英語の前置詞とほぼ同じ。後ろに在詞、準名詞をとる。
前置詞の目的語に当たるもの(係詞の後ろに置かれる在詞や準名詞)を係語と呼ぶ。
全部で18個あり、全ての語尾は"l"である。
それぞれに文法的名称がついているが、特に覚える必要はない。
主格 (xal) ~が 具格 nul ~を使って
属格 e / el ~の 共格 vel ~と一緒に
対格 (fol) ~を 奉格 fel ~の為に
与格 sul ~に 奪格 yul ~から
係格 a / al ~の 様格 sal ~として
起格 tol ~から 題格 kol ~について
結格 xol ~まで 同格 nol ~である
処格 til ~で 量格 wel ~ほど
時格 kal ~に 欠格 dol ~なしで

係在用法

係詞は語頭にaを付けることによって名詞を後置修飾するようになる。
但し、属格・係格に付けることはできない。(属格と係格はaを付けずに係在用法で使う。)

係状用法

状態詞を修飾するときは、語頭にeが付き、後置修飾となる。
係在用法のaと同様、属格と係格には付かない。

主格xal

主語(S)を表す。強調や倒置の場合と、主語を欠く関係詞節内以外では省略される。

属格e(el)

所有を表す。
後続語の語頭が母音ならel、それ以外ではeを使う。
この係詞は所有関係のみを表す。それ以外の「~の」は係格係詞a/alを用いて表す。
aを付けずに係在用法として使う。

対格fol

直接目的語(OD)を表す。強調や倒置の場合と、直接目的語を欠く関係詞節内以外では省略される。

与格sul

授受される物品や情報の受け手を表す。
奪格の逆。

係格a(al)

他の係詞で表現できない様々な関係を表す。
後続語の語頭が母音ならal、それ以外ではaを使う。
aを付けずに係在用法として使う。

起格tol

変化や時間や場所の起点を表す。

結格xol

変化の結果や、時間や場所の終点を表す。

処格til

場所を表す。

時格kal

時刻を表す。

具格nul

手段や道具を表す。

共格vel

行為を行う仲間を表す。

奉格fel

「~の為に」の意味。
英語の"for"、アルカの"fiina"、エスペラントの"por"に当たる。

奪格yul

授受される物品や情報の起点・由来を表す。
与格の逆。

様格sal

資格や権利を表すほか、視点(~からして)を表す。

題格kol

「~について」の意味。
議題や文の題名などに使う。

同格nol

係る語と同じものを示す。
名詞に係ることが多い。

量格wel

数では測れないものの量(度量衡など)をとる。
係在用法awelの形で使われることが多い。

欠格dol

英語の"without"と同じ。
名詞節をとることも多い。
最終更新:2013年03月08日 16:27