ってきたな・・犯罪?』とか思った?」 みな「いえ、そんな事は思っていませんが!?」 かが「別にピッキングじゃないからね? ・・おじさんに合い鍵貰っただけ...
  • 今日の小なた27(こなかがBBS)
    萌え博士こなた こな「かがみ~、来たよ~!」 かが「ありゃ、もう着いたの? 随分早いじゃない?」 こな「今日はチャリで来たのだよ! さぁ、入れておくれー!」 かが「チャリでもこんなに近かったか・・? いつもはもう少し時間かかったような気がー・・     ・・って何だその格好は!」 こな「ふふ~・・かがみ様も大学生になって、世情に疎くなったと見えますナー!     世間は体育の日に賑わっていたと言うのに!」 かが「だからってジャージで来たのかよ・・」 こな「当然、中身は体操服だ!」 かが「中身の問題じゃなくて!」 こな「かがみの要望を受信してみたのさー!     今年は運動会が無くて、かがみもガッカリなんじゃないかとネ!」 かが「アンタにガッカリなのは毎年だけど、そんな要望は送信してないわよ・・」 こな「えー? 誰にとっても体操服は萌えの基本では?」 かが...
  • ダッシュで奪取?!
    「はぁ?!部活対抗リレーに出場する~?!?!」 2月下旬の昼下がり、私の声が教室中に響き渡った。 『ダッシュで奪取?!』 ☆★☆ 受験も終わり、私は無事に第一希望の大学に進む事が出来た。もちろん学部も法学部。 こなたはというと、どこかに合格したらしいが、答えてはくれなかった。 今度はなにを父親と賭けたのかも聞いてみたが、それも今は教えないらしい。 二人の間の秘密ごとを私は嫌ったけど、本人曰く、いつか話すときが来るらしい。 いつになるか分からないと言われていたら追究したけど、来月には明かすというので許すとする。 つかさは無事に料理の専門学校に合格。面接で失敗したって本人は言ってたけど、問題なかったみたい。 ただ、初めて私と進路が変わるし、私の学校とも少し離れているため一緒には暮らせなくなる。 でも、ルームシェアリングということでみ...
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